特急「北斗1号」
(スーサイドトレイン)殺人事件

目次 主な登場人物
第1章 風見ゆう子
第2章 死者の顔
第3章 羽島裕
第4章 二人の男
第5章 過去を探る
第6章 吉岡宏
第7章 北原冴子
第8章 小坂井はるみ

解説 小梛治宣

ISBN978-4-06-275850-5

2007/9/14第1刷
講談社文庫
619円(税引)
332ページ
風見ゆう子
羽島裕
原田修・吉岡宏・山崎信一郎
ゆう子の友人・立花めぐみ
羽島裕の恋人・小坂井はるみ
吉岡宏のかつての女・本橋ユキ
ホステス・北原冴子

清水刑事・本多一課長
北海道警三浦警部
北海道警網走警察署森川刑事・戸田刑事
警視庁初動班宮地警部、中野技官
恋人に裏切られ借金に追われる風見ゆう子は死に場所を求めて北海道へ向かった。
特急「北斗1号」で、彼女は見知らぬ男から3日間旅に同行して欲しいと100万円を渡される。
そして身に降りかかる連続殺人の容疑。北の大地に張り巡らされた巧妙な罠に十津川警部が挑む。
美しさと哀しみが滲む傑作推理小説。
(裏表紙文参照)
テレビ朝日系西村京太郎トラベルミステリー(十津川警部役、三橋達也さん)シリーズ第26作、特急「おおぞら」殺人事件、原作。初回放送、1994年10月8日
題名の「特急北斗1号」をスーサイドトレインと読ませています。スーサイドとは「自殺」という意味で、 直訳すると、自殺行き列車となるのでしょう。
又、特記すべきは、この事件は、テレビ朝日系の土曜ワイド西村京太郎サスペンスの第44回 特急「スーパー北斗1号」殺人事件の原作として放映されました。
題名でもスーサイドという言葉が表れているのと、巻末の解説でも書いてあるように、ある意味において、この事件での 主人公は、風見ゆう子という事になるようです。
その役にドラマでは、大河内奈々子さんが演じています。
大河内さんと言えば、かつての昼ドラで「牡丹と薔薇」で牡丹役を演じていた様に、ちょっと気持ちの弱そうな役が多いのが 印象で、
このドラマ役にぴったりの女優さんでした。ふと助けてあげたくなる気がしちゃいますね 笑。
ネタばらしになってしまうかもしれませんが、テレビの方と原作のとは、違う結末になってます。
インパクトとしては、原作の方があるかもしれませんが、どちらが好みですか?私は・・・・・。

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) 自殺しに向かう女に、仕掛けられた罠とは