アリスト JZS147 2JZGTEエンジン ターボ系のメンテナンス指標
アリストのトヨタの修理書より以下にターボ系のメンテナンスの指標を抜き出しました。
ターボのフィーリングが変わった時、ディ−ラや修理工場に持ち込み前の自主点検で
確認の出来そうな項目です。でもフレッシャーゲージ等の専用測定器が必要になります。
条件 | 結果(期待) | ||
ターボプレッシャー | 5600rpm以上 | 0.57〜0.7kg/cm2 | 実走行(標準) |
ターボプレッシャーセンサ出力電圧 | 300mmHg(負圧) | 1.5〜2.5V | − |
760mmHg(大気) | 2.0〜3.0V | − | |
1Kg/cm2 | 4.0〜5.0V | − | |
エアーバイパスバルブ(ABV) (ブローオフバルブ) |
300mmHg(負圧) | バイパス | − |
760mmHg(大気) | 遮断 | − | |
アクチュエータ#1 (ウエストゲートバルブ) |
1.05kg/cm2以上 | 作動 | 1.4kg/cm2以上は禁止の注意書きあり |
アクチュエータ#2 (排気バイパス弁) |
0.96kg/cm2以上 | 作動 | 1.4kg/cm2以上は禁止の注意書きあり |
インテークエアコントロールバルブ (吸気制御弁) |
0.5kg/cm2以上 | 作動(全開) | セカンダリタービンの回転制御 |
エギゾーストガスコントロールバルブ (排気制御弁) |
0.5kg/cm2以上 | 作動(全開) | 同上 |
一気圧=760mmHg=1.033Kg/cm2=1.013bar(バール) |
ブリッツ(Blitz)製ブーストコントローラの設定値
Spec R ソレノイドの最大圧はカタログには2.5kg/cm2と記載されています。
ちなみに Spec Sは 1.2kg/cm2 Spec RはSpec Sのソレノイドの2本分が装着
されているので、Spec Sが1.2kg/cm2であれば Spec Rは2.4kg/cm2が論理的
このソレノイドの蓋を開けると2本のバルブがあります。
ソレノイド・バルブの駆動はコントローラから電流駆動されている。
コントローラでは最大値のxx%のxx値を設定します。
設定値 35であれば、2.4x0.35=0.84
0.84でソレノイドバルブが開放されウエストゲートが開く仕組み
ちなみにアリストの場合は ウエストゲートのアクチエータへの最大圧の設計値が
1.4kg/cm2なので設定は50〜(58)〜60に留めるのが良いと思います。
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