大和保男作萩趣碗で、クリームあんみつを頂く。
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豊場惺也作 信 楽 趣 碗 (茶碗)
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天ぷら みかわ是山居
寸法 径12.5cm 高9.5cm ghbj
寸法 径12.5cm 高9.4cm
食後感 普段、ガラスの器や適当にサイズの合ううつわで頂いていたあんみつが、
全く別の甘味として楽しめました。思っていた以上に見事に調和します。
次には、暖かい蕎麦やうどん、炊き込みご飯や雑炊等のうつわに見立て
てみます。
茶碗とうつわ
茶碗として見立てられた後の黄瀬戸の向付と、茶碗に見立てられる前の
向付として使われていた時期のうつわは、使用目的が違うだけで価値観
にはなんら変わりはない(同じことは、井戸茶碗に付いても言える)。茶碗
として使う時も向付として使う時も同等に取り扱う事に異論なく、茶碗とし
て使う時は格が上で、うつわとして使うときは格下、と言うような見方は、
本質を弁えていない間違った見方である。
あんみつのうつわとしての茶碗
茶碗の持つ重厚な造形。口べのゆったりとしたおおらかさと懐が広く深く、
中に入れた食べ物の具が、いかにも仲睦まじく寄り添って、互いの位置に
調和をもたらせている。
うつわを手に取った時に感じることの出来る心地よい重量感は、実際手
に取って使ってみた者にしか知ることの出来ない醍醐味である。
善き茶碗ほど善きうつわなり。
善きうつわに善き茶碗あり。
呼称を変える・・・「茶 碗」 から進化して 「趣 碗」 へ
時にはお茶を、時にはうつわに、見立てを生かして本質を楽しむ。
(茶道の原点)
笑顔と微笑み・・・好きなものをお気に入りのうつわで美味しく戴いた。
思わず心からの笑顔や微笑みが浮かぶ。
笑顔と微笑みは、自分も周りも幸福にする。
つかう喜びが、数寄を生む。
現代に生かそう
利休茶道「侘び寂び」の原点「道具見立て」の美学
逆の見立て(元に戻す)
職豊時代に朝鮮の雑器(井戸や高麗等)や黄瀬戸向付等のうつわを
茶碗に見立て使う事が始まった訳ですが、逆に茶碗をうつわに見立て
(戻して)使う事を提案します。
豊場惺也作信楽趣碗で、クリームあんみつを頂く。
大和保男作 萩 趣 碗 (茶碗)