【あらすじ】
時に2003年、貞安15年。
日本合藩連合王国の長、徳川幕府第二十代将軍;徳川正邦は退屈していた。
表では八代吉宗と並び称させる名君であるが、彼は将軍の私邸である中奥&大奥では違う顔を持っていた。
そう彼は、「せんす おぶ わんだ〜」の探求者、SFヲタクだったのだ。
人は彼をSF将軍と呼ぶ。
今日もまた上様の退屈を癒すため御側用人:高木豊後守に中奥へのお召しがかかる。
上様のあのはた迷惑な読書会がはじまるのであった。


【主な登場人物】
徳川正邦(上様)
徳川幕府第二十代将軍。元尾張藩主。
もともとは先代尾張藩主徳川雅達の三男であったが、諸般の事情により尾張藩主となり、その後早逝した一九代将軍徳川正喜のあとを継ぎ二十七歳で二十代将軍に推挙されるという「暴れん坊将軍」そのままな人生を送る。表では八代吉宗公の再来と言われ、名君とされている。しかし、プライベートではSF好きで、読んだもの見たものにすぐに影響されて、「大奥総メイド服による萌え向上計画」など無理難題をのふっかける困った人でもある。
「一休さんに出てくる将軍さまみたいなお方」とは高木豊後守の評である。

高木豊後守(豊後守)
御側用人。もともとは中流旗本で学問究理奉行所に勤めている傍ら、同人誌を発行していたがそれが尾張藩主時代の正邦の目に留まり、そのまま尾張藩へスカウト。正邦の将軍就任にともない現在の地位へ。世間では元禄時代のの柳沢吉保に並ぶ破格の出世と言われるが、当の本人は日々上様からの無理難題に悩まされている。

松平雅忠(会津候)
先代尾張藩主の弟で会津藩主、政所老中兼大老(総理大臣)。正邦叔父にあたり世間からは副将軍と言われている。かなりの堅物の爺さんである。

富士山(ふじやま)
大奥総取締役のキャリアウーマン。容姿端麗才色兼備な彼女は3年連続で女性誌で「カッコイイ女」に選ばれるほどで、大奥では絶大なカリスマの持ち主であるのだが、最近は上様の命でメイド服やねこみみをつけさせられお疲れ気味・・・・。


第一回:世界のひみつ(「忘却の船に流は光」 田中啓文著 ) 2003年12月7日

第二回:殴り合いで決めようぜ!!「機動武闘伝 Gガンダム」  2004年1月6日


第三回:何故?そこまで?(「メシアの処方箋」 機本伸司 )   2004年2月7日


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