【廃墟マニヤ File070】
H遠部鉱山(秋田県)
(その3)
窓が割れていて中に入れそうですが、さすがに今回はやめておきます。まあ、中にはたいして面白いものはないでしょう(……ということにしておきます)。
夕方になったとはいえ、まだ夏の名残りを残す太陽によって、日影と明暗の差がくっきりしすぎて写真を撮るには厳しい感じです。
建物正面(?)側。一見、広角レンズの歪みが出ているようですが、屋根の部分は実際に曲がっていました。元々なのか壊れかけているのかはわかりません。でも雪国では傷みが早そうです。
ご覧の通りこの建物、壁には窓が少なくかなり殺風景です。色があることで、かろうじて救われているという感じですね。
青い空との対比がなかなかいい雰囲気。
正面に戻ってきました。いい感じのドアがあったので試しにノブを回したところ……
ドアが開いて中に入れてしまいました。
とはいうものの、いつ橋の方へ行った作業員たちが戻ってくるか気が気ではありません。しかも内部は思った以上に真っ暗闇です。おそらく排水の処理を行っているポンプのうなりの中、奥へ進んで行くと蛍光灯がついており、そこには真新しい移動式のトイレユニットが。もしかすると作業員たちが使っている可能性もあるので、さらにあせります。上に登れそうな階段などを探しますが発見できません。
そんなこんなで、そろそろヤバイ気がしてきたので、残念ながら撤退することにしました。
写真を撮りたくなるようなものはまったく見つけられなかったのですが、証拠として外部ストロボをセットする余裕もないまま、1カットだけ押さえてきたのが上の写真です(手前の影はレンズでケられたものです)。
なんとか見つからず外に出て、今度は裏手に回ることにします。
このへんにはおそらくクレーンなどがあったのでしょう。
(続く)
(この頁最初へ)