【廃墟マニヤ File053】
R宮城(茨城県)
(その2)
この外観だから近くまで行けばすぐ発見できるだろうとタカをくくっていたら、現地に到着してから別荘地内を探し回ること2時間。探し始めた時に降り出した雨は、折からの台風の影響を受けてかなり激しくなっていました。
「もう解体されてしまったのでは?」……という疑念が確信に変わりかけた頃、その別荘地の一番奥に、植物に侵食され荒れ果てた姿となって佇んでいるのを見つけました。
建物の施工は業者にまかせたのか不明ですが、ブロックを使用した、かなり手作り感あふれる建物です(内装はほとんどMさんの手作りだったそうです)。でも個人の住宅にしてはかなり力の入った造形といえるでしょう。
よく見るとかなり崩壊が進んでいるようです。
素敵な建物のデザインですが、子細に見ていくとちょっとアレな造りですね。まあ、そこが魅力なのですが……。
反対側からのカットです。しゃちほこ(?)が転落しかけてました。というか手前の屋根も……。
なぜかアニメチックなイラストです。浦島太郎に比べてR宮城(?)は、ちょっとプリミティブな印象。
隣には迎賓館が! どんなセレブのゲストが迎えられたのかは定かでありませんが、入口がありません。どうやら後で紹介する「おもしろ美術館」から建物内を通って入れたようです。一応隣の円柱形の建物には入口らしき部分があったものの、厳重に釘で閉ざされていました。
1カット目の反対側からの様子です。ネズミの国のキャラクターもいますけど、著作権的にはOKだったのでしょうか?
(続く)
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