【廃墟マニヤ File070】
H遠部鉱山(秋田県)
(その5)
一見、壁のようですけれど、よく見ると崩壊した床です。ちなみに、ここにはスズメバチの巣があったので用心してあまり近づかないようにしました。
この2基のタンク(?)はシックナー的なものだったのか、あるいはまったく違うのか、素人にはちょっとわかりません。
タンク基部にあった扉。やはりここも開きませんでした。
こちらはタンクの間でトマソンとなってしまった扉。ちょっといい感じですね。
鉱山跡定番の死んでしまった電柱も残っていました。
敷地の外から見えた坑口らしき部分。ここまで登ったものの、この先はちょっとヤブと斜面が厳しく断念します。
何か面白いものがないか地面を見て歩き、唯一みつけた錆びたパイプ。
このH遠部鉱山で採掘されていた「黒鉱」というのは、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、重晶石を主とし、黄銅鉱や硫化鉄を含む鉱物の集合体のことで、明治33年に製錬に成功するまでは価値がないものとされていたそうです。また「H遠部鉱」というのは、ここで発見され名付けられたもののようです。以上資料より丸写しでした。
屋上に未練は残りますが、あきらめてそろそろ帰ることにします。
また来ることがあるかどうかわかりませんけれど、これ以上解体が進まないことを祈りつつ帰路につきました。
END
(2006.9)
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