6スピーカー化の当時からとっくに構想を持っていましたが
何だかんだと後回しにして1年半も経ってしまいました。。。
デッドニングとは,制振材をスピーカー周辺のボディパネルに貼り付けることで
スピーカーに本来の性能を発揮してもらおうというものです。
ようやく重〜い腰を上げての施工です。
↑ 制振材@・レジェトレックス。 アウターパネル(外板)に貼り付けました。。 | ↑ 制震材A・オトナシート。(名前がベタなのは,気のせい。) インナーパネル(室内側)の一部に使用しました。 |
先輩のsa2さんにいろいろと教えてもらい,費用対効果を考えた結果こういう組み合わせとしました。 | |
【まずは,ドアの内張りを外します。】 | |
今回は,フロントスピーカーが着いている両前席ドアに施工。 実は,6スピーカー化のときに“なんちゃってデッドニング”と称するものを行っておりました。 その実体とは・・・インナーパネルの穴を形取ったダンボール(2枚重ね)にアルミテープを巻きつけたものでインナーパネルを塞ぐ,というもの。 けっこう効果アリ,と紹介するサイトを見たので手始めにやってみましたが・・・ほんの・・・フラシーボ効果の範囲でした。。。 |
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アウターパネルには,貼り付け部分を脱脂したのちスピーカー背面を中心にレジェトレックスを貼り付け。 ※脱脂にはブレーキクリーナーがよいと言われますが,灯油のほうが塗料を傷めにくいためより良いそうです。 また,パネル(特に下部)には防錆材が塗られていますので,脱脂は必要最低限の範囲にとどめましょう。 闇雲に全面貼りとするのは,@ドア重量の増加がきつくなる,A多く貼ればいいってもんではない,Bコストがかさむ,などの理由により必ずしもベストではないらしいです。 てことで,レジェトレックスは短冊状にカット。 レジェトレックスのようなものが純正状態で1片ぺろっと貼ってあったので,そこにももう1枚貼り重ねてみます。 (写真をクリックすると,貼り付け箇所のイメージ図にジャンプします。) | |
アウターパネルのスピーカー背面を中心に,吸音材を貼付。まぁ,ホームセンターで売られている20mm厚のウレタン・スポンジなわけ。W200mm×H300mmにカット。 ショップの方のお話によれば,吸音材の素材・貼付面積等はデッドニング全体における影響が大きいそうです。 じぶんもあやしく試行錯誤中。・・・とはいえ,それほど肥えた耳をもっているわけでもなし,このままでいいかなぁ(^^; |
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アウターパネル完了後,インナーパネルの大穴をレジェトレックスにて塞ぎます。 「・・・オトナシートは?」と思った方,仰るとおりです_| ̄|○ その後のsa2さん補足アドバイスによると「オトナシートは夏場にヒートガン(≒強力ドライヤー)使わないとならないほど扱いづらく,コレでいきなり大穴塞ぐのはきついよ」とのことだったので,あっけなく断念。春に気が向いたら重ね貼りにトライ。 | |
細切れになったレジェトレックス端材を用いて,スピーカー周りを中心にドア内張りの制振。 >我ながらマユツバ | |
今回併せて,スピーカーネット裏の防塵用ペーパーを撤去。 ホコリなんてたかが知れてます。それよか音の抜けを優先しようというわけ。 ネットは上下左右4ヶ所のツメによって内張りに固定されているので,これを起こして外します。で,この写真はペーパー外しかけの図。樹脂製の格子はペーパー押さえつけ用なので,コレもニッパー切り取りにて撤去。 周囲に巡っているのは,スポンジの「すき間テープ」。インナーパネル〜内張り間で音が拡散・干渉するのを防ぐということで貼付け。 | |
ネットを装着しなおすとこんな感じ。 思いがけずスピーカーがよく見えるようになり,ビジュアル面でもちょっと貢献。 すき間テープが見えてるのは・・・この際,無視。 |
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← 参考写真。ペーパー撤去前。 | |
これがモンダイの防塵用ペーパー。 かなり分厚くしっかりしたもので,防塵用としては効果バッチリ☆ 音質の観点でいくと・・・愚問・・・ |
ちなみに,インナーパネルに純正で貼られている防滴用ビニルシートの糊(灰色のベトベトしたやつ)の除去には,
スモークフィルムに付いてくるちっちゃなプラ・ヘラが活躍。
@ヘラで大雑把にそぎ取る |
Aヘラ+灯油でさらにそぎ取る |
Bボロ布+灯油で拭き取る |
デッドニングによって,カクジツに音質は向上。
低音を中心として豊かになり,デッキのイコライザー機能をカットしても違和感がほぼなくなりました。
音像定位がメーターパネルくらいの高さまで上昇してきました。音全体に奥行き感が出たような気もします。
ただ・・・音が左右それぞれのスピーカー位置に張り付いてる感じはほとんど拭えず,
この点に関しては,悲しいかな弟号(デッキ・スピーカーとも純正)に劣ってるかんじ。
なにが原因なんじゃあぁぁ(泣)