ここからはホテルについて考えてみます。

　　イタリアのホテル　　

イタリアには超デラックスホテルやツアー客が利用する比較的大きなホテル、客室が数十のプチホテル、格安のホテルなどたくさんのタイプが揃っています。

すべての部屋が同じ間取りになっているアメリカンスタイルのホテルもありますが、古い建物を使ったヨーロピアンスタイル（部屋ごとに眺めも間取りも違う。）のホテルが多いようです。
大きな観光地では、数日間の滞在でも借りることのできるアパートがあり、郊外ではアグリツーリズモという農家の提供する宿もあります。
宿泊の予約は、日本の旅行会社に頼むか、自分で直接手配する方法などが考えられます。

　　ホテル選びのコツ　

個人旅行者にとってホテル選びは結構重要です。というのも、外を歩いているときは盗難などに警戒しなけらばならないので、ホテルでくつろぐのが唯一のリラックスタイムと言えるからです。
ホテルの善し悪しによっては、旅全体の印象さえも変わってくるような気がします。

宿泊料金だけで宿泊先を選んでしまうと、設備や雰囲気などで不満を残す結果になりかねません。
例えば、エレベーターがない（ベルボーイがいない小規模なホテルでは自分で荷物を運ばなければならないかも）、バスタブがない（お風呂に入って疲れをとろうと入浴剤まで持参した場合、最悪）、ロビーに団体客が溢れていて落ち着かない…など。
　

それからもう１つ気を付けたいことは、自分の行動範囲を考慮することです。
宿泊先と見学したい場所が離れていると、移動の時間や費用もかかるので、ある程度行きたい所が決まってからホテルを選ぶと便利です。買い物で荷物が増えたら一旦ホテルに戻ったり、時には公衆トイレ替わりにも使えます。

と言っても街の中心のホテルだけを勧めているのではありません。列車の移動があるので駅の近くに泊まりたい、スーパーがすぐそばにあるので買い出しに便利、多少歩いてもいいから眺めの良い部屋を（これは私のヴェネツィアの場合）…など、自分なりの利便性を考えるのも一つの方法だと思います。
　

数あるホテルの中でどこに泊まるかを決めるヒントになるのが本やインターネットです。
本についてはガイドブックだけでなく、旅行記にホテルの情報の載っているものもあります。それからインターネットでは多くのホテルの所在地や設備を知ることができます。泊まった人の感想を読んだり、写真で雰囲気を見たりするのもかなり参考になると思います。

個人旅行でホテル付きのタイプを検討される方は、これらをチェックした上でどの個人旅行を選ぶか決めてはいかがでしょうか。また、手配旅行の場合も旅行会社任せにするのではなく、事前に候補を絞っておきたいものです。

ちなみに私は料金やセキュリティを考えて、３ツ星のプチホテルから選びました。部屋数が少ないので、アットホームなホテルが多かったです。

　　ホテル選びに役立つサイト　

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