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浪費型オリンピックのウラオモテ
ページNO.2(06・7・15〜7・20)

【レポートNO.10−06・7・20】
オリンピック基金は少なくとも4000億円以上
財務局が「都財政運営指針」を発表

○7月18日、東京都財務局は今年度までの「第2次財政再建推進プラン」にかわる来年度からの財政運営方針を示す、「今後の都財政運営の指針」を発表し、とくに来年度から3年間については、財政収支のフレームを公表しました。

○この中で注目されるのは、都の都民向け事業については、総額で2兆5千億円余りの総額が示され、経常経費と投資的経費の内訳も明らかにされていない一方で、「負の遺産」処理のための財源や、オリンピック基金を少なくとも2009年度までは毎年1000億円積み立てていくことだけは明確にしていることです。

○都議団が担当課長を呼んで説明を受けたところ、相変わらずオリンピック基金の金額の根拠ははっきりしません。「3環状高速道路に使うのか」と聞いても都は3環状道路はオリンピックとは別個に整備していくという立場なので使うとはいえません。しかし直接のオリンピック施設だけなら総額で5千億円で都の負担は500億円程度と答弁しているので、基金が余ってしまうことになります。

○かたや増税で苦しむ都民に福祉や医療の値上げを押し付けたまま、使い道の説明も付かない巨額のオリンピック基金をどんどんと積んで良いのかが厳しくとわれるでしょう。


【レポートNO.9−06・7・18】

都立図書館と都庁で、64年の東京大会記念の展示
○新聞に、都立中央図書館で42年前の東京オリンピックの記念品を展示する展示会が28日まで開かれているとの記事が出ていました。
○同時に、都立中央図書館が麻布の都立公園の中にあって一般都民にはなじみのうすい場所であるためか、19日からは都庁の本庁舎2階を使って下のようなオリンピック資料展をおこなっています。8月30日に国内候補都市を決定するまでに、ライバルの福岡市にはできない企画をやろうとしているのは明らかです。
○そのためにとにかく文化関係の施設や事業で利用できるものは何でも利用して、東京開催をもりあげようということらしい。



【レポートNO.8−06・7・15】
臨海都民連絡会発行「臨海かわら版・創刊号より」
臨海の会場予定地に早くも宣伝看板

「そんな金あったら早くあけみ橋のタイルの盛り上がりを何とかしろよ」の声も



○臨海開発の中止・見直しを求めて20年来粘り強く活動している「臨海開発問題を考える都民連絡会」(臨海都民連)が、最近「臨海かわら版」というニュースを発行し始めました。

 創刊号にはなかなか面白い記事がのっていますが、下のように、メインスタジアムを予定している晴海と、選手村を予定している有明北地区には、大きな看板が出されたことが写真で出ています。

○ところが、一方で、臨海3セクビルは大赤字で破たん処理、さらに、臨海地域の各施設も、建設から10年たって、次第に劣化し始めているとのこと。












○とりわけ、夏の日差しと冬の寒風にさらされ続け、歩く人の殆どいない有明と青海をつなぐ大きな人道橋「あけみ橋」は、表面のタイルが寒暖の膨張・収縮で浮き上がり、たたくと「カンカン」ときれいな音が響くとのこと。

○オリンピックが、臨海開発
地域に人と金を集めるための救済策だとはいえ、かわいそうな「あけみチャン」を何とかしてとの声も紹介しています。





















































【レポートNO.7−06・7・15】
なかなか増えない都内自治体の招致決議
23区ではいまだに半数に届かず


●石原知事の強引なやり方への反発に加えて、都内議会の多くが、全会一致制をとっている事から、「都のやり方では、オリンピック招致に賛成できない」との声が強い区市町村議会で、第2回定例会になっても、以下の表のような決議状況です。


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