2月1日(水) “手当申請の検査費 サンパウロの2病院が「無料」の好意”

 領事館への手当て申請の検査費用の件、サンタクルス病院、日伯友好病院では両病院の好意にて無料になり感謝しています。
 被爆者としての当然の権利として日本政府に訴えてきましたが未だに差別が続いています、厚生労働省にも伝えましたが、返事は有りません。
 不本意ながらブラジル側の好意を受けました。

(森田 隆、渡辺 淳子)

※補足説明:
 昨年11月30日から在外公館で諸手当・葬祭料の支給申請受付が始まりました。
 このうち諸手当の申請には「医師の診断書」が必要です。診断書をもらうためには医療機関で検査(診察)を受けなければなりません。この検査費用と診断書の発行手数料は、自己負担となります。
 しかし、日本国内なら被爆者健康手帳を持っていれば検査費、手数料ともに無料(国費負担)です。
 ブラジルで医療機関にかかると高額な費用が掛かるため、協会では昨年末から厚労省に「在外被爆者も無料にして欲しい」旨の要請をしてきました(→「事務局だより」2005年12月15日付)が、一度「拒否」の回答を頂いたまま以後は返事をもらえていません。
 そのような中、サンパウロ市にあるサンタクルス病院と日伯友好病院が、このたび、この検査費を無料にすることを決めてくださいました。
 両病院のご厚意により問題の一部は救済されましたが、日本政府が国内と海外の被爆者を平等に援護する本来の姿での解決をみることはできていません。さらには、サンパウロ市以外に住む方々をどうするのか、という課題も残されています。

(補足:ホームページ管理者)

← 1月14日 へ戻る          2月9日 に進む →