2JZ GETエンジン 加速不足/ブースト圧不足のトラブル

アリストは2JZ-GETと言う強力なエンジンを積んでいます。ツインターボ仕様でもありその加速感は改めて説明するまでもありません。我がアリストはブーストアップ仕様に変更しているので絶大な加速感があり、アクセルを踏むのが楽しくらいです。数ヶ月前よりアクセル全開の時のその加速感が「あれっ〜・・?」と思えてきました。一般道では、アクセル全開で試す場所と機会が無いので高速道路で何回か試して見ました。

◇ブーストコントローラのリミッタ値を85%(約2気圧 恐ろし〜!)まで上げても0.85気圧
  ドノーマルで0.57〜0.7気圧なので、それより掛かってますが、ヒューンと言うあの加速感が無い!
  ブーストコントローラが壊れた?  オークションで調達しましたが、半年で壊れる??
  とりあえず中古品ということもあり、再度ブーストコントローラ調達して交換してみましたが、変わらず!
  今回は比較的新しいタイプを調達したが、ダメ! がっかりです。
  ブーストが上がらない要因・原因を色々と考えて見ました。私も技術者の端くれでメカ技術者とは畑が違いますが、自身の思考能力には自信があります。以下にその経過を綴っておきます。

1.タービン系の故障
  Twinタービンのプライマリ側の回転音は聞こえてくるので、プライマリはOK
  セカンダリは、回っていない可能性あり ・・・@
2.パイピング
  エアパイプの損傷(あまりの過給圧に耐えることが出来なく、過給圧の漏れ)
  ノーマルの過給圧以上は出ているので、パイピングは問題ないであろう?
  微少な亀裂の線はあるかも
3.インタークーラ
  インタークーラの損傷
  2項のパイピングと関係するので、可能性は否定出来ませんが・・・
  修理交換費用を考えると10〜15万は覚悟しないと
4.プレッシャータンク周りのパイピングの劣化
  アクチュエータへの圧不足、エアの漏れで過給圧が上がらない可能性あり
  ・プレッシャタンク周りの各エアホースの劣化度チェック
   新車から9年近く経過しており、エア系のゴムホースの劣化あり。硬質化して弾力性欠如
   穴や亀裂らしき箇所は、見あたらず!
   ゴムパイプ類の全交換を検討・・ 今後の点検・交換項目として考えることにしました。
  ・ブローオフバルブ(エア・バイパス・バルブ)の性能低下、或いは故障で過給圧漏れ
   バルブ周りのパイピングを点検。若干オイル付着あり  バルブ耐圧劣化で過給漏れが心配・・
   交換することにし、トヨタ部品へ発注(\9,000也)
5.セカンダリ・タービンの制御系
  @の関係で検討すると・・
   吸気制御弁 (a)の動作不良
   排気制御弁 (b)の動作不良   等が考えられる。
排気制御弁のアクチエータ(b)
吸気制御弁のアクチュエータ(a)
   アクチュエータを手で作動させてみましたが、若干 堅く感じられました。(引っかかり?らしき感覚)
   CRC556を吹きつけると作動の引っかかりなどなくスムーズに作動(b:排気制御弁)
確かにこれらのアクチュエータがタイミングよく規定の過給圧で動作しなければ、セカンダリ・タービンの回転が上がらないことになり、現象と合います。
この状態で一般道を流してみましたが、「もうバッチリ」でした。たやすくブースト圧 1.1
ヒューンと言うあの加速感が戻ってきました。満足
たまの点検時には、アクチエータ周りにCRC556の吹きつけをやりましょう!

ブローオフバルブは手配してしまったので、これもDIYで交換。
ゴムパイプはガチガチに硬化しているので、カッターナイフで切り裂きながら取り外すことになりました。
ブローオフバルブ取り外し後の写真 ブローオフバルブ取り付け面

 ◇ なんとなく、加速の立ち上がりが

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