ここ、フォス・ド・イグアスは、アルゼンチンとパラグアイとの国境にある街。
イグアスの滝(世界最大の滝)はアルゼンチンと共有、イタイプーダム(世界最大出力をもつ水力発電所)はパラグアイと共有。
3国を掛け持つ友好(?)の街・・・かな?
空港からホテルへ向かうべくタクシーに乗るが、私達の宿泊予定ホテルとイグアスの滝国立公園の
ちょうど中間地点に空港があるため、空港〜ホテル〜イグアスの滝〜ホテルより、空港〜イグアスの滝〜ホテルのほうが
いいんではないかとタクシーのおじちゃんの提案。時間もあまりないことだし、乗っかりました。
イグアスの滝国立公園のゲートでR$8.00(約\430)を払い、リッチにもタクシーで移動。とゆーのは
一応、国立公園内では無料の2階建バスが走っているんです・・・。
カタラータス道をしばらく走ると、マクコ・サファリのゲートがあり、そこでタクシーを降り、ツアー代R$66.00(約3.500円)を払う。
マクコ・サファリのツアーは、まず、ジャングルの中を3kmほどジープで行き、ジープを降りて600mほど歩き、そして、
イグアス川でボートに乗り、イグアスの滝に打たれて帰ってくる・・・というコース。
しかしその時は、このツアーがどんなツアーかまだわからず、Caroに「合羽を持っていったほうがいいかも」と
言われ、私は連れて行かれるがまま。
私はもっぱら、海外旅行(先進国を除く)では傘を持たずに、ちとおしゃれ(?)な撥水加工の
ちょー薄手パーカーを持っていってる。丸めると小袋に収まって場所をとらないし、
保温性もあるんでちょっと肌寒い時は羽織れるしで重宝している。
あと、ゴミ袋大(バックパックを包めるぐらい)を2枚ほどと、
長さを自在に切って使えるナイロン袋(トラベルグッズ販売店にあるはず)も。これまた、重宝致しました。
イグアス川のボート乗場へ着き、私もCaroも持参の合羽を着、救命胴衣を着、バックはナイロン袋に入れて、それから
ボートに乗る。もっちろん、一番前に2人陣取る。ちなみに靴と靴下はボート乗場で脱いでおいた。
1列に3人は座れる幅があるんだけど、一番前は私とCaroだけで余裕。で、私達のすぐ後ろの列には、
イギリスから来ていた横幅の広いおじ様達3人がギュッと詰まって座っていた。かわいかった・・・。
ボート上からの写真は、Caroの防水カメラで撮りました。ボートから見た滝を満喫してくださいませ。
ちなみにここの写真は拡大できません。あしからず・・・。
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@ 赤土で濁ったイグアス川。下流域は流れは穏やか。
このボート乗場から上流のイグアスの滝へと向かう。 |
A アルゼンチン側の滝。左手の島(サン・マルティン島)から向うは
アルゼンチンとなるため、ボートは島の手前までしか行けない。 |
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B 右手の島がサン・マルティン島。
いよいよブラジル側の滝へと向かう。川の流れも激しくなり、ボートも弾みだした。ラフティングみたい。
わくわく・・・
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C 最初の滝が迫ってきた。この時すでに
しぶきを浴びる。そして、ボートはそのまんま滝に向かって一直線! 「え?えっ?えーっ!!」 |
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D 声も出ないぐらい滝に叩きつけられる。
首から水がどんどん入ってきて、冷たいものが背中や胸をツツツーと伝ってくる。
とうとうパンツまでぐっちょリ・・・。
そんな中でもCaroは果敢にシャッターを切ってた。 |
E 滝から脱出してホッとするのも束の間、ボートは落ちるかと思う
くらい斜めになって、Uターン。再び滝の真下へ。今度はCaroは振り返ってシャッターを切った。
すぐ後ろのイギリスから来ていたおじ様達、1人は"アンパンマン"の誰かに似てるよーな?もう1人は"スーパーマリオ"
に似てるよーな?
そのうえ、ボート操縦のスタッフ、何かに似てる・・・。なんだっけ?
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F 私達が打たれた滝は、この写真の中央部とその右隣の滝だった。
結構すごかったが、こうして見てみると大した滝ではなさそう・・・だが、この写真では小さくて
見れないと思うけど、実は右隣の滝の下にボートが・・・。スケールがでっかすぎて、感覚がマヒしそうでしょ?
ボートではこれ以上、上流にいけないぐらい川の流れも凄かった。 |
実を言うと、Caroは、滝もさることながら私をも撮り続けていて・・・。
その時々の私の感情がおもしろいぐらいに顔に出ていた。滝の写真とともに私の顔も載せたほうが
断然おもしろ味がでてよかったんだろうけど、
ちと恥ずかしいんで身内だけで笑う(?)ことにしました。
ボートが帰路についてる時、「あこがれのイグアスの滝に打たれたんだー!」と満足げな私。
しかし、合羽着てたのに結局びしょびしょになったねとCaroと話していて、気付く。
2人ともフードをかぶっていなかった・・・。
「Caro! 私達、フードかぶるの忘れてた!」どーりで、首元から水が入ってくるはず。
もちろん、髪もびしょびしょ。意味ないじゃん!!おとぼけな2人でした・・・。
ボート乗場に着き、びしょぬれになった皆は、やたらとハイテンション。
しかし、ツアーでいっしょだった日本人カップルだけ、洋服も髪の毛も全然濡れていなかった。
「なぜ?」Caroと2人で首をかしげていた・・・。
で、バックを入れていたナイロン袋を捨てるべく、ゴミ箱を探していたら、背後から
「そうそう、そこの蓋を開けて捨てて。」と日本語が・・・。「ぅおー!」とびっくりして、振り返ったら
スタッフの1人がニカッと笑った。あまりに私が驚いていたんで、まわりの人達は笑っていた・・・。
Caro曰く、日系人スタッフだろうと。
しかし、ブラジルに着いたその日にイグアスの滝に打たれるなんざ、思ってもみない展開だったです。
フォス・ド・イグアスTOP
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遊歩道から撮ったアルゼンチン側の滝。夕日を浴びて
幻想的でしょ?
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遊歩道から撮った最大級の滝・滝・滝。
しぶきが雲のよう。
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"悪魔ののどぶえ"と言われるイグアス最大の滝。
夕日がかすかに当たってる・・・。
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夕闇に溶け込む前の"悪魔ののどぶえ"。
圧巻!!
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再びジープに乗り、マクコ・サファリのゲートへ帰る。待ってくれてたタクシーに再び乗り、しばらく走ると、
今度は遊歩道の入口(出口?)で下ろしてくれた。
この遊歩道の入口(出口?)には、超かわいいピンク色したホテル(Hotel das Cataratas)があり、お金に余裕がある
人たちが泊まるそう。
日本人が多いと聞いた・・・。私も泊まってみた〜い!

この遊歩道は、延々とアルゼンチン側の滝を横目に見ながら歩いていける。
夕日を浴びた滝が、これまた独特な味を出していて、いいっ!・・・っと、動く物体発見!
なんだ?なんだ?と近づいてみると、クァチ(右写真;日本名ではアナグマ)だった。
そして、Caroはなぜか(?)このクァチに襲われた・・・(左写真)。
(翌日、今度は私が襲われることに・・・)
遊歩道をどんどん歩いて行くと、滝の轟音が一段と激しさを増す。
突き当たりの滝がしぶきとともに見え隠れ。そして、"悪魔ののどぶえ"と言われる
イグアス最大の滝が目に飛び込んできた。
「スッゴーイ!」の一言。
しかし、日も沈んできたことだし、滝にせり出した橋は明日行こうということで、とりあえず帰ることにした。
タクシーに乗り、目的のホテルがあるセントロへと向かう。
ちなみに
タクシー代は、空港〜イグアスの滝〜ホテルで5時間ほど貸し切って、R$80.00(約4.300円)。
んー、安い!けど、ブラジルでは高い?
ダブルでR$55.00(1人1.500円弱)のHotel Baviera Fozは、味のある(?)古いホテルで、
質素だけども結構きれい。
近くには、オープンエアーのレストランやピザ・ハット、お洒落なカフェがあり、バス停やスーパーもすぐそばにある。
オープンエアーのレストランで、米が入った野菜たっぷりスープと、魚とジャガイモを揚げたのと、バターごはん等
を食べた。
さすが(?)ブラジル!おいしいけど味が濃い!
私にとって、たくさん食べれないのが難点なんだけど(味が濃すぎて飽きやすい・・・)。
ブラジルの食べ物は、とにかく味が濃い。たまに塩の塊を食べているような気さえしてくる。
そして、デザートはとことん甘い。これまた、砂糖の塊を食べているよう・・・。
辛くて、酸っぱくて、生野菜タップリの料理(特にタイ料理)が大好きな私にとって
ちょっとつらい・・・。
そんなんで、ブラジルでは食が細かった私です・・・。
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