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最終更新日 2009/03/18

実用新案登録(実用新案申請)に関するQ&A

                      〔よくある質問はこちらもどうぞ〕

Q1) 実用新案申請の手続きの流れを説明してください。
A1) 実用新案の出願(申請)から登録までの手続きの概略は次のとおりです。
@出願書類(特許出願時の申請書類とほとんど同様です)を作成し、出願手数料および1年から3年分の登録料をそえて、特許庁へ提出します。
A方式審査の結果、所定の要件を具備しているならば、設定登録され、実用新案権が発生します。要件不備であれば、手続補正書を提出し(提出しなければ、出願は却下されます)、要件を具備していると認められたなら、設定登録され、実用新案権が発生します。


Q2) 実用新案の出願(申請)と特許出願(申請)との違いは何ですか?
A2) @新規性・進歩性などの登録要件に関する実体審査がありません。出願書類が所定の方式的要件を具備しているならば、設定登録され、実用新案権が発生します。実体審査が無いので、特許出願のように、出願審査請求のための手続きは不要です。順調にいけば、出願から2ヶ月程度という短期間で設定登録されるので、1〜3年分の登録料は出願と同時に納付します。

A実用新案権の存続期間は、出願日から10年間です。ちなみに、特許権は、出願から20年間です。出願から早期に登録されるとともに、このように存続期間は短いことから、実施(製造、販売など)の開始時期が早く、流行性の高い物品に適しています。

B保護対象は、”物品”の形状、構造あるいは組合わせに関するものに限られます。したがって、方法に関するアイデアなどは、保護対象外なので、特許出願を考えるべきです。なお、保護対象の性質上、出願書類には、必ず図面を含めることとされています。

C特許権のように実体審査を経て登録されたわけではないので、進歩性を欠くなどの無効理由を有する場合がありえます。このような無効な実用新案権が行使されることのないように、権利行使に際し、相手方に実用新案技術評価書を提示することが義務づけられています。

Q3) 実用新案登録の具体例(自分で実用新案の書類を作成したいので、書類例)
の閲覧方法を教えてください。
A3) 特許情報プラットフォーム(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage)で閲覧できます。
画面上の検索メニューから「特許・実用新案検索」を選択し、プルダウンメニュー3番目の「特許・実用新案テキスト検索」をクリックします。
公報種別の「公開特許公報」のチェックボックスのチェックをはずし、「公開実用新案公報」のチェックボックスをクリックします。
検索項目を選択し、検索キーワードを入力して「キーワードで検索」ボタンをクリックします。
例えば、検索項目「要約+請求の範囲」のキーワードとして「ぬいぐるみ」を入力して検索すると368件がヒットします(2015年3月29日現在)。
画面下の「一覧表示」ボタンをクリックして一覧画面に遷移し、発明の名称の左側の文献番号をクリックします。
公報表示画面の左端の「全項目」をクリックすると、図面を含む出願書類の内容を見ることができます。