作成日 | 最終更新日 | マビノギのバージョン(作成時) |
---|---|---|
2007年12月22日 | 2007年12月23日 | 107 |
2007年12月13日、定期保守が実施された。 この結果、G7S3相当が実装され、クライアントのバージョンが 106 となった (参考: 「私記の史記 2007年12月14日」)。
同日、 「クリスマスイベント」 の前期も開始された。
「マビノギ夏休み2007」
以来、私は、可能であれば、
全サーバーでこの種のイベントに参加したいと機会を窺っていた(参考:
「マビノギの私記 136」)。
今回の
「クリスマスイベント」
は、まさに好機であるように思えた。
ルエリサーバー
2007年12月14日、私は、まず、ルエリサーバーでエルフ支持の撤回を行った。
エルフ支持を撤回する理由は、「雪ダルマの元」が「ピシス地域」にあるためだった。
ルエリサーバーで行う理由は、「フィリアのマナトンネル」
を記憶しているキャラクタがルエリサーバーにしか存在しないためだった。
支持撤回は、サーバーによらず、
同一アカウントの全キャラクタに適用されることが知られていた
(ルエリサーバーにおける「私」と他サーバーにおける「私」は、別アカウントである。
他サーバーにおける「私」は、
ルエリサーバーにおける倉庫キャラクタのアカウントに作成されている)。
中立にしておけば、どちらの種族からも攻撃されることはなかった。
タルラークサーバー
ルエリサーバー以外のサーバーにおける「私」は、
「ラノ地域」のマナトンネルしか記憶していなかった。
そこで、「メイズ平原北東のマナトンネル」から「遺跡の橋」を目指すこととした。
タルラークサーバー
バージョン101(G7S2)以降、ラノ地域の「メイズ平原」または コンヌース地域の「エランス渓谷」にある「遺跡の橋」を用いれば、 「クルクレ地域」に到ることが可能だった(参考: 「私記の史記 2007年10月26日」)。
タルラークサーバー
クルクレ地域に入ると、「ラテール山岳地域」を目指した。
タルラークサーバー
「ラテール山岳地域」で「氷の橋」を立てれば、「ピシス地域」は、目前だった。
モリアンサーバー
「バレス」に到達すると、「雪ダルマの元」を探した。
モリアンサーバー
「雪ダルマの元」は、意外な場所にあった。
モリアンサーバー
この場所での目的を果たすためには、まず、「雪」の採取を行う必要があった。
モリアンサーバー
5 個の「雪」から「雪のかたまり」を作成することができた。
モリアンサーバー
全サーバーで、「雪のかたまり」を「雪ダルマの元」に持っていったものの、
「雪ダルマの元」には、まったく変化がないように見えた。
しかしながら、ここで悩んでいては、本懐を遂げることができないと判断した。
タルラークサーバー
私は、全サーバーで「ムーンゲート」を用い、「イメンマハ」に移動した。
マリーサーバー
「クリスマス用の飾り」を作成するためには、「太い糸」が必要だった。
本拠地であるルエリサーバーには、「私」が紡いだものが余っていた。
しかしながら、他サーバーでは、羊毛の採集から始めざるを得なかった。
他サーバーにおける「私」は、「採集用ナイフ」すら所持していなかったため、
武器で代用した。
「二刀流」の状態のままでも採集は可能だった。
マリーサーバーで羊毛の採集を終了させたとき、予期せぬ事態が発生した。
何度試しても、「糸車」を使用することができなかった。
なんと、マリーサーバーにおける「私」は、
生活スキル「紡織」を修得していなかった。
他サーバーにおけるキャラクタの作成当時、
チュートリアルクエストのついでに修得できるスキルは、
修得させておいたつもりだった。
しかしながら、どうやら、マリーサーバーだけは、もれていたようだった。
「紡織」を修得させるためには、「ティルコネイル」に移動する必要があった。
マリーサーバー
ティルコネイルで、NPC「マルコム」に「会話」を試みると、
バージョン106(G7S2)でリニューアルされたチュートリアルクエストのひとつである
「マルコムの指輪」が進捗してしまった。
私は、不本意ながら、「マルコムの指輪」を完了させた。
マリーサーバー
「マルコムの指輪」を完了させた後、「羊毛を調達する」を完了させると、
ようやく、「紡織」を修得することができた。
「羊毛を調達する」を進捗させるためには、「採集用ナイフ」の入手が必須だった。
あたかも、前述の武器での代用が嘲笑されているかのように思えた。
他サーバーにおける「私」は、
すべてのスキルのランクがルエリサーバーにおける「私」
とは比較にならないほど低位だった。
このことは、生活スキルにも如実に反映された。
タルラークサーバー
晴天の折には、「ハンディクラフト」による 「クリスマス用の飾り」の作成の成功率が 94パーセントなどという値だった。
タルラークサーバー
タルラークサーバーでは、本当に失敗してしまった。
この状況の対処策としては、タイトルを DEX など、
生活スキルの成功率に影響する能力が増加するものに変更する
という方法を挙げることができる。
しかしながら、他サーバーで獲得しているタイトルは、限られていた。
エンチャントで DEX などを増加させるという方法も考えられなくはないものの、
他サーバーでは論外に思えた。
タルラークサーバー
「ハンディクラフト」による「クリスマス用の飾り」の作成に失敗してしまうと、
「紡織」による「太い糸」の作成からやりなおす必要があった。
本拠地であるルエリサーバーでは造作もないことが他サーバーでは難儀に思えた。
キホールサーバー
しかしながら、
このような過程を経ることこそが「マビノギ」の楽しみであるようにも思えた。
物事は、過程が困難であればこそ、
それを完了させたときの達成感も充実したものとなるのである。
マリーサーバー
2007年12月16日、私は、全サーバーで、 「クリスマス用の飾り」を「クリスマスツリー」 に持っていくということを完了させた。
マリーサーバー
全サーバーのどのチャンネルの
「雪ダルマの元」も「クリスマスツリー」も、まったく変化がないように見えた。
現実世界の煩わしさから逃れ得ない私とっては、
このような束の間の期待と不安もまた一興に思えた。