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2011年5〜6月 次へ
撮影日記
2011/3・4
3/2(水)
バッファロー
撮影に向かない晴天でした。
今日は北園をひと回りしましたが、途中で、バッファローのボス(オス)がいないことに気づきました。
どう考えても、群れの中にオスがいるようには見えません。
「私の目が悪いのか?」と一瞬、思いました。
残念ですが、やはり、群れの中に、ボスはいないようです。
バッファローは、毛が生え変わりきれいになっていました。
― 後日談 3/25(木)―
綺麗過ぎて、見分けがつかない?
これは、あの、ボス?
毛並みが良過ぎて、同じ個体に見えません。
ボスに見えるような、見えないような。
違う気もするし、同一個体のような気もします。
どっち?
「カメラマンとして目が悪い」ということでしょうか。
3/2(水)
厳しい
東山動物園での撮影は、更に厳しさを増しています。
今年の課題は、何も撮れない日に「どうやって自分を納得させるか」ということのようです。
3/6(日)
せめて曇りに
曇りの予報が出ていたので、動物園に出かけました。
ところが・・・
良い天気。
どこが曇りでしょうか。
一時的な曇り空を頼りに、目標としていた動物を撮りました。
現在の動物園に、「次回、また撮ればいい」は、ないのかもしれません。
3/8(火)
二科、作品受領証
二科会から、作品受領証が届きました。
5077番でした。
3/8(火)
ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト
たまたま見つけた「ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト」のHPを見ました。
「NATIONAL GEOGRAPHIC」主催のコンテストだそうです。
2010年受賞者の写真を拝見すると、作者の若さが目立ちます。
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<ナショナル ジオグラフィック協会>
地球上の「冒険」と「発見」を支え、世界に伝えてきた協会。
「地理知識の普及と増進」を目的に、1888年1月設立。(非営利団体)
同年、「ナショナルジオグラフィック」創刊。
「NATIONAL GEOGRAPHIC」は、「地球と人をより広く、より深く知りたい」という知的好奇心を満足させるビジュアル雑誌。
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募集テーマに、「Nature(自然・動物)」… "たとえば、雄大な自然、動植物の素顔"とあります。
自然の中で生きる動物ということでしょうか。
動物園の動物も、地球で生きる生き物に変わりはないのでしょうが、過去の入賞作の中にそういったものは見当たりません。
「NATIONAL GEOGRAPHIC」誌を意識しすぎる必要は、ないのでしょうか。
3/8(火)
キタムラフォトコンテスト
久しぶりにカメラのキタムラのHPを見ました。
「カメラのキタムラフォトコンテスト 2010 秋冬」の締切りが3月15日となっていました。
飛び入り参加ですが、急きょ、応募用紙を作成しました。
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<腕自慢部門 テーマ:自由>
いとし子
Kiss
ミミズク
凝視
北限の漁師
学舎は雪の中
雪のダウンタウン
いつの写真でしょうか。
使いまわしです。
まず、間違えなく、撃沈!
手元に四つ切しかないため、応募規定により、腕自慢部門への参加です。
3/11(金)
寒さ、それとも花粉症?
鼻がいつもと違う。
動物園にいて、「花粉症」かもしれないと思いました。
じっとしていると体が冷える気温です。
鼻の異常は、寒さのせいかもしれません。
花粉が大量に飛散しているので、体に良くありません。
3/11(金)
震度4
名古屋市営地下鉄の駅構内で、振幅の広い揺れを感じました。
「地上はどうなっているの」
「気持ちが悪い揺れ方」と感じつつ動物園から帰宅しましたが、テレビの報道は、予想を超えていました。
3/17(木)
やる気もなく
東北、関東地方の報道を耳にする毎日。
写真を撮りたくない。
何もしたくない。
「元気に写真を撮ろう」と思えない人が増えると、それだけ日本経済に負の影響を与えます。
交通費を使わない。
外出先にお金を落とさない。
写真を焼かない。
歩こうとしないから、果ては、不健康。
津波
余震
原子力発電所の報道
心理的な影響を受けない方がおかしいのでしょうが、私の心の弱さは、なんなのでしょう。
家の中でじっとしているのは、あらゆる意味で良くないことです。
3/20(日)
JPS、落選決定
JPSのHPで発表されている、入選者一覧を見ました。
入選入賞者の都道府県名が載っています。
それを見ると、東北や北海道から入選された方は、ほとんどいらっしゃいませんでした。
かなり、偏っています。
3/20(日)
JPS落選を受けて
簡単に入選するわけないよね。
そう思いつつ、応募した以上、少しは期待するのが人情です。
落選を目の当たりにすると「自分は甘い」「写真をなめている」と感じます。
何をしているのやら。
入選したとき、それが貴重な体験だと気づきません。
「そう甘くはない」
そんなことを教えてくれる、選外発表でした。
3/30(水)
花粉の飛散が気になる
今年は、例年の2〜10倍、花粉が飛散しているそうです。
いつ花粉症デビューしてもおかしくない私は、外出を控えるべきでしょうね。
暇をもてあまし気味です。
3/31(木)
入場券が紙くずに
3月末日まで有効の「モンキーセンター入場券」を無駄にしてしまいました。
モンキーフォトコンテストが賞品として配布した入場券ですが、有効期限は5ヶ月間ほどでした。
4/1(金)
東松照明
先回、観ずに終わってしまった、「東松照明」さんの写真展。
今回は、名古屋市美術館で展示されます。
前売り券を買おうと思います。
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< 写真家・東松照明 全仕事 >
2011年4月23日(土)〜6月12日(日)
名古屋市美術館
4/5(火)
帽子
撮影用の帽子が完成しました。
夏ごろから考案していた「サンバイザー」に手を加えた帽子です。
今までかかったの?
何ヶ月?
帽子を被っていたら、顔の見分けがつきません。
銀行強盗と間違われそう。
格好が悪くて、他人のふりをされそうです。
4/7(木)
桜、満開。散りゆく命
東山動物園の桜は満開です。
春の暖かさで、見ごろをむかえた桜は「はらはら」と散り始めています。
過ごしやすい季節をむかえたはずなのに、動物の命がまた、散ってしまいました。
ホロホロ鳥
昨年、被写体になってくれていた鳥です。
撮れる時に撮っておかないと、こういうことになってしまいます。
生き物の命は永遠ではありません。
これで3羽全てが、いなくなってしまいました。
4/7(木)
前売り券だと思ったら
チケットショップ(金券等を割引販売している店舗)で「写真家・東松照明 全仕事」の入場券を買いました。
前売り券900円を、480円販売。
そうなのだろうと思ってしまいました。
購入後、よく見たら「招待券」の文字が・・・。
いくらで買い取った、「招待券」でしょうか。
4/15(金)
目立つ?
自作のサンバイザーを被ってみました。
かなり目立つようです。
「スナップでその恰好だったら、目立ちますよ」
動物園で、そんな反応が返ってきました。
4/15(金)
桜の花びら
桜の花びらを動物たちが食べています。
古代池に降り注いだ花びらをついばむ鳥たち。
檻の中に舞い降りた花びらを拾う猿。
花吹雪の中、桜とは無縁の写真を撮っています。
4/20(水)
東松照明・紙面での紹介
中日新聞に、「写真家・東松照明 全仕事」の紹介が載りました。
表現する内容が異なる写真が何枚か掲載されています。
ひと言で表現すれば、「驚き」
東松さんを全く知らない私は、「昭和30年〜40年代風の写真」を撮っていらっしゃる方だと思い込んでいました。
『波照間島』(1971年)
『宮古島』 (1979年)
私にとっての東松さんの印象は、この写真と重なります。
時代を遡って、『皮肉な誕生』(1950年)
スタジオ写真でしょうが、当時を知らない私にとっては、目新しい写真です。
『ゴールデンマッシュルーム』(1990〜92年)
『懐中時計と金属片』(1985/2005年)
色の美しい写真です。
一人の人間が、異なった表現をしています。
人並みはずれた努力と能力、苦労の結果なのだろうと思います。
4/23(土)
気が済むまで向き合う
「写真家・東松照明 全仕事」を見てきました。
東松さんは「拘りが強い人」だと思います。
現地に根を下ろして撮った、スナップ写真群。
沖縄、長崎、アジアなど。
時間をかけて撮ったものであろうと感じます。
これだけでも素晴らしいことですが、それらは、想像できる範囲です。
写真展全体を見て、私が目を見張ったのは、『砂浜「プラスチックス」』・『キャラクターP終の住処』でした。
< 砂浜「プラスチックス」 >
砂浜に打ち上げられた、「ゴミ」をアンダー気味に焼いた40枚ほどの写真群。
大雑把に言えば、どれもこれも同じ。
細かくみれば、全て写りこんでいるものが違います。
< キャラクター・P終の住処 沖縄・宮古島 1998年 >
色とプラスチックの部品の組み合わせを替え、とことん撮った写真60枚ほど。
砂浜「プラスチックス」もそうですが、よくこれだけ一見、同じに見えるものばかり、集中して撮れるものです。
「拘り」そんな言葉が頭に浮かびます。
「写真人生の集大成」とはいえ、一人の人間が、これだけ視点や表現を変えつつ、よく撮り続けられるものだと思います。
凡人に、多種多様な表現は、できません。
一度、撮り方が固まってしまうと、頭の中をリセットすることは困難です。
強い拘りを持つ。
妥協しない。
自分の目を別の方向へ向け、更に努力することができる。
負けない。
能力のある人にしかできないことです。
― 後日談 5/7(土)―
キャラクター・P終の住処 沖縄・宮古島 1998年
地元紙に、「東松照明全仕事」の紹介記事が連載されています。
本日は、その5回目。
「キャラクター・P終の住処」についての記事です。
こんな作業をしているのではないかと想像しつつ観ていた作品ですが、作画工程が分かりました。
「コンピュータの基盤」だろうと想像していた部品は、「廃棄された電化製品から抜き取ったコンピュータ・チップ」だそうです。
背景は、やはり、海辺の廃屋や廃船でした。
対象そのものを自ら作って撮影する方法は、「メイキング・フォトグラフィー」と呼ばれ、記事によれば、現代の写真表現の有効な方法のひとつだそうです。
4/25(月)
マニアックすぎて
職場に、「写真家・東松照明 全仕事」のポスターが貼られています。
「招待券2枚あり。希望者は名前を記入してください。4月28日締め切り」とあります。
時間が経過しても、希望者は現れません。
私は対象外ですが、管理職に「希望者がいなければ、譲っていただけないでしょうか」とお願いしてみました。
なんでも話してみるものです。
「名前を書いておいて下さい」という答えが返ってきました。
4/27(水)
A4サイズの印画紙
コダックフォトコンテスト事務局(東京)に、A4での応募が可能か聞いてみました。
本来、印画紙にA4というサイズはないそうです。
プリント店のA4には、「印画紙をA4サイズにカットしたもの」と「印画紙ではないA4」があるとのことでした。
コダックフォトコンテストの、作品部門は、「印画紙であるA4サイズ」なら、応募可能だそうです。
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