会話集 マサラティ村

▼マサラティ村にて

村に入ると会話がはじまる

カシス
「シードル!?
キルシュ
「シードルじゃねぇか!!無事だったか!?
アランシア
「あ〜〜〜!!シードル〜!!シードルだ〜!!
カシス
「なんとか生きながらえてるみたいじゃねぇか!!
ところで、オマエ一人か!?他の連中といっしょじゃなかったのか!?
シードル
「そんなに大声でしゃべらないでよ。みんな見てるからさぁ。
カフェオレ
「ハズカシガッテル バアイジャ ネェダロ!
ホカノミンナハ イッショジャ ナイノカッテ キイテンダ!
シードル
「他の連中って、ガナッシュやオリーブたちのこと?
彼らだったらエニグマの森に行くって、沼をわたったよ。
キルシュ
「本当にエニグマの森をめざしたのか!?いったいどうして!?
アランシア
「え〜〜〜〜〜〜!!それって本当なの〜〜!?どうしてそんなことを!?
シードル
「うぬぼれてるのさ、彼ら。
きっと、エニグマと戦っても勝てるつもりなんだ。やってられないよ!
カシス
「いや、やってられないとは言ってもだねぇ・・・・・・・・
みんな、エニグマにさらわれて こっちに来てるワケだし、
みんなをさがすとなると エニグマの森へ向かわざるをえないんじゃないかねぇ。
キルシュ
「その通りさ!!ショコラだって、エニグマがとりついたドワーフにひっぱいまわされてんだ!
エニグマの森をめざそうぜ!
アランシア
「てことは、私たちもエニグマの森をめざすしかないね〜。
ショコラだって、そこに連れて行かれてるかも知れないもんね〜。
シードル
「ボクはエニグマの森へなんか行かないよ。
カシス
「なんだって!?友達がどうなったっていいってのか!?
シードル
「そんなこと言ってないよ。現実の話をしてるのさ。
ボクたちだけで何ができるって言うのさ!!ヘタに動いても、問題を大きくするのがせきの山さ!!
安全な場所でじっとして 大人の助けを待つのがボクらがすべきことさ!!ちがうかい!?
カシス
「オマエは正しいかも 知れないよ。
だけど、本当にそう思うなら、オレたちを助けてくれる大人をどこかから呼んで来いよ!!
オレたちが何もしなかったら その間に、他の連中がどうなるかわからないんだぜ!!
シードル
「そんなこと言われても ボク、こまるよ。
カフェオレ
「オレタチ マバスデ イチド ガッコウヘ モドッタンダ。
ダケド、コンカイノケンハ オトナニタヨラズ ジブンタチデ カイケツスルコトニシタンダ。
シードル
「ムチャクチャだよ、そんなの。みんなヒーローになりたいだけなんじゃないの?
カシス
「校長が、キャンプの前に言った言葉、覚えてるか?
シードル
「キャンプを途中でやめたら退学だって?ふざけてるよ!
それに、今はそんなこと言ってる場合じゃないよ!
カシス
「校長はこうなることを知っていたのさ。
キルシュ
「やっぱりか!!みんなそう感じてたんだな!!
こうなることを知っていながらキャンプを途中でやめるな なんて!!ひでぇ話だぜ!!
アランシア
「そうね。そうとしか考えられないよね。
生きた伝説と言われるほどの大魔法使いが、何も気づかなかったなんてことないわ。
何かあるんだわ、きっと。
シードル
「・・・・・・・・
どうして・・・・・・・・?
どうして、そんな・・・・・・・・!?
カシス
「校長はオレたちを信じてるのさ。
シードル
「信じてる・・・・・・・・!?
カシス
「オレたちが乗り越えなければならない何かがあるんだ。
大人たちでは、もう変えられない何かがあるんだ。
校長は、オレたちにそれを伝えようとしているんだ。そして、信じてる。
シードル
「信じてる・・・・・・・・ボクらを信じてる・・・・・・・・
カフェオレ
「イコウゼ、シードル。シンライニ コタエヨウ。
シードル
「イヤだ・・・・・・・・。
カシス
「ハァ。しょうがないな。
シードル
「ボクはここに残る。信じてくれなくていい。
むしろボクは、大人たちが助けに来てくれることを信じるよ。
カシス
「行こう。もういいよ。それに、ここに残るのも自由だ。止めはしないさ。

▼マサラティ村・村長の家にて

村長の家へ行き会話をする

ヴォークスの指導者・ジンジャー
「私がマサラティ村のリーダー ジンジャーだ。
この村が、闇のプレーンの中でも平安を保っていられるのは、
私がいい仕事をしているからだ。
ヴォークスの指導者・ジンジャー
「オマエたちも、この平和を存分に楽しむがよい。
ただし、沼の真ん中の氷の島へは行かぬことじゃ。
先々代も、その前のリーダーもあそこで命を落とした。
氷の島にあるジェラ風穴。そこにはとんでもない魔物がおるからの。
ヴォークスの男
「リーダー、娘さんのことですが、ちょっとよろしいか?
ヴォークスの指導者・ジンジャー
「なんだ?またいつもの話か?
ヴォークスの男
「今日もシナモン様は例の場所へおいでのようで・・・・
村の者たちも、いつまでも大目に見るとはかぎりませぬ。
じっさいに・・・・
『リーダーの娘だから、ルールは守らなくても良いのか?』
・・・・との声も聞かれまする。
このままでは、何か事件が起きるのではないかと心配でなりませぬ。
ヴォークスの指導者・ジンジャー
「わかっている。村のルールは守らせる。
リーダーの娘であろうと例外ではない。私は公平なリーダーだ。
シナモン
「ただいま、お父様
シナモンがやってくる
ヴォークスの男
「私はこれで、しつれいいたします。
ヴォークスの指導者・ジンジャー
「遅かったな。どこへ行ってたんだ?
シナモン
「え・・・・?あの・・・・カエルグミをとりに・・・・
ヴォークスの指導者・ジンジャー
「そうか。たくさんとれたか?
シナモン
「いいえ・・・・。ちっとも・・・・。
ヴォークスの指導者・ジンジャー
「そうか。つかれただろう。今日はもう、外に出ないでゆっくりと休みなさい。
今日、どんなことがあったか、明日、ゆっくりと話しをしよう。

▼マサラティ村・村長の家の前にて

家からでて門番に話しかける

ヴォークスの男
「キミをこの家に入れるなとのリーダーのお達しがあるんだ。帰りなさい。
メース
「でも、シナモンの忘れ物・・・・じゃなくて・・・・
シナモンのハンカチが森に落ちてたから・・・・。
ヴォークスの男
「ならば、私があずかろう。
メース
「直接わたしたい・・・・。
ヴォークスの男
「それはできぬ。
メース
「どうして?
ヴォークスの男
「ルールだ。どうしてもと言うならリーダーの許可をあおがねばならない。
メース
「リーダー・・・・?シナモンのお父さんのこと?だったら、今すぐ許可を・・・・
ヴォークスの男
「リーダーはおつかれだ。またあとで来なさい。
メース
「それじゃ、また明日来ます・・・・。
今日は、宿に泊まりますから何かあったら、宿のほうへ連絡おねがいします・・・・。

▼マサラティ村・宿にて

宿へ行きメースに話しかける

メース
「やぁ。さっきはどうも。
なんだか、はずかしいところを見られちゃったな。
キルシュ
「はずかしいとかじゃねぇよ!ヒドイ話だよ!!もっと怒れよ!!
アランシア
「うふふっ。愛してるのね
メース
「ハハハハ・・・・。そうだね・・・・。
さっきのハンカチをとどけるってのは、シナモンが考えた作戦だったんだ・・・・。
少しずつ、村の人となじめるように・・・・ってさ。
だから、シナモンのためにも、少しずつ、あきらめないで村の人となじもうと思って・・・・。
だから、明日また行ってみる。
ヴォークスの宿屋
「よしな、メースちゃん。
あんまり目だったことしてると痛い目にあうよ。
宿屋の人が近寄ってくる
キルシュ
「ん?
カフェオレ
「オオット! ダレデイ!クチヲ ハサムノハ!?
メース
「・・・・・・・
ヴォークスの宿屋
「メースちゃんの両親が死んだのは村の者のせいさね。
メースちゃんの目を正面から見れる大人は一人もいないのさね。
キルシュ
「どう言うことですか?話してください。
メース
「・・・・・・
ヴォークスの宿屋
「ウーズ熱はアイスシードさえあれば、カンタンになおせる。
沼の真ん中の氷の島の洞窟にグラッシュの花があり、
その花がアイスシードを実らせることもみんな知っておる。
ただ、誰にも、それをとりに行く度胸がなかったんじゃ。
大昔の言い伝えをひっぱりだしてきて、やれ『悪魔の熱だ』とか、
『呪いの熱』だとさわいで、誰もアイスシードを取りに行こうとは、しなかったのさ。
それだけの話さね。
メース
「旅の人の前でそんなことを言わないでください・・・・。
知ってましたよ。
そのことで村人をせめるなと言うのが、父の最後の言葉でした。
自分のために命をかけろとは言えないでしょう?
父は笑ってましたよ・・・・。
キルシュ
「だったら、ますます村の連中にわからせてやらなきゃ!
アランシア
「うわ〜。そうぜつ〜。
カフェオレ
「ク〜ッ!ナカセルネェ〜!ナカセルジャネェ〜カ!コンチクショイッ!!
メース
「村の人にわかってもらうために大切なのは、言葉ではなく、ボクが何をするかなんです。
ヴォークスの宿屋
「大人になったね・・・・メースちゃん。
ご両親がなくなった時はあんなに小さかったのにね・・・・。
ゴメンね、おじさんなんにもしてあげられなくて・・・・。
今日は泊まって行きな。みんなもいっしょに・・・・。タダでいいからね。

▼マサラティ村・村長の家の前にて

メースに近づくと会話が始まる

メース
「どうして会わせてもらえないんですか?教えてください。
シードル
「???
シードルが隠れ見ている
ヴォークスの男
「それはだな・・・・、えー、
シナモン様は今、お病気でふせっておられるゆえにだな、また後日たずねられるが良い。
メース
「病気?本当に病気なんですか!?
ヴォークスの男
「言うにことかいて!本当に病気かだと!?
私がウソをついていると言いたいのか!?
メース
「いえ、そんなつもりでは・・・・せめて病名だけでも・・・・
ヴォークスの男
「病名は・・・・ウーズ熱だ。
オマエみたいなヤツとコソコソ会ってるから こんなことになるんだ。
メース
「う、うそだ・・・・そんなことが・・・・
ヴォークスの男
「とにかく立ち去れ。ジャマだ。
メース
「取ってきます・・・・
ヴォークスの男
「なんだってぇ〜???
メース
アイスシード・・・・取ってきます・・・・
ヴォークスの男
アイスシード・・・・まさか・・・・!!
ジェラ風穴に入るのか!?
メース
「待っててください。必ずもどります。
ヴォークスの男
「ちょっとまて!!おい!!
アイスシードなど取ってきてもあんなモノは効かんぞ!!
ウーズ熱はなおらんのだ!!わかってるのか!!
メースが行ってしまう
ヴォークスの男
「フン。勝手にのたれ死ねばいいさ。
主人公たちの会話
キルシュ
「ひっでーオッサンだなぁ!!何考えてんだまったく!!
アランシア
「や〜ん!ひどいわ〜!!なんてことぉ!?
カシス
「まさか、本気じゃねぇだろ?
やっかい払いできれば理由はどうでもいいのさ。
シナモンのウーズ熱なんて話もあやしいモンだぜ。
カフェオレ
「ショウネン、カノジョノコトハ ワスレロ!!
コンナマチハ ステテ ジユウニクラスンダ!!

▼マサラティ村・船着場にて

シードルと会話をする

カシス
「よう!シードル!町を出て冒険でもしてみる気になったのかい!?
シードル
「冒険?まさか・・・・・・・・。
汗水たらして、ドロにまみれて何をしようって言うのさ。
カフェオレ
「ジャア、コンナトコロデ ナニシテンダ?
シードル
「・・・・・・・・。
キルシュ
「リーダーの船が消えてる・・・・。メースが使ってるのか?
アランシア
「リーダーの船がないわ〜。メースが使ってるの〜?
シードル
「氷の島・・・・・・・・。ジェラ風穴に行くって・・・・・・・・。
カシス
「一人でそんなところへ!?アイツ、あのオッサンの話をマに受けたのかよ!!
キルシュ
「ヤバいぜ!!助けに行かないと!!危険なとこなんだろ!?
アランシア
ジェラ風穴って、村人も恐れて近寄らないところでしょ〜?
どうして一人でそんなとこに行くのよ〜!
カシス
「行こう、シードル!!アイツを助けなきゃ!!
シードル
「・・・・・・・・。
カフェオレ
「イソグゼ!!テオクレニナラナイウチニ!!
シードル
「キミらだけで行けよ。ボクには関係ないよ。
キルシュ
「なんだってぇっ!!
アランシア
「みそこなったわ!!
シードルなんか来なくていい!!
先生が助けに来てくれるまで ここでじっと待ってなさいよ!!
シードル
「・・・・・・・・。
みんな、ボクのママと同じように死ねばいいんだ・・・・・・・・。
カシス
「??
シードル
「ボクとママとで、パナシェ山に芸術祭の準備に行った時・・・・・・・・
ママが氷の彫刻に熱中しているうちに、外は吹雪になったんだ。
吹雪はそれから4日間も続いて、食べるものもなくなって、ママは助けを呼びに行くって・・・・・・・・
そのまま2度と戻らなかった・・。
その次の日に救助隊の人が来てボクは町へ帰ったけど、ママは帰って来なかった。
カフェオレ
「・・・・・・・・。
カシス
「知らなかった・・・・・・・・。
でも、今のオレたちは助けを待つ身じゃないだろ?
シードルが行ってしまう
カシス
「シードルッ!!
キルシュ
「いいよ、ほっとけよ。オレたちでなんとかしよう。アイツもふくめて、オレたちが助けてやるしか無いんだ。
アランシア
「カシス〜、もういいよ。行こう。メースを助けなきゃ。


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