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クイナ

 ツル目クイナ科の冬鳥(東北・北海道では夏鳥)で、体長約29センチ。写真のクイナは、平成24年12月25日、自宅近くの下の池遊水池の土手で撮ったものである。クイナは警戒心が非常に強く、土手の上に、人の気配があると、葦原の中に隠れてしまうので、ここ下の池遊水池でも、滅多に見かけることはない。しかし、よく注意して見ていると、時々、葦原から顔を出しては、枯草を嘴で押しのけ、土中の虫を貪り食う姿を観察することが出来る。危険がないことを確かめては、葦原の中から、こっそりと土手の下の水辺に出てきて、餌(昆虫、甲殻類、軟体動物、魚類、植物の種子など)を漁ったり、水浴びや、日光浴などを行っているのである。写真下の二枚は、カメラに気が付き、長い脚を折りたたむようにして、「スタコラサ」と急いで葦原に逃げ込むクイナである。なお、詩歌に「戸を叩く」と詠まれる水鶏は、このクイナでなく、夏鳥のヒクイナである。

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