台湾旅行記 食事編

※ 1元=約3円(2009年4月当時) ※

 ガイドブックに載っているような店にはまず間違いなく日本語メニューまたは日本語のわかる店員が存在するし、味も日本人好み。
 ただ1つの例外、臭豆腐を除いては…。ソレについては観光編(士林夜市)で。ここで取り上げているのは美味しいものばかりです。(^^)

小籠包@鼎泰豊(本店) 【HPはこちら】
 実は1号は以前の中国旅行の際に北京の鼎泰豊でやはり小籠包ランチを食べていた(「GO GO CHINA!」参照)。しかし、発祥の地はココ。 台北市内には数店の鼎泰豊があるが、本店は永康街にあります(右上写真)。とはいえ本店だからといって特別にデカイとかゴージャスということもなく。
 昼食時とあって店の前の歩道まで空席を待つ人々で混み合っている状態。ツアーなので予約は入っていると思うのだが、しばらく待たされてから4階の個室に案内された。 小籠包

 メニューは前菜3種、定番の小籠包(左写真)、数種類の焼売と餃子、酸辣湯、炒飯、餡入り小籠包。北京店とは若干内容が違っていた。
 小籠包は酢醤油につけて刻みショウガと一緒に食べるのだが、店員さんのオススメによれば「醤油スコシ、酢タクサン」にするのが良いとのこと。 刻みショウガもお代わりを持ってきてくれるのでたくさんつけると美味しい。
 グループ分の小籠包がまとめて入っているし、テーブルが狭くて上の蒸籠をさっさと片付けないと下の蒸籠に取りかかれなかったので、みんな割と慌ただしく食べていた。 それでも味には文句なし。王子1号も自分の割り当て分を完食するオイシサ。

 食べ終わると、希望者はガイドさんの案内で厨房を見せてもらうことができた(右下写真)。観光客が厨房に入っちゃって衛生的にはどうなのか?とも思ったが(笑)。 蒸す前の小籠包を持って記念撮影。

 とにかく鼎泰豊は人気店で混んでいるので、ぶらりと入るにはちょっと腰が引けるかも。鼎泰豊でも本店以外はもう少し空いているというウワサもあり。
 今回のツアーはここでの食事を含む1日観光を付けても完全フリーでも値段は同じだったので観光付きで申し込んだけど、参考までに調べたら、鼎泰豊での食事が入ったオプショナルツアーは結構イイ値段でし た。
 また、ガイドブックによれば永康街には他にも小籠包の有名店があるようなので、次にフリーで来たら別の店にもトライしてみたいものです。

鼎泰豊

厨房にて


魯肉飯@丸林魯肉飯
丸林魯肉飯  台湾を代表する庶民料理の1つが魯肉飯肉そぼろなどを煮込んでご飯にかけて食べるというものです。
 この魯肉飯で有名な丸林魯肉飯はお店の形態が自助餐(=セルフサービス)だから注文も簡単そうだし安そうだし…ということで、2日目のツアー終了後に自力で夕飯を食べに行ってみました。

 泊まっていたホテル最寄りのMRT民権西路駅からわずか1駅の圓山駅で下車。駅からはMRTの高架沿いの通りを逆戻りするように進み、民族東路という大通りで左折。 大きい交差点は地下道を使って渡ったりしつつ、圓山駅から徒歩約10分で到着(地理的に民権西路駅と圓山駅の中間あたりにあるので結構歩く)。
 いきなりネオンの「魯」の字が消えていて(左上写真)、庶民的な感じを醸し出していた(?)。

店内

 店内に入ってテーブルを確保し、トレイを持ってさまざまなおかず類が並ぶカウンター(右写真)へ。 テキトーに豚の角煮(午後に故宮博物院で見たから (^^;)、鶏肉の唐揚げ、イカと野菜の炒め物、オムレツっぽいものの小皿をチョイス。 この後に夜市でも飲み食いする予定だったので、4人分としては量少なめに抑えました。 各種小皿料理
 おや、肝心の魯肉飯はどこ?と思いつつ、とりあえずテーブルにつくと、店の人がご飯類・スープ類・飲み物類だけが載ったメニューを持ってきてくれたので、ここで魯肉飯(大)38元、あさりスープ 35元、生オレンジジュース 80元を頼む。 その後で渡された伝票を見ると、おかず類の値段は50元、55元、60元と5元きざみで設定されていた(カウンターには何も書いていなかったと思うので、どれがいくらかは不明)。

 さてお味はというと、「確かに庶民料理」という感じ。家庭料理っぽいというか。魯肉飯も感激するくらい美味しい!というほどではないが、日本人の口にも合って食べやすい味。 おかずは肉類が見た目よりちょっと固かったけど、何せ値段が1人当たり100元もしなかったので、これで十分。
 「この店で夕飯後に士林夜市見物」というオプショナルツアーが5,000円であったけれど、それはどう考えてもボリボリなので、駅から歩くのがイヤでなければ自力で行くのがオススメです。


フカヒレ@頂上魚翅燕窩
 せっかく台湾に来たんだから美味しいフカヒレを食べたい!と事前にあちこちのレストランの口コミ情報を比較して、1号が決定したのがこのお店。
 理由は、他の「お手頃値段で美味しい」というのがウリの店の口コミにはだいたい「期待したほどではなかった」とか「ガイドブックの写真のような大きいフカヒレは出てきません」という声があったのに対し、このお店の味に文句を付けている口コミは見かけなかったから(1号が調べたかぎりでは)。 ただし、もれなく「値段は高いですが」という一言がついてきます。なんたって「頂上」ですよ「頂上」。英語の店名は「GOLDENTOP RESTAURANT」台湾ビール

 3日目のランチをここで食すべくTAIPEI101から移動。MRT忠孝新生駅で降りて新生南路を南下すること数分で到着(右上写真)。 入口にはちゃんと接客係もいたが、店内の装飾は意外に安っぽい。キラキラしすぎのファミレスみたいでした。
 ディナーは要予約らしいが、12時過ぎに着いたときは店内は空いていて、女王様たちはフツーのテーブル席ではなく中央のソファ席に案内された。
 とにかくお値段がお値段なのであれこれ不用意に頼むことはせず、狙い定めていたフカヒレスープ(中)5,580元とあわびチャーハン(大)のみをオーダー。 あわびチャーハンの値段は忘れてしまったが、サービス料込みでトータル8,137元だった。
 さらに、経済的負担を少しでも減らすべく(笑)探し出したVISAカードのクーポン(VISAカードで支払う場合に特典が受けられる)によって、それぞれ台湾ビール(左上写真)かマンゴージュースをタダでゲット。 フカヒレスープ

 そしてお待ちかねのフカヒレスープ(左下写真)が運ばれてくると、思わずテンションがあがってしまう庶民派の女王様たち&しもべ2号。 かなり大きくて肉厚のフカヒレが土鍋?の中でドーンと存在を主張している。口に入れると濃厚な味が広がって激ウマー! 女王様1号はついつい無口になってひたすらフカヒレを堪能したのでした。
 なお、ここのフカヒレスープは若干タイ風味を取り入れているようで、チリソース&パクチーがついてくる。 1号はフカヒレだけを純粋に味わいたかったので使わなかったのだが、メンバーによるとチリソースの辛味で食べるのもなかなかオツらしい。
 あわびチャーハン(右下写真)は、見ての通り、あわびよりも椎茸の方が目立つ一品だったけど、こちらも大変美味しゅうございました。 ラストにはサービスでフルーツも出てきます。

 店内の様子や客層は(少なくともランチタイムは)それほど高級店という雰囲気ではないが、食事をしながら「確かにココは高級店だ!」と思った点が1つ。 それはおしぼりが出てきた&それを二度も取り替えてくれたこと。鼎泰豊を含め、今回の旅で入ったレストランでおしぼりが出てきた唯一の店でした。
 台湾ではおしぼりは高級店のバロメーター…なのかも。

頂上魚翅燕窩

アワビチャーハン


かき氷@冰館 【HPはこちら】
冰館  フカヒレとあわびチャーハンに満足したら次は冷たいデザートだ!というわけで、頂上魚翅燕窩を後にしてさらに新生南路を南下。 信義路を右折し、前日の昼食を摂った鼎泰豊前を通り過ぎて左手に延びる永康街の中程にあるのが超有名かき氷店の冰館(左写真、英語名は「ICE MONSTER」)です。
 この日はまだ4月の初めながら最高気温28℃に達しており、店先はなかなかのにぎわい。 ガイドブックには大行列ができている写真が載っているので、暑くなってくるともっと混むのであろう。 スーパーフルーツ

 この店が人気を博したきっかけは生マンゴーをたっぷり使ったかき氷で、マンゴーのシーズンは4月~10月となっているからギリギリ間に合ってくれれば…と願っていたのだが、さすがにまだマンゴーかき氷はなかった。残念。
 やむを得ず、マンゴーアイス&ゼリー、キウイフルーツ、イチゴを使ったかき氷(右写真)を選択。確か「スーパーフルーツ」というネーミングでした。160元

 お店は非常に小さく、食べられる場所は店先に並べられた長テーブルと簡易カウンター?のみ。混み合う中、どうにか4人まとまって座れる席を確保して、1皿のかき氷をシェア。 お皿が直径20cmくらいとデカイので、よほどのかき氷好きでなければ1人で平らげられる量ではなく、食後のデザートとしては4人1皿でOKでした。
 練乳がかかっていて甘いけど、大量の氷とフルーツの酸味で中和されるので、甘モノ苦手な1号も美味しくいただきました。幻に終わったマンゴーかき氷にもココロ惹かれます。


担仔麺@度小月(中山店) 【HPはこちら】
度小月

担仔麺

 最終日は12時40分にホテルに迎えが来て免税店経由で空港に向かうということなので、午前中に足つぼマッサージを終えてからあまり遠くまで昼食に出かけてもいられない。 でも最後だからやっぱり台湾っぽいもので締めたいし…と出発前に悩みながらあれこれと情報を探していたら、担仔麺で有名な度小月の新店舗がホテルとマッサージ店の途中あたりにできていたことが判明!(2009年1月からの営業なのでまだガイドブックには載っていなかった)
店内  いや~やっぱりしつこく調べる者は報われるね!(?)と思いつつ、最終日の昼食はここに決定。

 お店は小さいけれど、中山北路と撫順街の角という非常にわかりやすい場所に非常にわかりやすい店構えであります(左写真)。 11時半頃に入店したら、まだ他に客はいなかった。ガイドブックに掲載されるまで、観光客からの認知度はイマイチかもしれない。
 店内入ってすぐのところにレトロな調理場(右写真)があり、店員のおねーさんが麺を茹でたりしているところを見物できる。 座ったまま調理するというスタイルが面白い。

 ここでは担仔麺 50元におかずとして油鶏 100元とイカ団子フライ 100元をオーダー。担仔麺は、麺の種類をフツーの麺、ビーフン、きしめんから選べる。 麺の上には肉みそとエビ。担々麺の肉みそのような辛さはなく、非常に美味しい。
 麺の丼は小さめで、小腹が空いたときに食べるのにちょうどいい感じ。腹ペコな成人男性なら替え玉が必要でしょう(そういうシステムがあるかわからないけど)。
 一行が食べている途中に入ってきた現地のお客さんはテイクアウトで注文していました。


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