【廃墟マニヤ File053】
R宮城(茨城県)
(その3)
滑り台で上から降りてくることができたようです。Mさんがここを楽しい建物にしようとしていたことが感じられます。
でも、今は激しく崩壊していました。逆に登って上に行くことも不可能です。
一番奥の方。左側は階段で滑り台の上部と合流しており、右の「R宮城」の看板の先は1階玄関部分へ下っています。
おそらく2階(この建物は斜面に建てられており、かなり難しい構造で、何階建てなのかよくわからないのです)にあたる部分も、原型がよくわからないほど崩壊していました。
上に行く階段(赤く塗られた部分)は、一見コンクリートで頑丈そうに見えます。でもよく見ると土台が木造で、階段の下の部材がごっそり落っこちていました。写真ではわかりにくいけれど、階段の下はワンフロア分の高さがあり、もし載って崩れたら大怪我間違いなしでしょう。
昔の写真ではしっかりとそびえていた時計台もこの有様。
この先には「オレンジハウス」という文字が見えていて興味をそそられるのですが……。
後で調べたところ、ここはオレンジのシートで囲まれたドームというかテント風の部屋で、遊びにきたカップルなどに流しソーメン(なぜソーメンかというと手軽に作れるからだそうです)をふるまうスペースだったようです。
泣く泣く上へ行くのは断念して、今度は下を覗いてみます。
(続く)
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