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車種選択〜購入の流れ
僕は平成5年3月から平成10年8月まで、トヨタカローラレビン(平成5年式AE101,GT−APEXノーマルサス)に乗っていました。
この車を選んだ理由は、今にして思えばたいした理由じゃなかったのだと思います。
200万前後の車で、スポーツタイプの車を考えてはいたのですが、何もレビンじゃなくても良かったのです。最初は4人乗りを考えていたくらいでした。しかもその4ドアセダンも、レビンの兄弟車であるカローラセレスだったのです。今はもう絶版車ですけどね(笑)
ディーラーと交渉するときは僕の親父も同席していたんですが、親父の“2ドアにしたら?”の一言でレビンに決まったくらいですから(笑)
注;この画像は当時乗っていたグレードのカタログ写真です。
そんな調子でレビンに乗り始めたのですが、5年間たっぷりと思い出をくれた車でありました。
この車を購入して数ヶ月に今の嫁と付き合いだして、レビンは、僕らをいろんな所に連れて行ってくれました。
レビンとの歴史は、僕ら二人の歴史とシンクロしていったのです。
すっかり手放せなくなり、ほかの車にあまり見向きもしなくなっていましたね。
当初はスカイラインも好きな車でしたが(当時はR32)、正直言ってあまり視野には入っていませんでした。
もっともまだまだ現行車として活躍していたR32ですから、まだまだ市場価格も高値で、GT−Rなどは中古車でも普通に350万から400万円はしていた時代ですから、手が出なかったというのが正直なところです。
この101レビンはメカニズム的にも他の車にない特徴がありました。
当時としては大変めずらしい1気筒当り5バルブ、4気筒エンジンで20バルブを備え、160psを叩きだす名機4A−GEを心臓に持ち、当時のトヨタ車の売りであったライブサウンドシステムを標準装備、ランバーサポート付きのシート、オートエアコンも標準装備と、特別にオプションをつけなくても装備的に満足のいく車でありました(ちなみにスーパーストラットサスではありません)。
僕が購入したパーツ類は、トムスのアルミホイール、トムスのフロントバンパー、ナルディ・ガラ3(ステアリング)とシフトノブくらいのものでしたが、当時はまだ法律が厳しく、タイヤも純正サイズ(185/60R14 or 195/60R14)でなければ基本的に車検が通らない時代でした。
社外マフラーなんてもってのほか、サスペンション交換なんて論外だった時代です。
純正は185/60R14だったタイヤも、195/50R15に交換していました。当時50扁平タイヤと言えば、超扁平タイヤと同じくらいにもてはやされていました。会社でも50タイヤを履いている人はほとんどおらず、結構自慢の一品でした。
ちなみに、そのままでは当然車検など通りませんが、車検時期はスタッドレスタイヤを履いており、純正サイズだったので、愛車にしている間は捕まった事はありませんけどね(笑)
フロントバンパーなどはもう贅沢の極地みたいなもので、あの純正車高でも十分低く見える効果があり(実際に低くて結構こすった覚えあり(笑))、とても格好よかったのを覚えています。
何はともあれ、僕の車好きの原点ともいえる車でした。
このカローラレビンは、平成9年に結婚して、平成10年に長男が誕生してからしばらく乗っていましたが、泣く泣く手放すことになってしまいました。
理由は、故障気味になってきたのと、家族が3人に増えた事による、2ドア特有の使い勝手の悪さです。
故障というのは、クーリングファンのヒューズが簡単に飛んでしまい、何個ヒューズを買い足しても足りないくらいになっていたのです。
おかげでエンジンが温まった後に水温がとめどなく上がりオーバーヒートを起こしてしまうのです。
走行中は風を浴びるので影響はほとんどないですが、低速走行中や停車時に必ずそのような現象が起こっていたのです。もちろん原因なんて全然わかりませんでした。
それだけじゃありません。パワーステアリングも重くなっていました。
原因がはっきりしたのは、次の車を契約した後に、取り付けていたオーディオを純正に戻すためにある電装屋に交換を依頼してのことです。
オーディオ取り付け当時の配線がおかしかったことが原因で、ヒューズが飛びまくっていたらしいのです。
もちろんオーディオが原因だなんてこっちは思いもよりません。しかし純正に戻したとたん、ヒューズの飛びはなくなり、オーバーヒート現象も全くなくなり、パワーステアリングも軽くなりました。
オーディオの取り付けは車を買って2年後、オ○○○○○ズで購入したのですが、そのときの(たぶん店長だと思うが)客対応がものすごく悪く、高圧的な態度だったんです。
それ以来そこでパーツ類を買うのをやめようと心に決めたのですが(笑)、トヨタ純正のライブサウンドシステムが配線の邪魔をしていたらしく、それが故障の原因だったようなのです。
それにしたって、普通なら考えられない故障ですよね?
その買った店はすでに無くなってしまったので、いまさらどうこう言う気はないですけど、カーショップはちゃんと選んだほうがいいですねぇ。
また、平成10年の1月に長男が誕生し、なんとか車を持たせていたのですが、やはり何をするにしても使い勝手が悪い。
レビンは2ドアにしては後席が広いほうだと思うんですが、子供を乗せるにしても荷物を置くにしても、当たり前の事ですが、助手席のシートを倒さなければならず、車が故障気味になってきたこともあって、買い替えを検討する事となりました。
当然視野に入るのは、4枚ドアがあって、ちゃんと4人が座れて、ファミリーカーとしての役目を十分果たせる車です。
都合のいい事に、当時は触手の伸びる車が結構ありました。ツーリングワゴンに少々の憧れがあった僕は、視野に入っていた車がトヨタカルディナ、ホンダアコードワゴン、日産ステージアでした。
現在も大人気のミニバンは、全く視野に入りませんでした。理由は、“走り”という面で不安を感じていたからです。セダンやツーリングワゴンに比べて重心の高いミニバンは、コーナーでの走りで不安定になりそうな懸念を感じていたので、最初からミニバンは却下しました。
レビンでスポーティカーを知った僕に、“走り”の要素を取り除くことは出来ませんでした。であるからして、いくらワゴンでもスポーツタイプを選択することは必然だったのです。
ネックだったのは、その車両価格でした。
ツーリングワゴンのスポーツモデルは結構高く、総額で300万円が結構当たり前の状況でした。予算が300万円である僕らはツーリングワゴンをあきらめ、スポーツセダンを視野に入れる事になりました。
いろいろ新車購入を検討していくうちに、自分が本当に欲しい車はどんな車かがだんだん見えてくるようになりました。
4ドアであること、2.5リッターの排気量であること、6気筒以上であること、FRであること、AT車であること。
そして、予算が300万円で、予算内ならどんな車を買ってもいいという条件でした。どんな車を買ってもいい=予算内なら何をしてもいい=ドレスアップを最初からしてもいい、と言う条件でもありました。
そうなると、そうそう高い車も買えません。とりあえず候補に上がった車が、マークU・ツアラーS、チェイサー・ツアラーS、クレスタ・ルラーンS(いずれも100系)、スカイライン25GT(R34)、ローレルクラブS(C35)、ステージア25RS(C34)の6台です。
それなりに高級感があり、それなりのステータスがある。燃費の事を考えると選択肢はNAエンジンしかありません。それぞれの比較をすると・・・。
マークU・チェイサー・クレスタ(JZX100系)
メリット;基本的に保守的な造りだが、熟成されたエンジンがあり、高級感という事を考えても質感が高く、カスタム性も高い(パーツが多い)。
デメリット;保守的な造りであるだけに冒険も少ない。
数多く売れている車だけに個性的かと言われれば疑問符がつく。
スカイライン(R34)
メリット;スポーツセダンの代名詞的存在。2ドアと4ドアを初めから用意しており、選択肢が広がる。
スポーツ性は他の車とは比較にならないほど高い。当時デビューしたばかりの最新車種。
デメリット;GT−Rの存在が、スカイラインの存在をあいまいにしている部分がある。
高級感という意味では他の車に及ばない。NAになるとカスタム性が極端に低くなるのが弱点。
ローレル(C35)
メリット;マークU3兄弟に比べ、スマートさが売り。
高級感もマークU3兄弟に負けず劣らずで、常に比較される存在。
マークUに比べると個性的。
デメリット;常にマークUと比較されるため思い切った冒険ができない。パーツが極端に少なく、
カスタム性は低い。個性的ではあるが地味な存在。

ステージア(C34)
メリット;スカイラインワゴンと呼ばれるだけあってスポーツ性は高く、高級感もそれなりに高い。
ミドルLワゴンとしては唯一の存在(だった)ため、パーツも多く、カスタム性はかなり高い。
デメリット;Lクラスワゴンという事もあり、車重が重い。売れているだけあって、少々いじっただけでは個性が発揮しにくい。
モデルが少々古め。
結論はご存知の通り、スカイラインを選択しました。
最初のネックは値段。マークU3兄弟は値段が高く、その値段も、サイドエアバッグが付いているからという理由でした。サイドエアバッグを付けるつもりは毛頭なく、シート交換を視野に入れていた僕としては、エアバッグ付きシートはどうしても抵抗があったのです。ちなみに価格差は30万円でした。
次に、ファミリーカーとしての購入でもあったため、嫁の意見は結構重要なファクターでした。嫁の目からして、ステージアは好みでなかったらしく、その時点で却下になりました。つい最近ですが、ステージアでも良かったなと今頃ほざいています(笑)
さて、スカイラインとローレルの決勝戦です(笑)
シャーシは基本的に共通。エンジンも全く同じRB25DE。窓枠があるかないかの違い。高級感はローレルの方が上。価格的にもローレルが少々安い。
なぜスカイラインを選んだのか?
スカイラインの方が後発なのですが、後発のメリットと言えばいいのか、M−ATxがスカイラインで初採用されたのです。基本的にマニュアルミッションが好きな僕としては、自分でシフトチェンジできるというのは大きなメリットでした。
後に、ローレルやステージアにこのM−ATxが搭載されましたが、最初に採用されたということで、価格よりメカニカルな部分で惹かれていきました。また、発表されてまだ3ヶ月という新鮮さも、重要なファクターとなりました。
もうそうなると、スカイライン以外は魅力に感じなくなりました。
オプション類は、フロントリップ、サイドシルプロテクター、リヤアンダープロテクター、フロアマット、ドアバイザー、MOMO社製シフトノブを選択。オプション込みで25万円引き。下取り込みで50万円引き。購入価格税込み260万円で購入を決めました。
編集後記
実は今でも2ドアクーペが好きだったりします。
結婚してなかったら多分またクーペを選んでいたんじゃないかなって思ってます。
ただ、スカイラインの4ドアっていうのは、他のスポーツセダンと比べての”重み”が違うと思います。
これはマークU3兄弟にも、ローレルにも、ステージアにも出せない重みだと思います。
やっぱりR34を選んで正解だなって今更ながら感じてますね。