今週〈12月17日〜19日)は完成を目指して、窓、ドア取
り付け調整、そして最後の大仕事、屋根葺き工事で
す。樹上に作るのでなるべく軽くしたい。そこで選んだ
のがゴムアスベストの屋根材シートです。この素材がも
っとも軽い素材でしたが、それでも面積の合計でシート
重量は42キロとなりました。軽くありませんね。
なんと言っても、すべての材料をロープで樹上にあげて
建築しています。いったい何キロ上げただろう?
屋根の上でサイズに合わせ裁断していくのは無理なの
で地上で大体のサイズにカットして一本ずつ巻物して上
げやすくセットしていきます。この日はマイナス4度と低
温なのでシートの柔軟性がなくなり、折れヒビが入って
しまいロスが多くでました。
今回のカーペンター3名全員、屋根葺きでぶら下がる
ので、屋根より高い位置に作業用の確保ザイルと下
降ザイルをセットしていきます。
左の写真の下の方に、シートが順番に合わせて巻物
にしてぶら下げて荷揚げしてあります。 ヘルメットを
見て分かるように夜まで続けて作業をするのでヘッド
ライトが付いています。
右の写真は私の足とエアーホースが一緒に写ってい
ますが、屋根板に接着剤を塗っています。屋根の角度
は雪が落ちるように急角度なのでザイルでぶら下がり
ながらの作業はけっこうキツイでした。また寒いので接
着剤が綺麗に伸ばせません。
左の写真は屋根材を貼り付けて、ステップルガン固
定していきましたが、寒いのでなかなか作業が進み
ません。
右の写真はシートを張り終わった屋根です。シートの貼
り付けが少し波打って出来栄えに不満がありますが
この日は極低温〈マイナス10度)なのでまあ仕方
がないですね。 春になったらまた考えましょう
屋根のシート端末を折り曲げて仕上げしましたが気
温が低すぎてうまく処理ができません。まあ、暖かく
なりましたまた、加工しなおしましょう。
屋根の加工をしている間に、室内の壁と屋根の間の
隙間を防水合板でふさいでいきます。 屋根とトラスト
の隙間はアクリル板を使って夜、光が漏れるように加
工していきました。
製作したドアを壁に取り付けます。屋根の重さで枠が
少したわんだのでカンナで修正したので取り付けに少
し時間がかかりました。
9月17日から12月19日まで
延べ、32日間、延べ作業人数は103人で完成
させることができました。
(まだ若干作業が残ってますが)

今回のツリーハウスは樹上の高い場所にハ
シゴや階段を作らずにクライミング技術だけで
建築をしました。まだまだ加工したいところが
ありますが、一応、完成としました。世界ツリ
ーハウス協会のピーターネルソン氏の建築イ
ベント事務局長の経験で、本格的なツリーハ
ウスを今回製作しました。ツリーハウスを作り
たい方にはお手伝いをいたします。
12月19日作業終了で記念写真をとりました。寒かったです。
最終工事日は強い寒波の影響で樹上は船のように揺れ、地面に降りても体の揺れが止まりませんでした。その上、極低温
〈マイナス10度)中の作業は大変でした。この写真を撮影した後、カメラのバッテリーが寒さで死んでしまいました。記念撮影
はこの1枚だけでした。
完成写真に
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ツリーハウス日記10















































































































































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