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2013
8 12

連日暑い日が続いています。TV画面の上部に県別の熱中症搬送人数が毎日に出ています。新聞誌上では「猛暑」の字が、「酷暑」に変わりつつあります。気をつけましょう。

 『ツバメ受難情報』
◎JR成田線のS駅には、ツバメの巣が構内にいくつもありました。見えるだけでも待合室に一つ、正面の軒下に一つ、改札を出たホーム側に二つありました。そのうち3つは巣立った後で、子育て中の巣は一つだけでした。どれも巣の下に段ボールを当てがい、フン対策と巣自体が落ちないような工夫がしてありました。駅員さんのツバメに対する温かい気持ちをが感じられました。

・今、日本野鳥の会が中心となってツバメの部分白化(白くなること)について調査を進めています。咽喉の下に放射性物質の影響と思われる白斑が現れたツバメが、福島県飯館村や南相馬市などで複数確認されているそうです。チェルノブイリ原発事故のあとに、放射性物質によって、羽毛の一部が白化する突然変異や尾羽の不均一が起きていることから福島で現地調査をしているといいます。
 近年ツバメの数、特に営巣の数が減っているといわれ続けています。それは巣の材料とする泥や藁などの不足、営巣をするのに適した場所の減少、子育てをするためのエサ(昆虫)の減少、それに営巣を嫌い巣を作らせない人々の存在だそうです。昔からツバメは害虫退治として、商売繁盛の印として農家や商家にとって大切に扱われてきたのです。


それが、今は邪魔者扱いにされている例も多いし、その上、放射能に汚染されてしまった固体もあるのですから、まさにツバメ受難の時です。最も、これって「ツバメだけのことなのか」という重大な疑問もあります・・・。(参考文献 公益財団法人
・日本野鳥の会会報野鳥2013年8月号)
   

  S駅のツバメの巣の映像

ツバメ…ツバメ科の鳥、全長17センチ。夏鳥として市街地や集落周辺にすみ、人家や商店の軒先、駅舎、ガレージなどの人工物に営巣する。近年数の減少が話題になっている。

2013
8 18

◎私の住むi市は、8月になると必ず市役所や公民館で原爆展を行い原爆の悲惨な写真を公開しています。このところマスコミで原爆をテーマにした漫画「はだしのゲン」が話題になっていますが、「はだしのゲン」の描写が過激であるという理由でM市の小中学校の図書館で閉架措置にするという内容です。故中沢啓治さんが自らの被爆体験を基に書いたこの漫画は、戦争や平和、原爆について考えさせる作品として、残虐な場面も含めて国際的にも評価されているものです。この措置について皆さんはどう思いますか。

 『夏祭り』
◎連日の暑さの中で、昨日に続き団地脇の公園で夏祭りが行われています。昼間は市街地を練り歩く子供神輿と山車(一日目のみ)と公園に設置されたステージ上で行われるアトラクションが中心です。
歌あり剣舞、フラダンスあり、太鼓の演奏それに、かっぽれまであります。また公園内に張られた30余りのテント内では綿あめ、フランク、焼き鳥、かき氷、それに定番の焼きそば、駄菓子など屋台が目白押しです。中には大人用に発泡酒や生ビールなどもありました。

・アトラクションが終了し、周りが暗くなるといよいよ恒例の盆踊りの始まりです。公園中央に設置された櫓の最上段には、太鼓をたたく青年が数人(男女)、櫓中段には踊り手が10数人乗っています。スピーカーから流れる曲と生演奏の太鼓により盆踊りが繰り広げられています。櫓を取り囲み、反時計まわりで輪になって踊り進むのです。踊り手はほとんどが浴衣姿ですが、その場の飛び入りも多くさまざまな服装で踊っている姿もたくさん見られました。


 この日ばかりは小学生の子供たちも、大ぴらに夜更かしができるので皆、楽しそうです。この祭りは千葉ニュータウン中央北地区の合同の祭りで、17の自治会・町会が運営しているのです。

 外では、盆踊りが始まったようです。私も出かけることにしましょう・・・

   

◆盆踊り…本来盆踊りとは、盆の時期に死者を供養するための行事、またその行事内で行われる踊りをいう。平安時代に空也上人によって始められた念仏踊りが盂蘭盆の行事と結びつき、精霊を迎える、死者を供養するための行事として定着していったという。 (Wikipedia参照)
2013
8 27

◎市役所のロビーのチラシ入れに「千葉県の美しい海岸を守るために」(千葉県)というパンフを見つけました。海岸ゴミで多いのは空き缶やペットボトル、流竹木、漁網.ブイ、その他となっていました。
海岸ゴミは、海から打ち上げられるものもあるが、ほとんど川の上流から流れてくるのだそうです。つまり私たちの身の回りや街中のゴミが流れていくのです。その辺をいつも気にしていくことが必要なのですね。

 『パンフレット・北総の里山散策ガイド完成』
◎8月5日付の便りに書きました里山散策コースマップが完成しました。助成金等一切もらっていない会ですので何から何まで自分達で行い、印刷だけを業者に頼み安価で作成したものです。
 パンフの折り作業も先日10数名の方に協力して行いました。
 拙いパンフですが、かえって手作り感のあるものになったように思います。HPのトップページから見れますので、よろしければ感想等お寄せください。

・配布は、今後の散策会や10月のパネル展、その他会のかかわるイベント、及び印西市内の公共機関等で無料配布をします。

・また、皆様方の中でパンフを必要という方がございましたらお分けします。
 配布の基本枚数はお一人1枚ですが、皆さんのかかわっている団体等での配布を希望される方は枚数を(メールで)ご連絡ください。ただし、枚数が多い場合には数の制限をさせていただく場合もありますのでご了解ください。


 配布は、できれば何かの折お会いした際にお渡しするのが一番いいのですが、無理の場合にはメール便で送ります。その際には、申し訳ありませんが便到着後に郵送料の実費(金額を記入した文書を同封します)相当分の切手を送ってください。

   
  「里山の夏」アニメ作家 あさののい作

◆パンフの送付希望の方…枚数、郵便番号・住所、電話、氏名をメールで連絡ください。
 到着後、送料を切手で送ってください。

2013
9  2

◎昨日9月1日は防災の日、今日2日は越谷から野田にかけて巨大竜巻で大きな被害が出ました。皆さん、或いはお知り合いの方で被害にあわれた方いらっしゃいませんか。この場をお借りして被災された方々にお見舞い申し上げます。
災害はいつ起こるか分かりません。日ごろからの心構えが大切です。

 『コアジサシの乱舞』
◎先日、ふなばし三番瀬海浜公園前の干潟に行ってきました。潮目はあまりよくありませんでしたが、それでも干潟観察には十分な砂浜や潮だまりが出ていました。
干出した砂地にはたくさんのスナガニ、そしてちょっと掘ると小さいですがアサリなどが見つかりました。潮だまりには、魚の稚魚(ハゼ科?)やヤドカリ、小エビの姿もありました。

・少し目線を遠くすると潮だまり脇に広がる砂浜に白と黒が目立つ水鳥の姿が沢山見られました。大型の方はカモメ科のウミネコ、小型の方がカモメ科のコアジサシでした。ウミネコはほとんど動かずじっとしていました。ざっと見て30~40羽位でしょうか。ほとんど動かないウミネコに対しコアジサシはちょっとした刺激で動くようでした。数羽が飛び立つと皆一斉に空に舞い上がっていました。その数はざっと数えて100から200羽位でしょうか。上空を数度旋回、或いは折り返し元の砂浜に戻ってきます。これを何度も繰り返していました。上空を舞うコアジサシはとても美しく清楚な感じがしました。時々海面に採餌のためダイビングしている個体も見られ、いくら見ていても飽きません。


 カメラを持っていた仲間たちは飛翔のたびにしきりとシャッターを切っていました。望遠付のデジカメで連続撮影している仲間もいました。しばらく、コアジサシの乱舞に見とれていましたが、その後堤防近くにイソガニ探しに移動しました。

   

コアジサシ…カモメ科、全長28センチ、夏鳥として本州以南に渡来する。白い額、黒い頭、体の下面が真っ白で目立つ。埋め立て地や河川の中州の砂地などに営巣。ひらひらと羽ばたきながら飛び、魚を見つけるとホバリング飛行で狙いを定め、水中に飛び込んで捉える。千葉市の市の鳥。かつては印西市(印西牧の原駅周辺)でもよく見られたが、7、8年見ていません。


2013
9  9

◎猛暑、炎暑といわれていた夏の暑さもどうやら一段落したようです。
9月7日は二十四節気の白露(露ができ始める頃)、そういえば公園のセミの鳴き声にもツクツクボウシの声が混じっています。

 『赤とんぼ』
◎夕焼け小焼けの赤とんぼ 負われて見たのはいつの日か‥
三木露風作詞、山田耕作作曲の童謡です。里山の吹く風がいくらか秋めいてきたこの頃、空き地や水田の上空を舞う赤とんぼの姿が見られます。
種類は正確には捕獲して胸の模様を調べないとわかりませんが、おそらくアキアカネであろうと思います。

・アカトンボとは雄の体色が赤くなるアキアカネやナツアカネなどの総称です。アカトンボといってもナツアカネのように顔から尾の先まで真っ赤になるものや、腹部は真っ赤だが顔は青白いマイコアカネや成熟してもあまり赤くならないノシメトンボのようなものもいます。いずれの場合も雌は全くかほとんど赤くなりません。
 秋がだんだん深まるにつれて、庭先の垣根の杭や駐車場のフェンス、時には自転車のかごや車のミラーなどに止まっている種類はノシメトンボが多く、電線に何十匹も並んで止まっている姿が見られることもあります。本種はアキアカネなどより大きくもっとも普通に見られ、翅の両端に褐色の大きな斑紋が目立つので他の種と見間違うことはありません。


・きっと皆さんの近くにも何種類かのトンボの姿が見られると思います。市街地でも時にはオニヤンマなど大型のトンボが飛んでいることもあります。これからトンボの面白い時期となります。里山に出かけてみませんか。

      ※ノシメトンボの写真
   

ノシメトンボ…トンボ科翅の先端に褐色斑のあるアカトンボ。アカトンボではあるが、雄も雌もいくらか暗い赤褐色になる程度でほとんど赤くならない。名の由来は翅の斑紋が着物の熨斗目(のしめ)模様に似ていることから。4~5センチ

2013
9 16

9月16日 敬老の日、経験したことのない大雨、あるいは数十年に一度の大雨などという恐ろしい単語が飛び交い、台風18号が過ぎました。各地で被害が出ているようですが、皆様或いはお知り合いの所は大丈夫だったでしょうか。マスコミでは、このところ台風の他、シリア問題、全原発停止、コントロールできていないのにコントロールできていると胸を張る人などとニュースのネタが尽きません。

 『開墾地の地名』
◎初富(はつとみ・鎌ヶ谷市)、二和(ふたわ・船橋市)、三咲(みさき・船橋市)、豊四季(とよしき・柏市)、五香(ごこう・松戸市)、六実(むつみ・松戸市)、七栄(ななえ・富里市)、八街(やちまた・八街市)、九美上(くみあげ・香取市佐原)、十倉(とくら・富里市)、十余一(とよいち・白井市)、十余二(とよふた・柏市)、十余三(とよみ・成田市)  (命名者 開墾局知事北島秀朝) 上記の地名はよく見ると初(一)から順番に十三までの数字が並ぶことがわかります。数字に豊や栄など縁起のよい漢字を合わせて作られた地名は、江戸時代の幕府直轄の野馬の放牧場小金7牧と佐倉5牧を明治になり開墾した場所につけられたものです。最初に開墾が始まった初富から十三番目の十余三まで順番につけられたものです。
 明治政府は、職を失い、不満をもって東京に集まっていた窮民の失業対策として、牧を廃した土地を開墾する計画を立てたのです。入植順につけたこれらの地の開墾はどこも並大抵なものではなく、開墾途中でほとんどの入植者は慣れない作業と困窮に放棄、逃亡、病死等でいなくなってしまったといいます。これらの地には、その後近隣の農家の二男・三男などが入植し、開墾が続けられたのです。その後、開墾会社の解散に伴い、多くの者が去ってしまったのでした。
地名はどれも素敵ですが、この地にまつわる苦労は筆舌に表せないものと思います。
・先日、最初の入植地である初富に残る江戸期の小金中野牧跡(国史跡)に行ってきました。ここは、半ば野生状態であった「野馬」を年に一回集めて捕獲選別するための土手の跡です。土手は捕込(とっこめ)と呼ばれ、仕切り土手で3ヵ所に分かれております。


「捕込(とっこめ)」で野馬を追い込み、とらえる区画。「溜込(ためごめ)」といい、軍馬として幕府へ送る野馬や、農耕馬や役馬として払い下げる野馬を留めておく区画。「払込(はらいごめ)」といって、若い野馬等を野に帰す区画の3ヵ所です。現存する土手(見学した場所)は、「払込」で、今は込(こめ)内にスギなどの樹木が茂っていますが、四方の囲い土手の姿はきれいに残っておりました。蚊の大群に悩まされながらも解説者の話を聞きながら娯楽の少ない江戸期の年中行事であった野馬捕りの様子を思い浮かべることができました。

・この牧跡のすぐ近くにある貝柄山公園に来月10月12日(土)に相馬野馬追の騎馬が12騎やってくるそうです。鎌ヶ谷に歴史的な縁のある騎馬軍団ですので一見の価値があることでしょう。
   
   「捕込」 スタッフのE氏撮影

 スギの木が林立していますが、頭の中で木を消し去ってください。そこに野馬たちが追い込まれている姿を浮かべて下さい。

小金中野牧の込跡…国史跡 野馬を年に一回捕えるため、馬を追い込める施設として築造されたのが、土手で仕切った捕込です。現在は長方形をした1区画のみが残っています。大きさは100メートル×50メートルあります。東葛地方では牧の面影を伝える数少ない遺跡です。


2013
9 25

◎印西市には、獅子舞がまだ存続している地区が4か所あります。そのうちの一つ和泉地区の鳥見神社で、先日「いなざきの獅子舞」が行われました。午後2時獅子舞行列の出発の合図の花火が打ち上げられ、河童のいでたちの道化に先導された3獅子のお出ましです。
行列は大勢の見物客に迎えられ、笛の音に合わせたゆったりとしたリズムで舞が始まりました。剽軽で動きの激しい道化、お行儀よくずっと出番を待つ花笠を被った子達など、どの演技も地域に根差した伝統を感じるものでした。1時間20分ほど見学し、残念ですが時間の都合で途中退席しました。緑の中で何百年も続いている舞を見て、久しぶりに心がほっこりとした気がし、何か得をした感じがしました。

 『パネル展のお知らせ』
◎今年で印西ウエットランドガイドは、設立10年を迎えました。そこで、例年のパネル展に10周年の活動の展示を加えて行います。皆様何かとご多忙とは存じますがお時間を見つけて会場に足をお運びください。展示場では会員ができるだけつくようにしていますので、来場の際には声をおかけ下さい。詳細は右欄の通りです。

   
    昨年のパネル展の様子


         
  「北総の自然アルバム」
・日時 10月1日(火)~14日(月)
     午前9時~午後5時
    (1日は1時から、14日は午後3時半まで)
     ※9日は休館日です。
・場所 県立花の丘公園展示室
 (千葉ニュータウン中央駅より徒歩:10分)
・内容 北総地域の里山探索や環境学習活動などを行う印西ウエットランドガイド設立10周年の記念パネル展。
 会員による野鳥・昆虫・草花などの写真の他、10年間の活動記録を展示。13日と14日にはドングリを使ったワークショップ(無料)があります。

印西ウエットランドガイド…北総地区の里山自然観察を中心に歴史や文化を探索し、自然環境の大切さ・変化などを感じてもらう活動を行っている環境ボランティア団体です。

 発足は2003年8月26日、スタッフ数は40名、公募散策会の実施回数は169回、延参加人数5081人(2013年7月17日現在)。

 活動は公募散策会の他、小学校のクラブ活動支援、学童クラブの自然観察会の支援、各地公民館やコミュニティーセンター、自治会などの自然観察会の支援、市主催の観察会支援、会員研修会、親睦会などが主です。
 会費をとらず、特別決まった会議など行わず、都合のつく行事に手をあげて支援をするという緩やかな会です。ご一緒に活動してみませんか。 

※朝日新聞9月25日発行朝刊28ページマリオン欄に当パネル展案内が出ています。

2013
10 1

◎「神無月(かんなづき)」とは、陰暦10月の異称。全国から神々が出雲大社に集まるため諸国に神がいなくなる月の意味。
 {ちなみに出雲の国では10月を神在月(かみありづき)と呼ぶ} 
※陰暦10月は、新暦では10月下旬か12月上旬ころにあたり、今年は新暦の11月3日~12月2日。
 その10月になりました。先日まで暑くてまいっていたのが朝夕寒い位に気温が下がることもあります。季節の変わり目です。お体ご自愛ください。 

 『ナンバンギセル』
◎本日から始まるパネル展「北総の自然アルバム」の展示作業が午前中にありました。総勢11人のスタッフが集まりパネルボードの準備や作品の展示を行いました。10月14日まで行っていますのでお出かけください。
 県立花の丘公園第一展示室
  各日とも 9:00~17:00 休館日9日

・展示終了後、園内のススキの根元に生えていた野草ナンバンギセルの花を見てきました。
 「植物の名前の話」八坂書房 前川文夫著によると、この草の名には二つの時代があったそうです。最初は遠い万葉の時代。「道のべの尾花が下の思草 今さらになどものか思はむ」という中に出てくる思い草(オモイグサ)が古い名で、男女関係の「物思い」からの連想だそうです。

 今一つは、時代が下って桃山の頃、タバコが入ってくると当然喫煙具のきせるも入ってきた。きせるの首は小さいが、パイプのそれは太く、この花に似ている。そこで、きせるの上に南蛮の文字をかぶせ南蛮煙管(なんばんぎせる)としたと出ていました。葉緑素を持たず炭酸同化作用が出来ないためススキやミョウガなどに寄生し養分を得ているのです。葉のない形がまさに雁首(がんくび)を大きくした煙管(きせる)そのものに見えました。
ススキの株の前後にそれぞれ10個程の淡紫色の花が咲いていてとてもきれいでした。花期はそろそろ終わりのようでした。


    

   

ナンバンギセル…ハマウツボ科ナンバンギセル属 漢字では「南蛮煙管」と書く。花期 7から9月 茎の高さは15センチ~20センチ。
花は花柄に1個、ススキなどの根に寄生する。葉も茎もなく、茎に見える部分は花柄だそうです。名の由来は本文参照。
 参考文献 ポケットガイド「野の花」山と渓谷社出版

2013
10 8

◎小泉進次郎氏、父の「原発ゼロ」を支持 と新聞に出ていました。
父純一郎元首相の「原発ゼロ」発言に対しての記者質問への回答で、選挙公約の再生エネルギーの導入に全力を尽くすと話したといいます。この発言に信念を貫いて欲しいと思いますが果たしてどうでしょうか。

 『忍石』
◎先日北総線印旛日医大駅の構内で壁に面白い図柄があるとiさんから教わりました。
 その図柄は壁一面に貼ってある天然石の中に見られました。見ようによっては、植物のシダのようにも苔が入り込んだようにも見えました。
 図柄を部分的に切り取ってみると林や生け垣の樹木のようにも見えました。
 「なんだと思いますか」と聞かれても全く具体的な回答を思い浮かべることはできませんでした。

・iさんの説明によるとこの石の中に描かれている模様は人為的なものでもなく、植物の苔やカビなどでもなく鉱物なのだそうです。
 岩石の微妙なひび割れに入った二酸化マンガンがきれいな模様【忍石(しのぶいし)と呼ばれる】を作っているとのことでした。


 以前(谷津田便り55ページ)掲載しました甲殻類のフジツボの作った図柄にも感激しましたが、忍石はフジツボ模様同様に芸術Aランク間違いなしです。
最近都心で建造物ウォッチングが流行っていると聞いたことがあります。古い建物の大理石の中に埋もれているアンモナイトの化石を見たりするツアーだそうですが、忍石もきっと目玉の一つになれるでしょう。
   

忍石(しのぶいし)…岩石の割れ目に樹枝状または蘚苔状をなして沈殿した2酸化マンガン。偽化石の一種。模樹石。 広辞苑より


2013
10 14

◎10月12日、鎌ヶ谷に相馬野馬追の騎馬武者がやってきました。
 大型バス1台と馬輸送専用車4台の到着が遅れ、貝柄山公園の出発は35分遅れの12:50頃でした。
 12騎の騎馬武者の勢揃いは迫力がありました。
出発時に最後尾の馬が坂で滑り、武者が振り落されるというアクシデントもありましたが、幸いに怪我もなく無事出発しました。
 交通規制した車道を闊歩し市役所前で終了約1時間半程度のイベントでした。
 聞くところによると馬も人も終了後すぐ帰るという日帰り強行軍だそうです。
 馬も人もお疲れ様でした!
なお、12騎中、2騎の乗り手は女性武者でした。

 『どんぐりワークショップ終了』
◎「
村にある 風の抜け道 秋桜
この句は13日、14日の2日間行ったどんぐりワークショップの会場に手作りお菜の差し入れをしていただいた方の作です。
 お菜の箱に添えられていたポストカードに書かれた文中にこの句がありました。
 ワークショップの会場花の丘公園は、ススキや赤ソバやコスモスの花が満開、青空が気持ち良くこの句にぴったりでした。

 ワークショップ1日目は、公園のイベント(花の丘マルシェ)が行われ大賑わいでした。ワークショップもこの流れで大混雑となり、レストランと同じように名前を書いてもらう予約制としました。
 一番こんだ時はおよそ40分待ちとなり、参加人数はおよそ450人を数えました。
 2日目は特別のイベントがありませんでしたが、それでも参加はおよそ70人となりました。
 参加されたスタッフの方、協力者の方々本当にお疲れ様でした。

 そういえば、支援スタッフのTさんが、ワークショップを終えた子供の満足そうな笑顔を見ると疲れが飛んでいきますと言っていたことが印象に残りました。
 皆様ありがとうございました。


   
  鎌ヶ谷の相馬野馬追の騎馬武者

   
  とどんぐりワークショップ
         (2日目のスタッフ)


相馬野馬追…福島県相馬地方の小高・太田・中村の3神社合同の行事。祭りの2日目に、甲冑に身を固めた騎馬武者が雲雀ヶ原に集まり、花火と共に打ち上げられた神旗を奪い合う。もと相馬藩の練武・調教のために行われたものという。

 


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