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グリンデルワルトの休日9日間
ベルナーオバーラント
エッシネン湖
ザンクトガレン
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ベルナーオーバーラント
 5年目になる「冥土の土産」ツアーに参加。前回が雨だったので、そのリベンジでしたが、見事、天気に恵まれました。おかげで、アルプスのハイキングを十分に楽しみました。
1日目 成田からグリンデルワルトへ

10時25分発LX-161便で出発です。スイス航空なのでチューリッヒまでの直行です。機内食は、概して美味しい。昼食は、若鳥の照焼き、夕食は、野菜焼きそばでした。
今回は、チューリッヒ空港から専用車でホテルまで行きました。とても楽でした。
Aparthotel Eiger ★★★ Dorfstrasse 133,3818 Grindelwald Switzerland
ホテルは、前回と同じロッジスタイルで、同じ部屋でした。なんだか家に帰ったようで、懐かしく感じました。
2日目 フィルスト~バッハアルプゼー~ファウルホルン~ブスアルプハイキング

日の出前のアイガー アイガーのモルゲンロート アイガーの山頂付近 ホテルのビュッフェで朝食
グリンデルワルト(1,034m)からロープウエイに乗って25分ほどでフィルスト(2,166m)に着きます。1991年までは世界最長のペアリフトだったそうです。1976年1月にスキーで来た時には、確かにペアリフトでした。2014年7月の時は雪が降っていて展望がありませんでした。が、今回は素晴らしいパノラマです。左から、ヴェッターホルン(3,701m)、シュレックホルン(4,078m)、アイガー(3,970m)、ユングフラウ(4,158m)と連なっています。
グロッセシャイデック(1,962m)方面を望む。 グリンデルワルト村とシュレックホルン、アイガーを望む。
2016年4月から新しくできたクリフウオークです。絶壁に張り出した先からの展望は見事です。遠くチンゲルホルン(3,562m)やシルトホルン(2,970m)が見えています。 フィルストからファウルホルン方面を望む。右端に新しくできたクリフウオークのキャットウオークが見えます。
クリフウオークを通って、まずはバッハアルプゼー(2,265m)に向かいます。
フィルストからバッハアルプゼーまでは5.9㎞、最初は上り坂です。周辺はお花畑で、あちこちで牛が食事をしています。 30分ほど歩いて休憩しました。山頂に建物が見えるファウルホルン(2,681m)が、道を辿った正面に見えます。
ゲンチアナ・ヴェルナ<ハルリンドウ>(リンドウ科) クレピス・アウレア(キク科) ランヌクルス・モンタヌス(キンポウゲ科) カンパヌラ・ショイヒツェリ<ショイヒツェホタルブクロ>(キキョウ科)
トリフォリウム・プラテンセ<ムラサキツメクサ>(マメ科) クレピス・カピラリス(キク科) アンティリス・ウルネラリア(マメ科) クリサンテムム・アルピヌム<アルプスマーガレット>(キク科)
アコニトゥム・ナッペルス<青トリカブト>(キンポウゲ科) キルシウム・ヘレニオイデス<オグルマアザミ> (キク科) エリトゥリウム・ナヌム<ミヤマムラサキ>(ムラサキ科) ヘディサルム・ヘデサロイデス<アルプスイワオウギ> (マメ科)
ドロニクム・グランディアケアエ<ドロニカム>(キク科) シレネ・アカウリス(ナデシコ科) ロードデンドロン・フェルギネウム<アルペンローゼ>(ツツジ科) キルシウム・スピノシシムヌ(キク科)
斜面はお花畑です。 二人は絵になります。 途中の避難小屋です。 よく整備された道です。
「アルプスの宝石」と呼ばれるバッハアルプゼーが見えてきました。標高2,265mにある美しい湖です。 ここまで来ると、正面にシュレックホーンとベルナーアルプス最高峰のフィンスターアールホーン(4,274m)を見ることができます。
さらに、ファウルホルンへ登ります。振り返るとバッハアルプゼーがだいぶ小さくなりました。 1時間ほど登ると避難小屋があります。 ブスアルプ(1,798m)からの道を合わせます。 山頂のホテルが見えてきました。もうひと登りです。
13時22分。ファウルホルン(2,681m)山頂の山岳ホテルに到着しました。おなかがすいて疲れていたので、すぐにレストランに座り込みました。
レストランからのパノラマ、絶景です。左から、ヴェッターホルン、シュレックホルン、フィンスターアールホルン、アイガー、メンヒ、ユングフラウ、ブライトホーン(3,781m)、チンゲルホルンと続き、シルトホルンも見えます
ファウルホルン山頂です。 山頂からのオーバーラント三山です。
ホテルの裏側、山頂からのパノラマ、眼下に突然拡がるプリエンツ湖の眺めに感激です。左奥にはトゥーン湖も見えています。
帰りは、ブスアルプに下ります。振り返ると山岳ホテルファウルホルンが見えていました。 途中、マーモットなども見かけましたが、たくさんの牛が草を食んでいました。典型的なアルプスの風景です。
山頂付近には、雪も残っていました。 一休み ブスアルプまで25分です。標識はとても分かりやすい。 ブスアルプのレストランです。1時間25分のコースタイムを2時間かかって下りました。ここからグリンデルワルトまでは、バスで30分ほどです。
3日目 ① 村内散策
    ② グリンデルワルト~メンリッヒェン~ヴェンゲン~ラウターブルネン~グリンデルワルト


自炊の朝食は、御飯、サラダ、目玉焼き、スープです。 朝から雨。傘をさして村内を散策しました。村はずれの教会です。 教会の隣の歴史博物館。午後の開館でした。 グリンデルワルト駅まで、ブラブラとウインドショッピングを楽しみました。
午後から、メンリッヒェン(2,229m)に向かいました。バスでロープウエイの駅に行き、ヨーロッパ最長の30分の空中の旅を楽しみました。途中、眼下の草原に、幾度もマーモットが現れ、かわいいしぐさを見せてくれました。山頂はガスの中です。ここは、クライネシャイデック(2,061m)、アルピグレン(1,616m)、グリンデルワルト、ヴェンゲン(1,274m)などへのハイキングの起点になっています。
メンリッヒェンの反対側のヴェンゲンへは、ロープウエイでたったの5分で着きます。街を散歩して、ヴェンゲンの駅に向かいます。クライネシャイデックから来た列車に乗って、ラウターブルンネン(795m)に向かいました。
車窓からは、ラウターブルネンのU字谷とシュタウブバッハの滝のすばらしい景色が楽しめます。シュタウブバッハの滝は、落差約287mもあります。雨の中、街中を教会まで散歩しました。この先に一昨年行ったトリュンメルバッハの滝があります。帰りは、ラウターブルネン駅からインターラーケン行きの列車に乗り、ツヴァイリュチーネン駅でインターラーケンから来た列車に乗り換えて、グリンデルワルト駅へ帰ります。
4日目 ① ユングフラウヨッホ
    ② アイガートレイル


朝、曇り空にアイガーの山頂がちょっぴり顔を覘かせました。ユングフラウヨッホ(3,464m)には、1日5,000人に入場制限しているそうで、予約券を購入しないとユングフラウ鉄道の切符が買えません。そんなわけで、天気を心配しながらグリンデルワルト駅を出発しました。クライネシャイデック駅(2,061m)でユングフラウ鉄道に乗り換えます。アイガーの北壁のど真ん中、アイガーヴァント駅(2,865m)の展望窓からは、ガスで何も見えませんでした。
2番目のアイスメーア駅(3,159m)の展望窓からは、アイガーの裏側、フィッシャー氷河とシュレックホーンが青い空と共に見えました。どうやら雲の上に出たようです。
7時47分にグリンデルワルトを出発、9時22分にユングフラウヨッホに着きました。まず、スフィンクステラス(3,571m)に登りました。青空の下360度の展望です。次に、スノーパークに出て、メンヒをまじかに眺め、アレッチ氷河を少しだけ歩きました。次に、観光アトラクション「アルパイン・センセーション」を通って、アイスパレスに向かいました。氷河を掘った洞窟の中で、氷の熊さんと記念撮影をしました。次に、スノーパークの反対側にある氷河の高原プラトーに出て、眼前のユングフラウを楽しみました。
スフィンクステラスからのメンヒとアレッチ氷河です。氷河の奥のピラミッドはエッギスホルン(2,926m)です。
プラトーからのユングフラウとメンヒ、スフィンクステラスです。とても美しい。
予約した時間より少し早目にユングフラウヨッホ駅を出発し、12時10分にアイガーグレッチャー駅(2,320m)で降りました。アイガートレイルは、アイガー北壁直下を辿るハイキングコースです。足回りを整えリフトを廻ってゲートを出ると、アイガーの登頂者の手形などとアイガートレイルの標示があります。いよいよ出発です。
5分ほど歩いて振り返ると、クライネシャイデックが下の方に見え、前方にラウバーホルン(2,472m)が見えます。 20分ほど歩いてきた道を振り返ると、岸壁に変わる稜線の境にアイガーグレッチャーの小屋が見えました。
がれた道を25分ほどたどると、アイガー北壁の登攀路の説明板があります。ベンチもあって、付近では牛たちが草を食んでいました。残念ながら山頂は雲の中でしたが、見上げると険しい絶壁が続いています。
1時間も歩くと、標高も低くなって緑の草原とお花畑が広がります。気持ちの良いハイキングです。 道の先、下の方にグリンデルワルトの村が望まれ、グロッセシャイデックとヴェッターホルンが見えています。
カンパヌラ・ショイヒツェリ<ショイヒツェホタルブクロ>(キキョウ科) ペディクラリス・ヴェルティキラタ<タkネシオガマ>(ハマウツボ科) ラヌンクルス・クエフェリ(キンポウゲ科) シレネ・ブルガリス<シラタマソウ>(ナデシコ科)
エリオフォルム・アングスティフォリウム(カヤツリグサ科・ワタスゲ属)
チングルマの実のようでした。
カンパニュラ・ロトゥンディフォリア(キキョウ科) ロードデンドロン・フェルギネウム<アルペンローゼ>(ツツジ科) スカビオサ・ルキダ<セイヨウマツムシソウ>(スイカズラ科)
沢をいくつか渡って2時間ほど歩くと、大きな滝があります。このあたりから一気に下り、2時間半ほどでアルピグレンに到着しました。レストランでコーヒータイム、鉄道でグリンデルワルトに戻りました。
5日目 ① シルトホルン
    ② アルメントフーベル~フラワートレイル~ミューレンハイキング
    ③ メンリッヒェン~クライネシャイデックハイキング

朝、アイガーが真っ赤に燃えました。晴天です。予定どおりシルトホルン(2,970m)展望台に向かいます。『女王陛下の007』で有名となった回転レストランがあります。グリンデルワルト駅からツヴァイリュチーネン駅を経由してラウターブルンネン駅まで鉄道で行き、ロープウエイでグリュッチアルプ(1,489m)へ登ります。昨日行ったユングフラウヨッホのスフィンクステラスがくっきりと見えます。鉄道に乗り換えてミューレン(1,645m)に向かいます。
ミューレンは、断崖の上にある小さな村で、花がいっぱいの洒落たシャーレ―が並ぶきれいなところです。鉄道の駅とロープウエイの駅は村の両端にあり、村の中を歩いて移動します。気持ちの良い散歩です。
ミューレンからシルトホルンまでは、ロープウエイで17分かかります。ロープウエイは、ミューレンの町を眼下にどんどんと登ります。中継駅のビルクには、新アトラクション「スリルウォークThrill Walk」が2016年7月にオープンしました。
シルトホルン展望台からのパノラマです。オーバーラント三山もだいぶ違って見えます。ここからはユングフラウの最高地点を見ることができます。
新しい展望台ピッツ・グロリア・ビューからのオーバーラント三山とシルトホルン展望台の展望です。 遠くトゥーン湖が見えます。
シルトホルンからアルメントフーベル(1,907m)へ向かいます。天気が良く、ロープウエイからのオーバーラント三山の眺めも最高です。ミューレンに下って、ケーブルカー乗場まで少し登ります。ケーブルカーは、20分ごとの運行で所要4分です。
アルメントフーベルの展望レストランで、簡単な昼食を摂りました。食後、丘の上のフラワートレイルからブルーメンタール(花の谷)をミューレンへ下るハイキングを楽しみました。
ランヌクルス・アクリス<ミヤマキンポウゲ>(キンポウゲ科) アデノスティレス・アリアリアエ(キク科)
スカビオサ・ルキダ<セイヨウマツムシソウ>(スイカズラ科) レオントポンディウム・アルピナム<エーデルワイス> (キク科) ピュテウマ・オルビクラレ<悪魔の爪>(キキョウ科) カルダミネ・プラテンシス(アブラナ科)?
カンパヌラ・バルバタ <髭づらのホタルブクロ>(キキョウ科) ゲラニウム・シルヴァティクム<ゼラニウム>(フウロソウ科) ロトゥス・アルピヌス(マメ科)) ゲンチアナ・カンペストゥリス(リンドウ科)
サルビア・プラテンシス<アキギリ> (シソ科) シレネ(ナデシコ科) サキシフラガ・ステルラリス(ユキノシタ科) エピロビウム・アングスティフォリウム<ヤナギラン>(アカバナ科)
ブルーメンタール(花の谷)の道 ケーブルカーの橋脚が美しい曲線を描いています。ミューレンの村からブラスバンドの演奏が聞こえてきます。日曜日のイベントでしょうか。
ミューレンからメンリッヒェンへ向かいます。鉄道でグリュッチアルプへ行き、ロープウエイでラウターブルンネン駅へ下り、また鉄道でヴェンゲン駅へ行き、ロープウエイでメンリッヒェンへ登り返します。メンリッヒェンからクライネシャイデックへのハイキングコースはとてもポピュラーで、乳母車も通れるように整備されています。オーバーラント三山を正面に見ながら歩き始めます。30分ほど歩いてチュッケン(2,521m)を廻り込むと、ユングフラウも見えてきます。
左端にメンリッヒェンの山頂、その向こうにファウルホルン、フィルスト、グロッセシャイデックの山並み、さらにヴェッターホルンと続くパノラマです。
ヴェッターホルンからアイガー、メンヒ、ユングフラウと続くオーバーラントのパノラマです。
クライネシャイデックまで1時間30分のコースです。1時間ほどでクライネシャイデックが見えてきました。かなり急いで17時3分の電車にぎりぎりで間に合いました。グリンデルワルトのかえって、翌日の切符を購入しました。
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