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撮影日記

第92回二科展

4/20(金)
エイプリルフール?


正式な文書は届いていませんが、第55回二科会写真部展で入選が内定したようです。

「少し遅めのエイプリルフールだよ」なんてこと、ないですよね・・・。



4/26(木)
オレンジ色の封筒


二科会から速達(入選内定通知)が届きました。

待てど暮らせど書類が届かないので、本当に大丈夫なのだろうかと不安でした。



5/16(水)
写真を郵送


先週、2次審査用のマットパネルの作製を依頼すべく、東京のフレームマンに写真を送りました。

6月中に審査結果が出る予定です。



6/26(火)
入選通知


二科会から正式な通知が届きました。

入選内定を知ったのは4月20日(金)だったので、2次審査(全紙パネル張り)を経て正式な通知が届くまでに2ヶ月かかりました。



入選したのは…

画題:ギンイロテナガザル



被写体は、東山動物園の猿舎に棲んでいる、学名「ワウワウテナガザル」。

「ワウワウ」という鳴き声から、この名がつきました。

体毛が銀色(灰色)であることから、別名「ギンイロテナガザル」「ハイイロテナガザル」とも呼ばれています。



画題は、悩んだ末に、この猿の別名「ギンイロテナガザル」を使いました。

「ワウワウテナガザル」では分かりにくいし、「ハイイロ」よりも「ギンイロ」の方が響きが綺麗だと感じました。



写真はハイキー調で、地味な雰囲気。

華やかさはありません。

東京と名古屋で展示していただけるので、お近くの方はご覧下さい。





************************* 東京展 **************************



第92回 「二科展」


2007年9月5日(水)〜17日(月) 9/11(火)休館日

午前10時〜午後6時
最終日は午後2時終了

六本木 「国立新美術館」




************************** 名古屋展 ***********************



2007年10月2日(火)〜14日(日)

愛知県美術館ギャラリー





8/2(木)
授賞式の連絡


二科展の授賞式等の日程を知らせる郵便物が届きました。

書類によると、授賞式と懇親会が予定されているようです。



動物園でご一緒させていただいている方達(入選経験者:4名)は、どなたも過去に授賞式に出席していません。

シルバー世代の方は、皆さん、あっさりしており、今年入選した方達も、出席しない予定だそうです。



私はと言うと・・・

今後、入選するとは限らないので、見学できるものは、今のうちに見学しておこうと思います。



授賞式には、約1,000人程、出席するそうなので、その他、大勢の中で埋もれつつ、見学することができそうです。



懇親会。

知り合いが殆どいない場合は、ひとり「ぽつねん・・・」としているしかないのでしょうか。

寂しいような気もします。



8/2(木)
ホテルの予約


授賞式が行われる「東京プリンスホテル」がある浜松町駅、近辺で、ホテルを探しました。

9月7日の授賞式に出席し、8日に国立新美術館へ出掛けようと思います。



二科展は、今年から、黒川紀章さん設計の国立新美術館で行われます。

どんな美術館なのか興味があるので、一泊することにしました。



安いホテル。

安いホテル。

そう唱えながら、ホテルを探しました。



2人以上で泊まれば、それなりにお値打ちな宿もあるようですが、1人でとなると、難しいのが現状です。

安いと思われるホテルでも、私の感覚ではお値打ち感がありません。

東京は本当に物価が高いと感じます。



8/13(月)
出欠ハガキ


授賞式の出欠ハガキを出しました。

何かの拍子に、急きょ欠席ということがあるかもしれないと思いつつ、参加費も払い込みました。



8/18(土)
招待券


国立新美術館(六本木・東京展)へ入場できる招待券を、 K 先生からいただきました。

出品者は東京展期間中、自由に入場できる「出品者章」を配布されているので、入場券は必要ありませんが、『記念に』とのことです。



私の周りは、授賞式に出席しない方が殆どですが、東京展へは、ご夫婦で出掛けられます。

そういった場合に、「招待券」は有りがたいものです。

残念ながら私は一人ですが、家族連れで上京すると思っていただけたのでしょうか。



地方の一般応募者は、東京展の招待券を入手することが困難なので、いい記念になります。



8/18(土)
ガイドブック


東京のガイドブックを探しに、書店へ足を運びました。



東京タワーと六本木ヒルズが見たい。
   ↑
どう考えても「おのぼりさん」としか言えない発想です。



あちこち歩いている暇が無さそうなので、東京プリンスホテル(浜松町)と「国立新美術館」(六本木)に近い場所を考えました。

不思議な事に、東京タワーは以前に近くまで行った事があるにもかかわらず、見た記憶がありません。



ある程度詳しい地図が載っているものを探したのですが、残念ながら、気に入ったものが見当たりませんでした。



8/20(月)
ネットで入手


ガイドブックを買うのを諦め、ネットで地図を探しました。

地下鉄の駅や乗り継ぐべき路線名なども合わせて、検索。

あちこち歩いている暇はなさそうなので、これで充分なのかもしれません。



六本木と浜松町、正直言って、地方の者には、位置関係がよく分かりません。

迷子になって泣いている自分が目に浮かびます。



8/20(月)
新幹線は速い


名古屋、京都間の新幹線は利用するものの、名古屋、東京間の新幹線に乗るのは久しぶりです。

いったい、どのくらい時間がかかるものなのか。

2時間半くらいかなあ・・・と予想しつつ調べてみると、実際は約2時間。



乗って2時間で着いてしまうなんて、速い。

名古屋市内をバスと地下鉄で移動する際、平気で1時間半かかることがあるので、それと比較すると雲泥の差です。



乗車予定は、ひかり362号(名古屋:8時13分発)品川下車、JR京浜東北線へ乗り換え、浜松町駅着、10時18分。



以前、東京のとある駅(東京駅か新宿駅?どの駅だったかすら、記憶がありません)で迷子になり、半ベソをかいた記憶があるので、品川駅は大丈夫だろうかと思います。

JR京浜東北線、大宮方面へ向かうホームが無事、みつかるでしょうか。

いつもの事ですが、一人きりで電車を乗り換えるのは不安です。



8/27(月)
マスコミ発表は、いつ?


新聞社等へのマスコミ発表はいつなのでしょうか。

毎日、新聞を見まわしていますが、掲載されているようには見えません。



6月下旬に届いた書類に、

「新聞社等マスコミはじめ公的機関への公表は、絵画部・彫刻部・デザイン部と統一し、慣例により二科展開催直前に行います」と、あります。



二科展開催まで、あと10日しかありません。



8/29(水)
出品者総会の案内


名古屋二科会運営委員会からハガキが届きました。

出品者全員による会合を開くそうです。

9月14日(金)午後7〜9時。場所は愛知芸術文化センター。



午後7〜9時・・・

働いている方達が出席しやすいようにという配慮なのでしょうが、交通の便が悪い地域に住んでいると、帰りにくい時間帯です。



9/3(月)
そろそろ載せてもいいのでしょうか?


マスコミ発表(新聞発表?)は、いつ?と思いつつ、二科展開催の2日前になってしまいました。

そろそろ、二科の話題を載せてもいいのでしょうか。

そう思いつつ、撮影日記をUPします。



9/4(火)
本当に直前でした


明日から東京展が始まります。

今朝、新聞の19面に「第92回二科展初入選者」の文字を見つけました。

「開催直前に新聞社等マスコミはじめ公的機関への公表する」の「直前」とは、二科展開催、前日ということだったようです。



9/4(火)
台風?


台風が日本に近づいています。

上陸するのは、6日か7日?

上京予定の7日に台風が来て、新幹線が止まるのだけは、困ります。



新幹線のチケットは、6日購入予定。

覚悟を決めて買うべきか、買わざるべきか迷います。



9/7(金)
台風上陸


台風のために名古屋駅で止まっていた新幹線が午前8時40分ごろ、動き出しました。



品川駅に近づいた頃、「東京都内へお急ぎの方は、品川で下車してください」とのアナウンスが流れ、急きょ品川で降りることになりました。

東京駅から地下鉄で乃木坂(国立新美術館)へ移動する予定をたてていたため、移動経路が分かりません。



品川駅の駅員さん(若い女性)に尋ねてみると、「分かりません」という答えが返ってきてしまいました。

他の駅員さんに尋ねると、「渋谷で降りて、地下鉄を乗り継いでください」という答えでした。



渋谷で下車後、分かったことですが、実際には、もう一駅分、山手線に乗って、原宿で下車し、明治神宮前駅から地下鉄に乗るのがベストでした。



結局、山手線に二度乗らなければならなくなったため、品川から乃木坂への移動に時間を費やしてしまいました。



乗り換えは、駅員さんに聞けば分かると思っていましたが、東京は例外のようです。

自分が普段利用する路線しか分からないほど、東京の地下鉄は複雑だということでしょうか。



9/7(金)
ジプシー


8日(土)、午前0時頃。

浜松町の某ホテルにて、騒音(モーターのような音)が気になって眠れないため、フロントに電話しました。



部屋替えのため、荷物をまとめ、転々とすること4回。

何度移動しても音がします。



その度に、フロントへ電話。

荷物を持って移動。

その繰り返しです。



結局、最初の部屋の上下階へ移動すると、全てダメ。

左右に移動して、やっと音が止みました。



若いフロントマンの方は、申し訳なさそうな表情でしたが、あなたのせいではありません。



9/8(土)
色鮮やか


7日(金)、8日(土)と国立新美術館で二科展を観てきました。

ひとことで言って、色鮮やか。

そうとしか表現できない私は、単なる、語彙貧困です。



私の写真は非常に地味なため、場違いな印象でした。

1,300枚ほどの写真を一枚一枚観るのは大変で、順番に頭をかすめて消えていってしまった感じがします。



念入りに観たいと思っていた動物写真は、7日と8日、二日間かけて観てきました。

動物の中では、鳥の写真が多い印象です。



9/14(金)
名古屋展、出品者総会


午後7時から行われた、名古屋展、出品者総会に出席しました。

絵画部・彫刻部・デザイン部・写真部が集まっての会合なのですが、おおざっぱに言って、絵画部の総会に出席しているような印象です。

写真部には55年の歴史がありますが、92年続いている絵画部よりも若いということでしょうか。



9/20(木)
感謝


二科展の招待券を職場へ持って行きました。



「よかったね。よかったね。観に行くから」

職場には、自分のことのように喜んでくれる人がいます。(ちなみに女性です)

その言葉が聞けるだけで幸せだと思います。



カメラを持った日から、私は多くの人々に支えられて写真を撮っています。



東山動物園のアマチュアカメラマンの皆さん。

何のみかえりも無いのに、写真について教えてくださる方々。

ご指導いただいている先生。



皆さんに感謝しています。



9/27(木)
続・職場にて


二科展で入選したことが、職員に伝わりました。

公表するほどのことでもないように思いますが、管理職が話したそうです。



招待券のお礼にお菓子をいただいたり、「入選されたそうですね。おめでとうございます」と言っていただけたり。



そういったことが、何よりも嬉しいと感じます。



10/2(火)
名古屋展が始まりました


1時間ほど、写真を観てきました。

動物写真は、ある程度、記憶に残っていますが、「観た記憶すら無い」写真が多いこと多いこと。

私にはメモリー(記憶)が無いのかもしれません。



飾られているのは、受賞作品と、この地方の会員・会友・一般作家の作品だとばかり思っていましたが、今回やっと、全国の会員の作品が飾られていることに気づきました。



10/3(水)
途中下車


愛知県美術館へ再度、足を運びました。

自宅から東山動物園へ向かう途中に美術館があるので、地下鉄を降りるだけ。

入選者にはフリーパスが与えられているため、気軽に入場することが出来ます。



この写真はどうやって撮るの?

何をどうすると、こういった発色になるの?

ふつふつと湧いてくる疑問。



ネイチャー系やモノクロは、何の知識もないため、特にそう思います。

教えてくださる方が傍にいれば、お願いしたくなります。



頭の中に残っていない写真も多いので、金曜日に、また観に行こうと思います。



10/6(土)
哀愁


「哀愁が漂っている」 「物思いにふけっている」「物憂げに遠くを見つめている」

「ギンイロテナガザル」は、観ていただいた方々に、そういう印象を与えるようです。



10/6(土)
作品解説


写真教室が終了した後、愛知県美術館に移動して、K 先生に作品解説をしていただきました。

解説していただいたのは、受賞作品と教室から入選した写真5枚。

二科展の解説をしていただいたのは、初めてです。



10/6(土)
説明をお願いしました


キャノン賞を受賞している作品(動物写真)について、知りたいことがあったので、たまたまその場にいらっしゃった、愛知支部の会員、A先生に解説をお願いしました。


ただ単に「節操がない」性格とも言えますが、「分からないから、教えていただけないでしょうか」と言うことに、何の躊躇もありません。



私には先生のお名前と顔が分かりますが、先生は、「誰?この人?」状態でした。

実際は何度か面識があり、お話を美術館で聞かせていただいたこともあるのですが、先生の記憶に残っているはずはありません。



知りたかったのは、露出について。

平気で説明をお願いする方も、する方です。



10/9(火)
先入観


「ギンイロテナガザル」を観ていただいた知人から、様々な感想が寄せられています。

感想を聞かせていただけることは、ありがたいことです。



撮影環境等が分かっているため、撮影者本人には思い込みや先入観があります。

自由な発想で、自分の作品を見ることができない場合も多くあります。



私にしてみれば、カラフルな写真の中に埋もれた、地味で地味で仕方のない写真。

人様の目にどう映るのか、予測できないようなところがあります。



10/10(水)
応募作品の返却


二科会から、応募作品(四つ切)が返却されました。

返却予定が10月なので、そろそろかなと思っていたところです。

入選作には、タグのようなものが付けられて、返ってきました。



10/12(金)
イメージ


私は、どんな写真を撮る人なのでしょうか。



動物たちが見せる、穏やかで、愛らしい表情。

親子の愛情。

そういったものが撮りたくても、金網が光ったり背景に影が出て、撮れない場合がほとんどです。

「今、撮れたらいいのに」と思うことは日常茶飯事。



−−−−−−−−−−−−


<知人からいただいたメール>


★ 今までの動物の写真はほのぼのとして暖かい感じでしたが、今回のものは傾向が変わっていました。

(私の写真をご覧になったことがある方。)


★ ○○さん(私)の作品のイメージを抱いて二科展を観に行きましたが、それとはかなり異なっていました。

(初めて私の写真をご覧になった方)


−−−−−−−−−−−−



「こんな感じの写真を撮りそう」というイメージが、ご覧になる方にはあるのでしょうね。

私は人にどんな印象を与えているのでしょうか。



10/14(日)
名古屋展、最終日


通算で12日間、開催された名古屋展に、結局、6回足を運びました。



たいていは、朝一番(10:00)に入場し、1時間ほど写真部だけを観て、動物園通いの日々。

それが日課になっていました。



今日は、最終日。

午後から愛知県美術館へ出掛け、3時間ほどかけて、ゆっくり二科展を観てきました。

相変わらず、じっくり眺めていたのは写真です。

それでも、絵画やデザインも観ようと閉館間際に思い始め、急ぎ足で各部屋を回りました。



今日、初めて気づきました。

デザイン部、好きかも。



こういうの、いいなあと思いながら観ていました。

面白そう。

写真を止めて、デザインに転向しちゃいましょうか・・・。



無理、無理。



10/14(日)
作品の梱包


夕方、5時を回ったころから、写真の撤収作業にとり掛かりました。

作業時間は約1時間。



名古屋降ろしの作品は各自が持ち帰り、それ以外は、輸送用の大きな箱に選別して詰め込みます。



名古屋で展示されなかった作品が箱詰めされたままになっている?のを発見し、まじまじと見入ってしまいました。



10/15(月)
発色


発色が全く違う。

入選内定をいただいた四つ切と、パネル張りの作品を家で見比べてみました。



四つ切は、コダックの印画紙。

パネル張りは、多分、コニカミノルタの印画紙。



(パネルを分解するわけにいきませんが、プリント製作業者さんの名前から、残り少ない?コニカミノルタの印画紙ではないかと思います。)



私の個人的な感覚では、コニカミノルタは、地味めな発色。


派手な作品の中に置かれていたときは、「地味だなあ」くらいにしか思えませんでしたが、これはこれで、味があっていいのかもしれません。


発色にせよ、作品のカットにせよ、異なるパターンを同時に見比べてみなければ、その違いは分かりづらいものです。



10/18(木)
さまざまな見方


二科展をご覧になった方と動物園で話をしました。

ものの見方は、人それぞれ。

作品のイメージを表現する言葉もさまざまだと思います。



写真を撮っていらっしゃる方、そうでない方。

今回、色々なお話を聞かせていただきました。

それによって、普段できない勉強をすることが出来ました。



10/30(火)
所感


入選内定が出てから、この半年の間に、いろいろなことがありました。



思い切って東京へ出掛けなければ、何も知らず、何も気づかずに終わってしまったであろうこと。

名古屋展を見ていただいた方々から教えていただいたこと。



他の公募展や雑誌のコンテストでは経験できないことを、経験することができました。

お世話になった皆様、本当にありがとうございました。



次回の募集まで、残すところ4ヶ月。

結果は別として、今の自分に出来ることは、出来る限りしておきたいと思います。



11/20(火)
幽霊の掛け軸


東山動物園の専属カメラマンのM氏は、ギンイロテナガザルに「霊的なものを感じ」「幽霊の掛け軸」のように見えるのだとか。

それって、褒めているの?

奇抜な表現だと思います。

M氏いはく、「あの写真は地味だからいい」のだとか。

改めて、写真の感じ方は人それぞれ。表現の仕方もまちまちだと思います。



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