レッドタイガー・惨劇の虎(3)

 

 奴の1番下の手がスカイブルーのスーパービキニに迫るのを俺は

ヒーロー特有の直感で察知し、「お前のようなバケモノにそう簡単に触らして

たまるかょー」と叫ぶと、腰のベルトに全身のパワーを集約して一気に

俺自身の気を最高までに高めておいて、「バケモノ堕天使!。覚悟はいいなぁー!」

と俺は奴に言うと同時に「サンシャインスパークー」と叫びながら最高に迄高めた

俺の清純な光を放った。

すると奴は「うわぁぁぁぁ・・。ま、眩しいーまるで太陽を間近で見ている様だ

め、目が見えぬ−。くそー下等な分際で小賢しい真似をしおってー」と叫び

ながら、俺を掴んでいた手を全て放し、自分の目を覆った。

 

 俺は、その間隙をつき奴から素早く離れて距離を保ち「さっきまでの勢いは

どうしたー不様な邪教の堕天使さんよー」と奴を罵りながら、さっき奴の足を

切り落とした剣に再度手を伸ばした。

そして「これが、邪教の神の生死を司るレッドタイガーの聖剣だー。

思う存分味わいナー」と叫びながら奴の不気味な左右の手を全て切り落とす。

「ぎやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」とこの世の物とも思えない

凄まじい悲鳴を廃教会内に響かせる堕天使ミカエル・・・・・

悲鳴を上げ狼狽する堕天使に俺は「今まで何の罪も犯してない人々を殺めた懺悔を

するんだなー」と叫び聖剣を奴の眉間に突き刺した・・・・・・

堕天使ミカエルの断末魔の声が響く・・・が、やがてそれが笑い声に?