「メデューサ、俺も相手になる」

RYOも歩み出る。

「おやおや、ノーパンの坊やが何を言い出すかと思えば。

 家に帰って、ママにオムツでもしてもらうんだね」

そう言うなり、例のメデューサの蛇の髪が槍に姿を変えて

RYOと虎仮面に襲いかかる。

「ユニカッター」

「カーネルサンダー」

しかし、槍はことごとく撃ち落とされる。

一方、RYOも無事であったというわけではない。

エネルギーを消費したRYOからは、サッカーパンツが消え、

ついにフリチンを曝す羽目になった。

ここぞとばかりに、メデューサは連続攻撃を仕掛けてくる。

「婆さん、ええんかい。ほんまにハゲてまうぞ」

「余計なお世話だ、虎仮面。

 私には、もう失う物はないのだよ」

さらにメデューサの攻撃は続く。

ついに虎仮面が力つきた。

カーネルサンダーのエネルギーが切れたのだ。

虎仮面の身体に、何本もの槍が突き刺さる。

がっくり膝をつく虎仮面。

「ユニバリア」

RYOはバリアを張って槍を防ぐと、虎仮面を抱き起こした。

「しっかりしろ、虎仮面」

「フン、しっかりしとるわい。

 おまえこそ、こんなエネルギーのかかりそうな技使いやがって」

そうこうしている間にも、バリアにはメデューサの槍が降り注ぎ、

今にも破られそうだ。

大量のエネルギーを使うユニバリアを使い、ついにサッカーソックスも消滅した。

残るはサッカーシューズのみだ。

これが消えた時、RYOはユニレンジャーではなく、単なる露出狂になる。

「ケッ、所詮は不良品怪人の悲しさや。

 肝心な時にガス欠してもた」

「と、虎仮面」

「まぁ、しゃぁないわ。

 人間、引き際も肝心や。

 ええか、ユニレンジャー。俺が最後に猛虎魂を見せたる。

 俺があいつに食らいついたるから、お前はユニシュートで俺ごと

 あいつをぶっ倒せ」

「し、しかし」

「分からんのか、アホ。

 このままやったら、二人ともオダブツやろが」

 

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選 択 肢
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1.虎仮面もろともメデューサを倒す

2.虎仮面を外してメデューサだけを狙う

3.オロオロするばかり