台北市内にはいくつかの夜市があって、それぞれに特色があるようなのだが、とにかく規模が最大で一番有名なのが士林夜市。
丸林魯肉飯で夕飯を食べてからMRT圓山駅に戻り、一駅だけ乗って劍潭駅で下車するともうそこは夜市!
(劍潭駅のさらに一駅先に「士林」という駅があるが、最寄り駅はそちらではないので要注意)
まずは両側にいろいろな店が立ち並ぶ大東路へ。路上はかなりの混雑ぶり(左上写真)。
観光客だけではなく、意外に地元の人もたくさん来ているような印象を受けた。ハナキン(死語)だったから?
もっと縁日みたいな感じなのかと思っていたが、むしろアメ横っぽいイメージだった。バッタもんの店が多いし。
女王様6号がガイドブックで目を付けていた飴かけプチトマト串(右上写真)の屋台を見つけたので早速チャレンジ。
味的に絶対ハズレようのないイチゴ串もあったけど、やはりここはあえてプチトマトなのだ。
若干覚悟しつつ食べたが、トマトの酸味+はさまれているプラムの甘酸っぱさ+飴の甘さが不思議なハーモニーを奏でていると言いましょうか。
全然ノープロブレムでした。1串30元。
通りはかなり長く続いているが、にぎわっている割に日本人観光客のココロを掴むようなものは少ない。しもべ2号が会社にしていく200元のネクタイを購入したくらい。
途中、警察の見回りがあったようで、「警察が来たぞ!」的な声が遠くから伝わってくる(多分)と、路上で許可なく店開きをしていた人々はあっというまに商売道具を片付けてダッシュで台車ごと脇道に撤収していった。
その速さたるや、しもべ2号のビデオの起動も間に合わないくらいでした(笑)。
駅付近まで戻ってきて、今度は屋根のある食べ物屋台エリアへ(左中写真)。「美食広場」というらしい。
さまざまな食べ物の店があって、よくガイドブックやTVでも見かける顔くらいのサイズの巨大フライドチキンの店などは大行列になっていた(ので食べていない)。
他にもゲーセンっぽい一角があったり、広場の前がミニ遊園地になっていたり。
ここでは、怖いもの食べたさで臭豆腐を注文。40元。
臭豆腐は野菜などを発酵させた汁に豆腐を漬け込んで揚げたもので、文字通り臭い。いわゆるトイレ系の臭さ。
臭豆腐を調理しているねーさん(右下写真)がマスクをしているのは衛生上の理由ではなく臭いを防ぐためではないかと思ってしまうほどキッツイ。
王子1号は最初から食べる気ナシ、女王様たちは頑張ってトライしてみたが2、3切れが限度。口に入れて噛みしめると中から汁がジュワッと染み出てきてますます臭うのだ。
小さい店で残すのもなんか気まずいが、仕方ないか…と思ったその時!
「えー臭い? 俺、全然わからないんだけど」としもべ2号が爆弾発言。
ナゼこの臭さがわからないのか?と女王様たちは不思議でならなかったが、これ幸いと残る臭豆腐をすべて平らげてもらってメデタシメデタシ。
海外旅行でしもべ2号がこれほど活躍したことがあったろうか(いや、ない)。
口直しのデザートにレモン愛玉 30元。愛玉はツル植物の種から作られたゼリーで、それ自体には味がないのでシロップなどをかけて食べる。さわやかな酸味とツルッとした喉ごしで美味。
さらに喉が渇いたのでタピオカミルクティー 30元も。太いストローでタピオカごと吸って飲みます。
ミルクティーにタピオカという組み合わせがミスマッチなようで意外にイケる。
結局夜8時~10時ころまで夜市にいたが、大混雑でスリに注意ということを除けば危なそうな雰囲気はなかった。
翌日になってもお腹の方も全員無事だったし。夕飯を食べずに直接夜市に行って、もっとあれこれ食べてみてもよかったかも。
最後に左下写真は、美食広場前のテントで行われていたナゾの施術。ビンの中に火のついたロウソクを入れて耳の上にかざしている模様。
真空状態を作り出すことで耳垢がとれやすくなる…とかなのか???
さすがにコレをやってもらっているのは観光客じゃなくて地元のオジサンだと思うけれど。真相をご存じの方はゼヒご一報ください。
下段は夜市で一行が食べたものです。 |