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2013
10 21

◎10月23日は二十四節気の第18、霜降(そうこう)です。「暦便覧」には、「露が陰気に結ばれて霜となりて降るゆゑ也」と説明しています。朝夕の冷えが気になりだしたこの頃ですが、皆様いかがお過ごしですか。

 「コウヨウザン」
◎散策会の下見に仲間と出かけました。駅前を出発し公園を抜け、調整池に沿った道を歩きました。周りにある木々の梢からは「キーキーキー」のモズの高鳴きが聞こえ、上空ではヒバリの囀りも聞こえてきました。
 調整池を過ぎるとニュータウン造成により移設されたという明神(神社)がありました。境内に並ぶ石造物を見学してからS集落を訪れました。集落内には観音堂や十九夜塔、二十三夜塔など村の歴史を表わしている文化財が幾つもありました。

・その後、谷津に下り川の右岸の斜面林に沿って歩きました。ガマズミ、ノイバラ、ゴンズイ、アオツヅラフジなど色とりどりな実を楽しみながら歩き、台地上に出ました。右折し車道に沿ってしばらく歩くと目的地のお堂に着きました。先日の台風の大雨で排水溝がだめになってしまったそうで業者の方二人が点検をしていましたが、しばらくして帰って行きました。
 私達以外誰もいない境内を巡り、巨木を観察したり、鐘楼を眺めたり、地震で壊れ新設した常夜灯を見たりしていました。そろそろ帰ろうとしていた時、仲間の一人が「この木の実はなんですか」と声をかけてきました。行ってみると、杉の木似の大木の下に沢山の松ぼっくり状の球果が葉と一緒に落ちていました。ちょっと見にはヒマラヤスギの球果にも似ていましたが、葉が全く違います。植物担当のスタッフは二人とも欠席でしたので、皆でカヤだ、モミだ、いやツゲだなどと言いながらたった一冊の植物ハンドブックとスマホで検索、しかし見つからず検索を断念しました。

里山ガイドマップ…第1刷2000枚がほぼなくなり、第2刷の印刷の発注をしています。皆様の中で必要な方ございましたらご連絡ください。完成まで約2週間かかります。


・その後、お寺のご住職宅に挨拶に伺い、また谷津に下りて帰りました。不明樹は、家に帰って樹木図鑑を引っ張り出して検索しました。あてずっぽうに植物図鑑のスギ科の写真(図)をめくっていましたら、3,4冊目に出ていました。スギ科常緑高木の「コウヨウザン」でした。図鑑によると日本には江戸時代後期に渡来し、庭園や社寺などに植栽されていると出ていました。
 不明植物の同定が出来ホッとしてから、下見のまとめを散策手帳に記入し終了しました。

   
  お堂の境内に落ちていた球果

コウヨウザン…常緑高木で漢字は、「広葉杉(こうようざん)」と書く。葉は2列互生し、皮針形で堅く横断面は扁平。葉縁は細かいぎざぎざがあり、先端は尖る。雌雄同株。球果は頂生し、卵球形。
参考文献「葉でわかる樹木」信濃毎日新聞社、「木の名前」婦人生活社 

2013
10 28

◎寒くなりました。TVで紅葉の画像をやっていました。私の周りでは木々の色づきはまだのようですが、それでもユズリハやクスノキなども一部の葉が色づき、葉を落とし始めている様子が見られました。

 『団地周りでモニュメント像を鑑賞』
◎団地の周りの緑道付近の散策は人気があるらしい。朝早く歩く人、午前中あるいは午後に犬を連れ散歩をする人、公園でランニングシャツ、短パン姿で走る人、夕方から夜にウオーキングする人、それぞれ自分のスタイルで健康の為、あるいは楽しみで散策(ジョギング)しているようです。

・私も色づき始めた街路樹や公園の木々を楽しみながら団地周りを散策しました。木々や草花の実を見つけながら歩いていたのですが、ふと気が付くと近くの団地の敷地内や市の公園や児童遊園内に多種のモ
ニュメントがあるのに気づきました。こちらも面白そうなので、ついでにモニュメント鑑賞もすることにしました。単純なものでは、大きな石をカットしただけのもの、一辺が80㎝もある角材を並べたもの、豆を拾っている子鬼像、公園には大型の日時計、A団地の入り口には青銅製の宝箱のオブジェ、二色の円盤型の石で作った十五夜のオブジェ、風で回るのか回転軸のあるモニュメント、そしてお勧めの一番手は、大きな鋳造性の「ドン・キホーテ像」でした。台座を入れると槍の先まで4、5メートルくらいありそうで美術館の中庭にあっても可笑しくないほど立派なものでした。
「ドン・キホーテ」は、スペインの作家ミゲル・デ・セルバンテスの小説です。痩せこけた馬ロシナンテにまたがり、従者サンチョを引きつれて遍歴の旅に出かける物語です。風車に突進する直前の雄たけびをあげているところを表現したと思われるモニュメント像は、巨大で妖怪ともいえる団地建物に向かって走り出さんばかりの様相でした。


まだこれらの他にも、じっくり回るともっと面白そうなものが沢山ありそうでしたが、今日はこの位にしておきましょう。

   
  この時撮影したドン・キホーテ像


◆ドン・キホーテ…セルバンテス作の長編小説。主人公のドン・キホーテは騎士道物語を読みすぎて妄想に陥り、みずから騎士となって痩せ馬ロシナンテにまたがり、従者サンチョを伴って遍歴の旅に出かけ、数々の滑稽な冒険を演ずる。スペイン 広辞苑より引用
2013
11. 3

◎今日は文化の日、4193人の秋の受勲が発表されました。受勲なされた方にはお祝いを申し上げます。
 でも、本当の文化とは、だれでも普通の生活が当たり前にできることだと思います。
 だれでもが、安心して生活できる施策こそが望まれているのだと考えます。

 『ノブドウ(野葡萄)』
◎いくらかお辞儀をしている二番穂がたなびく晩秋の谷津田を歩くと、斜面林脇の低木に絡むノブドウが目につきました。

 3から5つに切れ込んだ葉に直径1センチ内外の紫や青、黄緑、白と色とりどりの実がついたノブドウは、里山や郊外を歩いたことがある方ならきっと1度か2度は見たことがあると思います。

・ブドウ科で山野に普通に見られるつる性のノブドウの実は、色が美しく大きくとても美味しそうに見えます。
 しかし、食べられません。毒はないのですが実にタマバエやトリバなど小さな昆虫が卵を産み、その刺激で果実が肥大化したり、色が変化してノブドウ独特の色とりどりの実になるのです。

 同じブドウ科のエビヅルの実は、ノブドウよりずっと小さく5,6ミリで黒く、こちらは虫が付かずに美味しく食べられます。


・今の時季は、里山歩きの楽しみとして木の実ウオッチングが面白いです。今週はお天気がよさそうです。時間を見つけて里山を歩いてみませんか。もしかしたら調整池や川沿いに早くもシベリアからやって来たカモ達の姿が見られるかもしれません。
   写真下は、この時に撮影したノブドウの実
   

ノブドウ…ブドウ科ノブドウ属の落葉性のつる植物。7から8月、薄緑色の小さな花をつけ、秋に球形で色とりどりの実をつける。ほとんどの実は、肥大し色に変化がある。それは、ノブドウミタマバエなどの虫こぶで、実はきれいだが、食べられない。漢方ではこの実を肝臓の病の薬とするという。
2013
11. 11

◎今日11月11日は色々の記念日になっています。 「1111」が麺の細長いイメージにつながるので「麺の日」、
 11人11人から「サッカーの日」、
 コンセントの差込口の形状1111から「コンセントの日」 などがあります。
 このほかにも乾電池の+-を「十一」に見立てて日本乾電池工業会(現電池工業会)が制定した「電池の日」があります。
 どれもうまく考えたなあと感心します。
立冬を過ぎこのところ寒さが増しています。皆様、風邪などひかれぬようお気を付け下さい。

 『印西ウエットランドガイド設立10周年記念バス旅行』
◎設立10周年記念旅行として5月末に伊豆熱川方面に一泊旅行をしました。その第2弾として11月6,7日に奥日光に行ってきました。
 総勢12名で松戸の市民劇場前からバスで奥日光湯元温泉に向かいました。途中佐野PAでバスを乗り換え、日光神橋近くの食堂で昼食、午後1時過ぎに目的地に到着しました。途中いろは坂を初めとした渓谷と山並みは紅葉が美しく目の保養になりました。
 到着後は、湯の湖一周と湯滝見学をしました。二日目は雨となり私達はバスで帰るだけでしたので良かったのですが、途中大勢の修学旅行の小学生には可哀そうでした。帰りはバスを2回乗り換えて日暮れ前に松戸に到着しました。

・冬鳥が見られるかと期待しましたが、まだ早かったようで湯の湖で数種のカモ達が見られた程度でした。確認できたのはヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、マガモ、カルガモ、オオバン、上空を舞うトビ、それから大谷(だいや)川で川面に飛び込むカワガラスなどでした。植物は、カラマツやカエデの紅(黄)葉、ナナカマドの真っ赤な実などが印象的でした。
 身近で安くお手軽な旅でした。

湯の湖…日光市の西部にある湖で、北東にある三岳火山の噴火により作られた堰止湖。
 周囲2.8キロ、最大水深12メートル、水面の標高1475メートル、面積0.32平方キロメートル(旅行ガイドパンフ参照)



旅行の際のスナップ写真
  男体山
   

  湯 滝
   
  
湯ノ湖
   


2013
11. 18

◎今、彗星が話題になっています。太陽に接近中の「アイソン彗星」です。太陽に最接近した時に姿を蒸発したり崩壊して消えてしまうこともあるそうですが、その後生き残っていれば大彗星として見れるかもしれないということです。楽しみにしたいものです。

 『オオハクチョウ今季初飛来』
◎千葉ニュータウン中央駅南広場から徒歩3、4分の位置にある戸神池(戸神川防災調節池)に今年も大陸からオオハクチョウがやってきました。
・11月15日の9時ごろ、白鳥飛来の情報を聞き戸神池に行ってきました。成鳥2羽と幼鳥1羽の計3羽が池水面を静かに泳いでる姿が見られました。白鳥は基本的に家族単位で行動しますので、つがいとその子供には間違いないと思います。時間がなく、とりあえずコンパクトデジカメで撮影して戻りました。
 その後、いつも白鳥の情報を寄せていただいているUさん、Sさんから白鳥飛来情報を頂きました。この数日3羽とも確認できますので。2013年度冬季「初飛来」とします。

・17日午後、再度写真を撮りに行ったのですが、マコモの葉陰で採餌中の為全身の見える写真が撮れませんでした。やむを得ずスナップを数枚とって帰りました。PCでUさんとSさんから送っていただいた写真とスナップをもとに確認しましたところ、いつもやってくる常連の個体、ミルとギザに似ていましたが今一確定するには至っておりません。


・もし、皆さんの撮った写真の中に右顔のアップの写真がありましたら送っていただけると助かります。個体同定の資料として参考にさせていただきます。
 今後まだしばらく動きがあるかもしれませんので、特に個体数の変化に気をつける必要があります。何か変化に気づきましたら連絡ください。
 マコモの餌場で採餌中のオオハクチョウ
   
    【11月17日撮影】

  ~ 白鳥の飛来歴は、こちら ~
2013
11. 25

◎先日市内のコミュニティーセンターへ立ち寄ったところ、フェスタの最中で、館内では地元の高校の吹奏楽部の演奏が行われていました。
 朝ドラの「あまちゃん」のテーマソングに始まり数曲を演奏していました。ほとんどが女生徒でしたが、2,3人男子もいました。
 生徒たちの一所懸命な演奏に大きな拍手が沸いていました。

『水辺の鳥たちがやってきました』
◎この1,2週間市内の池の水鳥の数が増しています。

 市内B地区にある道路を挟んだ南側の池(南池とします)、北側の池(北池とします)のどちらにも水鳥たちが見られました。
 さっそく双眼鏡と望遠鏡で観察をしました。数は圧倒的に北池が多く、南の2から3倍位でした。
 午後だったので光線の具合はよかったのですが、距離が遠く種類を確認するのが大変でした。
 特に南池のほうは、樹木が水面に覆いかぶさり鬱蒼とした岸辺に水鳥の姿があり、望遠鏡でも見分けが大変難しかったです。
 それでも種別とおおよその数を確認し、小一時間で観察を終了しました。
なお、水辺の鳥の他にもノスリ、モズ、ウグイス、コゲラなどの野鳥も確認できました。

・種別は次の通りです。 
【南池】 
 マガモ(冬)・オシドリ(漂)・ホシハジロ(冬)
 カルガモ(留)・カワセミ(留)・カワウ(留)

【北池】 
 マガモ(冬)・コガモ(冬)・ホシハジロ(冬)
 ヨシガモ(冬)・カルガモ(留)・オオバン(留)
  ※参考 冬…冬鳥、留…留鳥、漂…漂鳥
                      以上


 南池で撮影した水鳥の写真
  
 奥の2羽がオシドリ 右:雄 左:雌

 写真下は高校生の演奏の様子
  

渡り鳥…春に南から渡ってきて繁殖し、秋に去る夏鳥。秋に北の国から渡ってきて冬を超し、春に去る冬鳥。そして春と秋に渡りの途中、日本に立ち寄る旅鳥があります。今回観察したマガモやホシハジロなどが、渡り鳥(冬鳥)にあたります。なお、水鳥の中には渡りをしないカルガモ(留鳥)や国内を移動するオシドリ(漂鳥)などもいます。

2013
12. 3

◎朝日小学生新聞で連載していたやなせたかしさんのメルヘン絵本が12月2日を最後に終了したそうです。
 やなせたかし作のアンパンマンの紙芝居を公民館祭りで演じたばかりですので10月13日に亡くなったやなせたかしさんの業績に感銘しご冥福を祈りたいと思います。合掌!

『野鳥の見つけ方研修終了』
◎印西ウエットランドガイドの本年のスタッフ研修の第3弾として「野鳥の見つけ方研修」を行いました。

 県立花の丘公園の研修室に集まったメンバーは総勢22人、それに本日の講師のMさん。
 双眼鏡の扱いの基本の実技を行った後、Mさんから野鳥の見つけ方についてお話をお聞きしました。
 30分ほどの話の中で特に印象に残ったことは、鳥の見つけ方の3つのポイントは
 ①姿(色)・形・大きさを覚えておくこと、
 ②声を覚えておくこと、さえずりや地鳴き・ぐぜり、
 ③習性を覚える でした。

・その後、館外に出て公園隣にある戸神防災調節池に移動し、水面に浮かぶカモ達を双眼鏡と望遠鏡を使って観察しました。

 普段双眼鏡を使っている人も講師から教えていただいたポイントをもとに実習、対象を捉えるのが早くなったとか、確実にとらえられたという話をしていました。
 約1時間ほどの観察時間でしたがハクチョウやカモ、カイツブリなどの水鳥やシジュウカラ、エナガ、メジロなどの小鳥が見られ皆さん満足していました。特に帰り際にコゲラ(小型のキツツキ)が道路のすぐ脇の高さ1メートル半ほどのマユミの木に止まってしきりに枝をつついている姿が見られ感動ものでした。
終わりに調節池脇のミニ公園の四阿で講師からまとめの話を聞き終了しました。

 今日見られた野鳥は以下の通りです。
・オオハクチョウ、オシドリ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、カイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、(トビ)、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ  番外カワラバト
  ※出現鳥28種  番外1種
      ( )は、終了後出現


   

         館内での研修

   
    マユミの木にやってきたコゲラ

◆日本野鳥の会 フィールドマナー
【やさしいきもち】
 【や】…野外活動、無理なく楽しく
 【さ】…採集は控えて自然はそのままに
 【し】…静かに、そーっと 
 【い】…一本道、道からはずれないようで
 【き】…気をつけよう、写真、給餌、人への迷惑
 【も】…持って帰ろう、思い出とゴミ
 【ち】…近づかないで、野鳥の巣

◇印西戸神調節池オオハクチョウ情報
 …現在6羽(成鳥5、幼鳥1)元気に水面で採餌していました。

2013
12. 9

◎治安維持法と重なるイメージが払しょくできない特秘法が成立しました。一方では論議を丁寧にしたといい、もう一方ではろくすっぽしていないと反論する。そんな中での成立に危うさを危惧するのは私だけでしょうか。

 『高原散歩』
◎先日信州の高原を散策して来ました。快晴に近い青空のもと、風もなく散策日和でした。
・頂きに少し雪を抱いた浅間山を見ながら千曲川の支流に沿って1時間ほど歩き、東京電力のS調整池に到着しました。池に面した広場(公園)には、数人のバードウオッチャーと散歩をする人がいる位でした。
 さっそく池の水面に浮かぶ水鳥を観察しました。池の岸近くにはカルガモやヒドリガモが多く見られ、池中央部の水面にはオナガガモやキンクロハジロ、コガモ、マガモなどが沢山見られました。
 また、池に浮かぶ人工島にはアオサギ、ダイサギ(オオダイサギ)、ゴイサギやカワウが見られました。
 島の水際にはオナガガモ、オオバン、マガモがいました。水面に沿って双眼鏡を覗いていくと潜水上手なカイツブリやホシハジロの姿も見られました。
 また島の向こう側を覗いているとマガモに交じってマガモより二回りほど大きく、嘴がずっと長い水鳥が見られました。
 頭が緑、背は黒く胸の白さが際立っているのが雄で、アイサ類のカワアイサでした。雌は頭部が栗色で一緒に泳いでいるのが見られました。カワアイサは、池全体で20羽程度いるようでした。

・上空にはトビが数羽舞っていました。ふと見ると、池脇の支流(河川)でのんびり休んでいるコガモの群れが一斉に飛び立ちました。猛禽(オオタカ?)が一直線に水面に降下し、すぐに立ち木に戻っていました。きっと狩りに失敗したのでしょう。
この後、池を一周し、立ち木に止まるモズやシジュウカラ、今冬初見のツグミ、木々を渡り飛ぶエナガの群れなどを見て、駅に向かうことにしました。
 午後になると高原の風はやはり冷たく感じました。



 写真は、この時に撮影した浅間山とカワアイサ
   

   

◆カワアイサ…カモ科カワアイサ全長65センチ。主に冬鳥として渡来し、広い湖沼に群れを作ってすむ。アイサ類中もっとも大きい。
ウミアイサのオスには冠羽があり見分けがつく。

◇戸神川防災調節池オオハクチョウ情報
 …特に変わりなし


2013
12.16

◎先日、知り合いの畑脇にある柿の木から柿の実を頂きました。渋柿ですので半分を干し柿にし、残りを熟し柿にしました。
 熟し柿は、柔らかくなったものから順次食べています。ベランダの物干しにつるした干し柿は、まだ少し柔らかでもう少しの時間が必要のようです。
 試しに昨日二つ取って食べてみましたら周りは乾燥し、中はとろりとして甘かったです。ただ、食べた後口の中にほんの少し渋みが残る感じがしました。もうしばらく干すことにします。

 『雪虫って』
◎先日近くの公園を歩いていたら、空中を白く小さな小雪のようなものが浮遊していました。
 てっきりガマの穂かカヤの綿毛かなにかと思いました。そのまま通り過ぎようとしたのですが、落ちてきそうになっていたそのものが、再度上昇していきました。その動きがわずかに吹いている風の向きと異なっていました。

・しばらく観察していると近づいてきたので、手で払いました。手がぶつかったわけではありませんが、地面(道路の石畳)に落ちました。
カメラを向けてズーミングすると、なんと翅が見えました。昆虫でした。
 とっさに「雪虫」と思いました。しかし、聞いたことはあってもまだ見たことはありません。
さっそく帰宅して調べてみましたらやはり、雪虫でした。
 この虫は、北海道では初雪の降る少し前に出現したりすることから、冬の訪れを告げる風物詩ともなっている(web wikipedia参考)と出ていました。

雪虫…雪の妖精とか言われるのが、アブラムシのうち、白腺物質を分泌する腺が存在するものの通称です。
 タマワタムシ科に属するアブラムシです。
お腹の所に白い綿のようなふわふわをつけています。
 今回見た種類は、トドノネオオワタムシに似ていました。Wikipedia参考


  干し柿
   

  雪虫
   

☆戸神川防災調節池オオハクチョウ情報…10日ほど行っておりませんが、変化ありの連絡は来ていませんので特に変化なしと思います。

2013
12.23

◎一昨日、市役所のロビーで知り合いに会った時、「はい」と手渡されたのが柚子でした。
ポケットに入れて持ち帰りましたが、そういえば昨日12月22日が冬至だったのですね。もっとも、ゆず湯には入りませんでした。

 『コサギ受難』
 池の周りを散策していたら、対岸に水面ギリギリのところに何か白いものが見られました。ビニールのゴミか何かが引っかかっているのかと思いましたが、どうも違うようでした。
 よく見るとサギ科のコサギが枝からぶら下がっているようでした。
双眼鏡で見ると釣り糸状のもので池に張り出している樹木の枝から下がっているようでした。きっと首か羽根にからんだ糸が枝に絡まって絶命してしまったものと思われます。

 ここは、立ち入り禁止ですし、池の水面の上の為このままにしておくしかありません。自然の中で生き抜くのは並大抵なものではないことの一例ですね。

コサギ…サギ科の鳥。カラスより少し大きく、全長約60センチ。
全身純白で、いわゆるシラサギの一つ。足指が黄色で、他の種と見分けられる。繁殖期には後頭に長い冠羽が伸びる。


   
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◇戸神川防災調節池
   ‥オオハクチョウ情報‥
  全7羽(幼鳥1成鳥6)



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