小さな教会  サント・ドミンゴ教会を出て、道路挟んだ向かいにある オロ・デ・モンテ・アルバン(Oro de Monte Alban)という 宝石店を覗く。オアハカは金の産地でもあるんで、金製品が豊富で安いらしい。
親や義姉に何かお土産でも・・・と思ったものの、 私自身あんまり金製品や宝石に興味がないんで(安上がりでしょ?)、 これといって買いたいものがなかった。

 宝石店を出て、すぐお隣りに古めかしい教会があった。(左写真)
中を覗くと、こじんまりとして質素。サント・ドミンゴ教会を見てすぐだったんで、余計にそう見えたのかも? でも、人が結構座っていた。
赤・黄・青のワーゲン それから、その教会のすぐ脇を走る通り(たぶんアバソロ(Abasolo)通り)を "いい感じ・・・"と思ってファインダーを覗いていたら、 駐車してる赤色と黄色のワーゲンの側を青色のワーゲンが通り過ぎていってた。 オモロイ!と思って撮った写真が右写真。

 お昼をまわり、お腹が空いてきたんで、マセドニオ・アルカラ(Macedonio Alcala)通りの歩行者天国を 歩き、ソカロ(Zocalo;中央広場)へと向かう。 歩行者天国といっても、人でごった返し・・・とゆーのはほど遠く、まばら・・・。
ソカロが右手に見えてきたところで、通り(たぶんイダルゴ(Hidalgo)通り)を左に曲がる。
おいしそうなパンが売っている屋台があったけど、蜂(?)がたかっていて、 んー「買いたい!」って気分ではなかった。蜂がたかるほどおいしい?いや、甘い?のかな?

 で、通りの店に目をやると、オープンキッチンの店があった。 ビュッフェ形式みたいだったんで、中に入ってみる。店の名前はたぶん エル・メソン(El Meson)
たくさんじゃないけどメキシコ料理が並んでいて、フルーツも生ジュースもあった。
んで、生ジュースのピッチャーには蓋がわりに皿がかぶせてあった。よく見ると、 皿の隙間から入った蜂がピッチャーの中で飛び回っていて、ジュースの中では落ちた蜂が泳いでいる・・・? ムムム・・・生ジュース飲みたいんだけど・・・唯一、蜂が泳いでなかったパイナップルジュースを注いだ。

 テーブルについてしばらくして、おばさんが「トルティージャいる?」と聞いてきた。 考えてみれば、ビュッフェの料理ってトルティージャにはさめて食べるようなもの。
「ええ」と 言ったもののいつまでたってもトルティージャを持ってくる気配がなかった。 「いらない」って感じにとったのかなぁ?
ちなみにトルティージャは、中央のカウンターで作っているみたいだったけど・・・。

 まだ1時前だったんで、モンテ・アルバン(Monte Alban)遺跡まで行くことにした。 N$45(約560円)を払い、店を出てソカロを歩く。
ソカロには観光客向けに民芸品を売っている露店があちこちにある。 さすがにここはたくさんの人で賑わっていた。

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 モンテ・アルバン(Monte Alban)遺跡へは、 遺跡専用の往復バスが走っている。もちろんツアーもあるけど、車で約20分ぐらいなんで、 バスで行くことにした。
モンテ・アルバン遺跡行きのバスは、リベラ・デル・アンヘル(Rivera del Angel)ホテル 発着なんで、ホテルのあるミナ(Mina)通りへ向かう。
ソカロから南西方向に1km弱歩かなくてはいけないけど、街散策がてらいい運動になるかな? 実は方向音痴の気があるんで、途中2回ほど人に道を尋ねたんだけど・・・。
おまけに道中、ソカロ周辺と違って、観光客が少ないのか?地元人が多いのか? 結構ジロジロ見られて、少々緊張して歩いてたのは確か。

 無事、ホテルに到着。中へ入ると、ロビーの階段下にバスチケット売り場があった。
そこに座ってた女性に「モンテ・アルバン往復N$20(約250円)。 13:30分発で帰りが16:00発。座席は1番ね」ってな感じで言われた。
帰りは着いてから2時間後と決められているけど、 片道料金別途払えば、帰りのバス時間を変更できるらしい。

 で、すぐお隣りのバス待合室へ行くと、誰もいない。
隅には民族衣装を着た一人の女の人が、観光客向けに帽子を編んでいた。 たくさんの帽子が並べてあり、模様なんかがカワイイ。
その脇には その人の子供なのか、孫なのか(女性の年齢不詳なんで・・・)、 4〜5歳ぐらいの男の子が一人ではしゃいでいた。

 トイレへ行きたくなり、ホテルの人に「トイレはどこ?」と聞くと、プールのある中庭の一角を指差した。
そこへ行って、トイレのドアを開けると、便器の側にはでっかい水桶があり、なんとか入る。 しかし、ドアが閉まらない・・・。まぁ、人が近くにいなかったから、少々開いていてもいいか・・・ォィォィ。
トイレを済ませるけど、今度は水が流れない。んー水桶の意味がわかったよーな・・・。 水桶から水を汲み流す。で、おまけに水道の水も出ないんで、手も洗えない・・・。
私が泊まってるホテルより、倍の部屋代あるんで、結構いいホテルのはずなんだけど・・・?

 再び待合室に戻る。やっぱり客は誰もいない。バス出るのかしら?とちょっと心配。
それにしても、帽子をせっせと編んでいるお母さん?に話しかけたり、甘えたり してる男の子がカワイイ。
男の子が私の側に来たとき、「名前何て言うの?」と聞くと「んんーと、やぁーだ」
「どうして?」と聞くと、照れたように体をくねらす。 「どこから来たの?」と男の子が聞いてきたんで「日本から。知ってる?」「うーん・・・」
男の子と私のやりとりをお母さん?はニコニコしながら見てた。 オアハカのやんちゃ坊主

 そこで「ねぇねぇ、写真撮っていい?」と男の子に聞く。一応、お母さん?にも 「写真撮ってもいい?」と聞く。中南米では写真を撮られるのを嫌がる人もいるんで、 一応聞いてから撮るようにしてる。
お母さん?は頷いたんで、男の子に「ここに座って」と言って、カメラを構えると 変なポーズばっか。うち1枚は左写真。やんちゃ坊主って感じだけど、カワイイでしょ?

 で、時間になり、運転手のおじさんがやってきて、バスへと案内。 25人〜30人ぐらい乗れるぐらいの結構大きなバス。
座席が決まってるんだけど、一人だったらどこでもいいんじゃぁ?と思ってたら、 2人組の男性が乗ってきた。彼らの座席番号は2番、3番。
私と2番の男の人が一緒に座って、3番の人が通路をはさんだ向こうに座る。 運転手のおじさんも、融通きかせて、彼らを一緒に座らせてあげればいいものを。

 異様な雰囲気の中、バスは出発。
でかいバスに客3人を番号順にきちんと詰めて座らせるあたり、おじさんって生真面目な方?
そうそう、なぜ異様な雰囲気だったかというと、わかってしまったこの2人組の男性。 友達同士とゆーより、同性愛者・・・。
私と一度も目を合わせることなく、言葉を交わすことなく、モンテ・アルバンへの道は妙に遠く感じた・・・。


 
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