昨夜は夜遊びしなかったので、朝は早くに目が覚めた。 周辺のレストランで朝食でもと出て行く。
ガイドブックにでも紹介されているような大きなレストランより、やっぱり小ぢんまりしたレストランに入ってしまう。 と言っても昨日の昼行ったレストランより全然大きいんだけど。
道路沿いで、入り口に入ってすぐのテーブルに着く。道路越しに湖が見えるロケーション。 ちょうどレストラン前はバス乗り場らしく、民族衣装を着た地元の人たちがバスを待ってたり、乗り降りしたり、 見てるだけでも飽きない。そんな私に気づいた人たちは、ニッコリ笑って、手を振ったりしてくれた。

 朝食は、パン+α とコーヒーだったと思う。Q16(約250円)だったけど、ここはチップが必要な感じ。 だって蝶ネクタイしたボーイさんがいたし、それでもってサービス料は含まれてないようだし・・・
まぁ、ちょうどなかったので、Q20のお札を勘定書に挟む。2割のチップって、 割り高って感じだけど、日本円にすれば50円程度のチップ。まっいいか。
どーもチップ制に慣れないんで、いつもいくらあげたらいいのか悩む。 いつも悩まなければいけないのが原因で、このチップ制だけは、馴染めないし好きになれない。

 食事が済んで、ホテルへ帰り、チェックアウトする。と言っても、ただ鍵を返すだけ。
それから、 ナビエラ・サンタ・フェ(NAVIERA SANTA FE)の看板がある桟橋へ向かう。 8時半までに来てくださいとのことだったので、散策がてらちょっと早めに向かった。
そこには、 小型のフェリーとゆーか、クルーザーとゆーか・・・2階が展望スペースになっている船が泊まっていた。
桟橋に腰かけ、近くで子供が水浴びしているのを眺めてた。 傍の砂浜には、欧米人男女2組が来て何かおもしろい話でもしているのか、ゲラゲラ笑い続けている。 一人の女性の笑い声が、笑い袋(古い?)にしたらいいかも?と思うぐらいおもしろい。ついつい、もらい笑いしてしまう。

 そこへ、一人の欧米人男性が桟橋を歩いて通り過ぎ、振り返って私に「まだ?」と聞いてきたんで、「まだ」と頷く。 それから、しばしその男性とお話をする。
名前はもちろん(?)忘れてしまってるけど、 彼はアメリカのカリフォルニア州サンディエゴで外科医をやっているらしい。スペイン語が話せるのは頷ける。 だって、メキシコ国境の町ということで、多くのメキシコ人が出稼ぎにきていて、メキシコ人患者も多いはず。 ドクターとなれば、彼らとコミュニケーションとるうえでも必然的に勉強せざるをえないだろう。 内視鏡検査もやっているということで、もと臨床検査技師兼内視鏡技師だった私とも話しが盛り上がる。
どうやら彼は登山が趣味で、 今日はサン・ペドロ・ラ・ラグーナ村まで行って、サン・ペドロ火山(Volcan San Pedro;3030m)に登るらしい。

 で、ようやっと男の人が来て、乗船者の名前チェックする。 お客は7〜8人で、その中でも1周して戻ってくる人が少なかったのか?この小型フェリーで行くには割が合わなかったのか? 案内されたのは別の桟橋にある小さな船・・・ってゆーか、これって乗合ボート? (《買い物&夜いろいろ編》の真ん中の写真に写っている船
なんか知らないけど、やっぱり一番前のイスに腰掛けてしまった・・・。結局9時発。 まずは、湖畔西側の村サン・ペドロ・ラ・ラグーナ(San Pedro la Laguna)へ向かう。 所要40分サン・ペドロ火山

 湖上は風が強いのか?はたまた、その日は風が強かったのか?湖は波が立っていた。 ボートはラフティング並み。船酔いしやすい私としては、こちらの方が酔わないし、楽しい。
それにしても、写真撮ろうにも、ファインダー内に目的物を入れるのは困難。 こういうとき、デジカメが重宝する。何回かシャッター押して、1枚でもファインダー内に納まればそれはO.K.といもの。
左写真は、ボートの縁が写ったものの、サン・ペドロ火山(Volcan San Pedro;3030m)が うまく納まってくれたもの。

 山の斜面に家が並ぶ街並みが近づいてきた。桟橋に着いて、船から下りる。船頭さんが船にいるので、 リュックは船に置いていてよいとのこと。よかった。ショルダーバックだけで行動できる。 1時間後に出発するとのことで、そこからは、フリータイム。
桟橋からすぐに階段があり、そのあと急な坂が続く。とりあえず、村の中心となる教会へ向かうことにした。
急な石畳の坂を上ると建物から歌が聞こえてきた。そーか、日曜だからミサがあってるのか・・・。 そこは教会とゆーか、小さな礼拝堂があるようなところかな?
再び上り続けると広場に出た。広場の突き当たりに真っ白な教会が建っている。 広場の周りには市場が並び、賑わっていた。
桟橋から
桟橋から撮った写真。ここからまっすぐ道を上って行くと、教会のある広場へと着く。
広場前 教会とサン・ペドロ火山
左手が広場になる。途中、スペイン語学校らしき小さな建物を見つけた。 広場から、教会の背後にサン・ペドロ火山が望める。濃いピンクの花もキレイ。

鶏とともに 教会 教会中 ボンネットバス
広場に建っていた像。右手にはなぜか鶏が繋がれている。おもしろい。 広場の突き当たりにあった教会。シンプルで真っ白。真ん中のステンドグラスが映える。 教会の中。木板の天井に幾重にも重なる白いレースのカーテン。天使の羽みたい。 道端のバス停留所?カラフルなボンネットバスがカワイイ。ピカピカに磨かれている。


 広場をぶらぶらしたあと、元来た道を帰る。 今度は下り坂なので、楽かと思いきや、急なのでかえって足に力がはいり疲れる。登山に近い?
桟橋のすぐ上のレストランNick's Placeで時間潰そうと入ってみると、 同じボートに乗ってた例の欧米人男女2組が座って、ビールを飲みながら談笑していた。 ボートに乗る前に彼らとちょっと話したとき、笑い声のおもしろい女性の方はケツァールテナンゴ(Quetzaltenango)の スペイン語学校に通っていると言っていた。
「どこ行ってたの?」と聞かれて、教会まで行ってきたって言ったら、「どうだった?」って、 彼らたちは行こうかどうしようかと思いつつ、レストランに居座ってしまってたみたい。
結局、私にもビール飲もうと誘われ、みんなでビール(1本Q8;約120円)で乾杯してワイワイ。まだ朝10時過ぎなんだけど・・・。 私が加わることで、みんながスペイン語で話しだす。ほんと賑やかで愉快で気さくで楽しい人たち。
ちなみに日本人と話すのは初めてだったようで、興味津々だったみたい。 一緒に写真撮りたいと言われ、みんなで写真撮影。私も出会えた記念にと写真を撮った。

 そこへパン売りの女性が来た。かごの中のパンを覗くとおいしそう。 夕食用に買っておこうとちょっと大きかったけど2個買った。なんと2個でQ4(約60円)。 って、1本Q8のビールって高価な飲み物に感じてしまう。
飲みっぷりも食べっぷりもよさげな体格のいい男性も私と同様にパンを買った。
湖へ
広場から桟橋へと続く道。湖へと消えていく道が不思議な印象を与えた。 って、短い距離なのに湖面から結構高いところだとわかる。
アティトラン湖
桟橋のすぐ上のレストランのテラスから。湖がキレイ。
愉快な同行者たち
同じボートに乗ってた賑やかで愉快な欧米人男女2組。 なぜか、ここでみんなと昼(?)ビールで盛り上がる。
ちなみに左端女性が、笑い声がおもしろくて、とても賑やかな女性。
右端男性が、左端女性の連れ(?)で、飲みっぷりも食べっぷりもよさげな体格のいいおもしろい男性。
真ん中の二人は、気さくでやさしい雰囲気を持つカップル。
みんなどこ出身だったか、全然覚えてないんだけど・・・?


 もう少し時間があったので、桟橋周辺散策すべく先に席を立つ。1組の男女はこの村に留まると言うことで、お別れをする。
レストランのテラスへ出てみると、湖の眺めがとてもキレイ。 テラスから桟橋へと降りれるようだったので、ぶらぶらと降りて行く。 桟橋には、船頭さんが待っていて、出発までしばしお話をする。

 船頭さんと言っても、結構若い。日本から来ていると知って、彼は日本語のあいさつをしてきた。
「どうして知っているの?」と聞くと、日本人女性がパナハッチェルにしばらく滞在していたらしく、その間、彼女が日本語をいろいろと 教えていたらしい。日本人観光客も増えてくるだろうし、彼は日本語も少し勉強しておこうと学んでいたみたい。 今はその日本人女性は去って行ったので、日本語を学ぶ機会がなくなっているとのこと。
と言うことで、スペイン語がちとわかる私にここぞとばかりに「○○は日本語でなんて言うの?」と、いろいろ聞いてくる。 メモを取り出して、書き込んでいく。うーむ、エライなぁ〜。

 時間になり、笑い声のおもしろい女性と体格のいい男性が船に戻ってきた。 結局この二人、桟橋のレストランにビール飲みに来たようなもの・・・?
乗船客は、他にあと一人二人ぐらいいたっけな?とにかく、欧米人男女1組と山登りドクターは、この村でさよならってとこ。 人が減って、ボートはサン・ペドロ・ラ・ラグーナ村を去り、次の村へ向かう。


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