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キジ

 キジ目キジ科の留鳥、体長は約58センチ(雌)から81センチ(雄)。植物の種子、芽、実などが主食、他に昆虫も食べる。日本国の国鳥で、愛鳥週間に放鳥される。国鳥で、狩猟対象というのは、世界でも珍しいそうです。
写真は平成23年4月20日、自宅近くの下の池遊水池土手上、約30メータの距離で撮影(写真のフェンスは遊水池と隣地との境界)。
 カワセミの撮影の帰途、偶然、雄のキジに出くわした。キジの声は、何度か聞いていた。しかし、こんなに近くで姿を見たのは初めてである。私の様子を見守っていたが、2、3分後、フェンスを飛び越して隣地へ飛び去った。
 3月11日、東日本大震災の時、私は渡良瀬遊水池でハイイロチュウヒの写真を撮っていた。その時、突然、キジが葦原の奥から姿を現し、大きく「ケン、ケーン!」と鳴いた。しばらくして、大地を揺るがす大地震が発生した。昔の人は、「地震の前には、キジが鳴くから気をつけるように」と云ったという。キジの警聲は、車のラジオの緊急地震警報より早かった。動物の危険を感じる本能というものは、誠にすごいものだと、改めて感じ入った次第である。

 

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