【廃墟マニヤ File008】

M井A別炭鉱・炭鉱住宅(北海道)

(その1)

炭鉱住宅

三I石炭鉱業(株)芦B鉱業所の近く、ちょっと自信がないのですが緑泉町あたりに大昔あった炭鉱住宅跡です。
この先には、木造平屋の連棟(長屋ですね)式の炭鉱住宅があり、そちらはまだ一部、人が住んでいる様子でしたが、こちらの3階建ての鉄筋コンクリート集合住宅のエリアは完全に無人の廃墟となっていました。

M井鉱山がA別鉱業所を開設したのが1938年(昭和13年)。1966年(昭和41年)には年間出炭量167万トンを記録しますが、その後みなさんもご存じのようにエネルギー政策の転換に伴い生産を縮小。この写真を撮影した翌年の1992年(平成4年)、ついに閉山となってしまいます(撮影時にはまだ操業していたのです)。残されていた立坑や選炭工場も1996年(平成8年)には解体されてしまいました。

もちろん写真の炭鉱住宅群も1996年の6月、私が再び訪れたときにはもう影も形もなく、ただ空虚な空間が広がるばかりとなっていたのでした。

 

満足度:★

 


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