フォス・ド・イグアス


☆ 6/14  
《空港編》   《イグアスの滝編T》   《イグアスの滝編U》  

☆ 6/15   《朝編》   《バードパーク編》   《イグアスの滝編V》  

☆ 6/16   《イタイプーダム編T》   《イタイプーダム編U》   《ショッピングその他編》  



 13日の夜、マイアミ23:20発。
離陸後、すぐに食事が出る・・・夕食?夜食?とにかく、眠る時間でしょ? と言いたくなったけど、とりあえず食べる。しばらく寝るが、4、5時間も経たないうちに今度は朝食が・・・。
まだお腹すいてないし、もう少し眠らせて〜!

 ドミニカ共和国帰りの私の頭の中は、スペイン語と英語がごちゃまぜだったため、 客室乗務員との会話は、英語だったり、スペイン語だったり・・・自分でもわけわかんない。 そのためか、ブラジルの入国カードを配るとき、客室乗務員は私に聞いた・・・
「で、あなたは、英語?スペイン語?それともポルトガル語?どれがいいのかしら?」あらら・・・

 14日の朝8:30にサン・パウロのグアルーニョス国際空港到着。 入国審査も税関も無事通過して到着ロビーへ。
Caroと彼女のママがお出迎え。1年半ぶりの再会!不思議と「はるばるブラジルへ来たー!」と言う実感が なかった・・・とゆーのも、Caroとは熊本以外で会ったことがないから、Caroといると "熊本"にいるような錯覚をおこしてしまったのでしょう。たぶん・・・。

 とりあえず、空港の駐車場にてフォス・ド・イグアスとリオ・デ・ジャネイロへ行く分の荷物を取り、 他はCaroのママに預けてママとひとまず別れる。

 早速、お金を引出すべくATMを探すが、 あちこちのATMでは、引出すお金が入ってない状態でストップしてる・・・。 なぜ?と思ったら、その日からブラジルでは4連休に入るため、旅行へ行く前にみんな下ろしてしまってる。 やっと、見つけて下ろすが、1回につき最高が500レアル(27,000円ぐらい) までしか下ろせない。 まぁ、それで十分なんだけど・・・。

 それから、フォス・ド・イグアス行きの飛行機のチェックインを済ませ、ちょっと休憩。
早速、本場のポン・デ・ケージョを食べる・・・う・うまい!私の大好きなマンゴージュースも生絞り(?)でうまい!!
おまけに日本語がやっと話せる〜!Caroは日本語がとても上手。と言っても文法が変な日本語を 話すわけにはいかない。好奇心旺盛のCaroは、変な言葉もすぐ覚えてしまう・・・もう結構覚えてしまってる けど・・・。って私のせい?じゃないと思うけどぉ〜。

 グアルーニョス国際空港12:20発、 フォス・ド・イグアス空港へ13:20着。 1時間の時差があるため、 2時間の道のり
ちなみに片道R$178.15(約9.600円)、 航空会社はトランスブラジル(Transbrasil)航空。
空港へ降りる前、窓から滝のしぶきが見え、興奮気味。写真撮るの忘れてた・・・。

フォス・ド・イグアスTOP 



 ここ、フォス・ド・イグアスは、アルゼンチンとパラグアイとの国境にある街。
イグアスの滝(世界最大の滝)はアルゼンチンと共有、イタイプーダム(世界最大出力をもつ水力発電所)はパラグアイと共有。 3国を掛け持つ友好(?)の街・・・かな?

 空港からホテルへ向かうべくタクシーに乗るが、私達の宿泊予定ホテルとイグアスの滝国立公園の ちょうど中間地点に空港があるため、空港〜ホテル〜イグアスの滝〜ホテルより、空港〜イグアスの滝〜ホテルのほうが いいんではないかとタクシーのおじちゃんの提案。時間もあまりないことだし、乗っかりました。

 イグアスの滝国立公園のゲートでR$8.00(約\430)を払い、リッチにもタクシーで移動。とゆーのは 一応、国立公園内では無料の2階建バスが走っているんです・・・。

 カタラータス道をしばらく走ると、マクコ・サファリのゲートがあり、そこでタクシーを降り、ツアー代R$66.00(約3.500円)を払う。
マクコ・サファリのツアーは、まず、ジャングルの中を3kmほどジープで行き、ジープを降りて600mほど歩き、そして、 イグアス川でボートに乗り、イグアスの滝に打たれて帰ってくる・・・というコース。
しかしその時は、このツアーがどんなツアーかまだわからず、Caroに「合羽を持っていったほうがいいかも」と 言われ、私は連れて行かれるがまま。

 私はもっぱら、海外旅行(先進国を除く)では傘を持たずに、ちとおしゃれ(?)な撥水加工の ちょー薄手パーカーを持っていってる。丸めると小袋に収まって場所をとらないし、 保温性もあるんでちょっと肌寒い時は羽織れるしで重宝している。
あと、ゴミ袋大(バックパックを包めるぐらい)を2枚ほどと、 長さを自在に切って使えるナイロン袋(トラベルグッズ販売店にあるはず)も。これまた、重宝致しました。

 イグアス川のボート乗場へ着き、私もCaroも持参の合羽を着、救命胴衣を着、バックはナイロン袋に入れて、それから ボートに乗る。もっちろん、一番前に2人陣取る。ちなみに靴と靴下はボート乗場で脱いでおいた。
1列に3人は座れる幅があるんだけど、一番前は私とCaroだけで余裕。で、私達のすぐ後ろの列には、 イギリスから来ていた横幅の広いおじ様達3人がギュッと詰まって座っていた。かわいかった・・・。

 ボート上からの写真は、Caroの防水カメラで撮りました。ボートから見た滝を満喫してくださいませ。
ちなみにここの写真は拡大できません。あしからず・・・。
イグアス川とボート乗場 アルゼンチン側の滝
@ 赤土で濁ったイグアス川。下流域は流れは穏やか。 このボート乗場から上流のイグアスの滝へと向かう。 A アルゼンチン側の滝。左手の島(サン・マルティン島)から向うは アルゼンチンとなるため、ボートは島の手前までしか行けない。
ブラジル側の滝 滝へと
B 右手の島がサン・マルティン島。 いよいよブラジル側の滝へと向かう。川の流れも激しくなり、ボートも弾みだした。ラフティングみたい。
わくわく・・・
C 最初の滝が迫ってきた。この時すでに しぶきを浴びる。そして、ボートはそのまんま滝に向かって一直線!
「え?えっ?えーっ!!」
滝の下 滝に打たれる人々
D 声も出ないぐらい滝に叩きつけられる。 首から水がどんどん入ってきて、冷たいものが背中や胸をツツツーと伝ってくる。 とうとうパンツまでぐっちょリ・・・。 そんな中でもCaroは果敢にシャッターを切ってた。 E 滝から脱出してホッとするのも束の間、ボートは落ちるかと思う くらい斜めになって、Uターン。再び滝の真下へ。今度はCaroは振り返ってシャッターを切った。 すぐ後ろのイギリスから来ていたおじ様達、1人は"アンパンマン"の誰かに似てるよーな?もう1人は"スーパーマリオ" に似てるよーな? そのうえ、ボート操縦のスタッフ、何かに似てる・・・。なんだっけ?
私達が打たれた滝
F 私達が打たれた滝は、この写真の中央部とその右隣の滝だった。 結構すごかったが、こうして見てみると大した滝ではなさそう・・・だが、この写真では小さくて 見れないと思うけど、実は右隣の滝の下にボートが・・・。スケールがでっかすぎて、感覚がマヒしそうでしょ?
ボートではこれ以上、上流にいけないぐらい川の流れも凄かった。

 実を言うと、Caroは、滝もさることながら私をも撮り続けていて・・・。
その時々の私の感情がおもしろいぐらいに顔に出ていた。滝の写真とともに私の顔も載せたほうが 断然おもしろ味がでてよかったんだろうけど、 ちと恥ずかしいんで身内だけで笑う(?)ことにしました。

 ボートが帰路についてる時、「あこがれのイグアスの滝に打たれたんだー!」と満足げな私。 しかし、合羽着てたのに結局びしょびしょになったねとCaroと話していて、気付く。
2人ともフードをかぶっていなかった・・・。
「Caro! 私達、フードかぶるの忘れてた!」どーりで、首元から水が入ってくるはず。 もちろん、髪もびしょびしょ。意味ないじゃん!!おとぼけな2人でした・・・。

 ボート乗場に着き、びしょぬれになった皆は、やたらとハイテンション。 しかし、ツアーでいっしょだった日本人カップルだけ、洋服も髪の毛も全然濡れていなかった。
「なぜ?」Caroと2人で首をかしげていた・・・。

 で、バックを入れていたナイロン袋を捨てるべく、ゴミ箱を探していたら、背後から 「そうそう、そこの蓋を開けて捨てて。」と日本語が・・・。「ぅおー!」とびっくりして、振り返ったら スタッフの1人がニカッと笑った。あまりに私が驚いていたんで、まわりの人達は笑っていた・・・。 Caro曰く、日系人スタッフだろうと。

 しかし、ブラジルに着いたその日にイグアスの滝に打たれるなんざ、思ってもみない展開だったです。

フォス・ド・イグアスTOP 



夕日の中のアルゼンチン側の滝
遊歩道から撮ったアルゼンチン側の滝。夕日を浴びて 幻想的でしょ?
イグアスの滝
遊歩道から撮った最大級の滝・滝・滝。 しぶきが雲のよう。
悪魔ののどぶえ
"悪魔ののどぶえ"と言われるイグアス最大の滝。 夕日がかすかに当たってる・・・。
悪魔ののどぶえ
夕闇に溶け込む前の"悪魔ののどぶえ"。 圧巻!!

 再びジープに乗り、マクコ・サファリのゲートへ帰る。待ってくれてたタクシーに再び乗り、しばらく走ると、 今度は遊歩道の入口(出口?)で下ろしてくれた。
この遊歩道の入口(出口?)には、超かわいいピンク色したホテル(Hotel das Cataratas)があり、お金に余裕がある 人たちが泊まるそう。
日本人が多いと聞いた・・・。私も泊まってみた〜い! クァチ(アナグマ)

 この遊歩道は、延々とアルゼンチン側の滝を横目に見ながら歩いていける。
夕日を浴びた滝が、これまた独特な味を出していて、いいっ!・・・っと、動く物体発見!
Caro襲われる なんだ?なんだ?と近づいてみると、クァチ(右写真;日本名ではアナグマ)だった。 そして、Caroはなぜか(?)このクァチに襲われた・・・(左写真)。
(翌日、今度は私が襲われることに・・・)

 遊歩道をどんどん歩いて行くと、滝の轟音が一段と激しさを増す。 突き当たりの滝がしぶきとともに見え隠れ。そして、"悪魔ののどぶえ"と言われる イグアス最大の滝が目に飛び込んできた。
「スッゴーイ!」の一言。

 しかし、日も沈んできたことだし、滝にせり出した橋は明日行こうということで、とりあえず帰ることにした。 タクシーに乗り、目的のホテルがあるセントロへと向かう。
ちなみに タクシー代は、空港〜イグアスの滝〜ホテルで5時間ほど貸し切って、R$80.00(約4.300円)。 んー、安い!けど、ブラジルでは高い?

 ダブルでR$55.00(1人1.500円弱)のHotel Baviera Fozは、味のある(?)古いホテルで、 質素だけども結構きれい。
近くには、オープンエアーのレストランやピザ・ハット、お洒落なカフェがあり、バス停やスーパーもすぐそばにある。
オープンエアーのレストランで、米が入った野菜たっぷりスープと、魚とジャガイモを揚げたのと、バターごはん等 を食べた。
さすが(?)ブラジル!おいしいけど味が濃い!
私にとって、たくさん食べれないのが難点なんだけど(味が濃すぎて飽きやすい・・・)。

 ブラジルの食べ物は、とにかく味が濃い。たまに塩の塊を食べているような気さえしてくる。 そして、デザートはとことん甘い。これまた、砂糖の塊を食べているよう・・・。
辛くて、酸っぱくて、生野菜タップリの料理(特にタイ料理)が大好きな私にとって ちょっとつらい・・・。
そんなんで、ブラジルでは食が細かった私です・・・。


 
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