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自動車保険用語集

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[ あ ]
運転者年齢条件
自動車を運転する者の年齢を制限して、 保険料に差をつける特約。
エアバッグ
前方からの衝突時に、強い衝撃をセンサー装置が感知した場合に作動し、バッグ内に瞬時に高圧ガスを注入することにより膨張させ、乗員の顔や胸を保護する装置。側面からの衝突に対応するのがサイドエアバッグ。
安全性が向上するので、エアバッグ装備車には搭乗者傷害保険・人身傷害補償保険の保険料が約10%割引になる。一部の保険会社では、デュアルエアバッグ(運転席・助手席の両方にエアバッグを装備)の場合、割引率は約15%になる。
ABS
アンチロック・ブレーキ・システム(Anti-lock Brake System)のこと。急ブレーキをかけたときや、滑りやすい道でブレーキをかけたときに電子制御で車輪がロックするのを防ぐ装置。
制動距離が短くなったり 操縦性が安定することにより 安全性が向上するので、ABS装備車には対人賠償責任保険・対物賠償責任保険・搭乗者傷害保険・人身傷害補償保険の保険料が約5%割引になる。
エコ・カー
エコロジカル・カー(地球環境生態系に優しい低公害・低燃料・低排出ガス車)のこと。電気自動車、水素自動車、ソーラー・カー、CNG[Compressed Natural Gas:圧縮天然ガス]車、ハイブリッド車などがある。
一部の保険会社では自動車取得税の軽減措置の対象となるエコ・カーに約3%の保険料の割引を実施している。

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[ か ]

家族限定特約
運転する者の範囲を、記名被保険者およびその家族(配偶者 ・同居の親族・別居の未婚の子)に限定した場合、保険料が約5%割引となる。
この特約を付けると、限定された運転者以外の者が運転中に事故を起した場合には、 保険金は支払われない。
型式
車検証の型式欄に記載されている 当該自動車の車名を表す記号のこと。
記名被保険者・賠償被保険者
保険証券の記名被保険者欄に記載された者で、自家用自動車の場合、通常主として運転する者
形状
自動車の車体のタイプの通称。セダン・ハードトップ・クーペ・ワゴン等がある。
契約者
自分の名前で保険契約の申込みをして、 契約が成立すれば、保険料支払の義務を負う者のこと。
通常 自動車の所有者。

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[ さ ]

自家用軽四輪貨物車
・自動車のナンバープレートの色が黄地に黒文字
・分類番号が40〜49または80〜89
・記号が [ あ、い、う、え、か、き、く、け、こ、 さ、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、ほ、ま、み、む、め、も、や、ゆ、よ、ら、る、ろ、を ]
・長さ3.40m 以下、幅1.48m 以下、高さ2.00m 以下
・排気量660cc 以下
の貨物車。
自家用軽四輪乗用車
・自動車のナンバープレートの色が黄地に黒文字
・分類番号が50〜59
・記号が[ あ、い、う、え、か、き、く、け、こ、さ、す、せ、そ、 た、ち、つ、て、と、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、ほ、ま、み、む、め、も、や、ゆ、よ、ら、る、ろ、を ]
・長さ3.40m 以下、幅1.48m 以下、高さ2.00m 以下
・排気量660cc 以下
の乗用車。
自家用小型貨物車
・自動車のナンバープレートの色が白地に緑文字
・分類番号が40〜49または400〜499
・記号が[ さ、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、ほ、ま、み、む、め、も、や、ゆ、ら、り、る、ろ ]
・長さ4.70m 以下、幅1.70m 以下、高さ2.00m 以下
・排気量2,000cc以下
の貨物車
自家用小型乗用車
・自動車のナンバープレートの色が白地に緑文字、
・分類番号が 50〜59、70〜79、500〜599、または700〜799、
・記号が[ さ、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、ほ、ま、み、む、め、も、や、ゆ、ら、り、る、ろ ]
・長さ4.70m 以下、幅1.70m 以下、高さ2.00m 以下
・排気量2,000cc 以下
の乗用車
自家用普通乗用車
・自動車のナンバープレートの色が白地に緑文字、
・分類番号が30〜39、300〜399、
・記号が[ さ、す、せ、そ、た、ち、つ、て、と、な、に、ぬ、ね、の、は、ひ、ふ、ほ、ま、み、む、め、も、や、ゆ、ら、り、る、ろ ]
で、小型自動車の規格を超えるもの
事故
ノンフリート等級制度では保険期間中の事故の有無によって翌年の等級(割増引)が決定される。

▽ 事故と等級の関係 ▽
翌年の等級 保険期間中の事故
1等級アップ
(影響なし)
・(無事故)
・人身傷害のみの事故
・搭乗者傷害のみの事故
・人身傷害と搭乗者傷害のみの事故
・ファミリーバイク特約に関する事故
・弁護士費用担保特約に関する事故
・生活賠償責任担保特約に関する事故
・家族傷害特約に関する事故
・生活用動産特約等に関する事故
等級据置 1.人身傷害と車両のみの事故
2.人身傷害と搭乗者傷害と車両のみの事故
3.車両のみの事故
4.車両と搭乗者傷害のみの事故
○車両事故原因は次のものに限る:
・火災・爆発(他物との衝突・接触、転覆・ 墜落によって生じた火災または爆発は除く)、盗難・騒じょうまたは労働争議
・台風・竜巻・洪水・高潮
・落書・窓ガラスの破損(他物との衝突・接触、転覆・ 墜落によって生じた破損は除く)
・飛来中または落下中の他物との衝突
3等級ダウン
(事故1件につき)
上記の「1等級アップ」・「等級据置」の事故以外の事故。
下記のような場合やその組みあわせ:
1.対人賠償責任に関する事故
2.自損事故
3.無保険車傷害に関する事故
4.対物賠償責任に関する事故
5.車両保険に関する事故(他車・他物との衝突・接触で、契約者・ 運転者に過失がある場合など)

※保険会社によっては対象事故の取扱いが異なる場合があります
自損事故保険
ガードレールに衝突したり ガケから落ちるなどの被保険自動車の単独事故や、信号無視により他車に衝突するなど被保険自動車に100%過失のある事故により、被保険自動車の所有者や運転者などが死亡したり、後遺障害又は傷害を被った場合の保険。
自賠責保険の支払いの受けられない時に保険金が支払われる
車検証(自動車検査証)
車検とは自動車が道路運送車両の保安基準に適合しているか、 国が一定期間ごとに検査すること。この検査に合格した場合に交付されるのが車検証 (自動車検査証)
車両保険
衝突、接触、火災、台風、 その他偶然な事故によって被保険自動車自体に損害が発生した際に支払われる。
保険金額は自動車の時価額を基準として定められる。
車両保険の種類

受けられる
補償内容
一般
車両保険
車対車特約
 (エコノミー
車両保険)
限定
A特約 
車対車
プラス
限定A特約
自損事故・ 
 転覆・墜落
- - -
当て逃げ - - -
火災・爆発 -
落書
窓ガラス破損の損害
-
盗難 -
台風・洪水・
高潮・竜巻
-
他車との衝突・接触 -

車両保険免責金額
車両事故時の自己負担額。
仕様
同一の型式の自動車を、内装、外装、シート、変速機等の違いで区別するために用いられている記号もしくは用語。
通常車体の外面にプレートによって表示されている。
衝突安全ボディー
衝突時に、客室への衝撃を抑えるため、ボディの前後部をクラッシャブル(衝撃吸収構造)とした車体。
一部の会社では所定の基準を満たす衝突安全ボディーの場合、搭乗者傷害保険・人身傷害補償保険の保険料が、約10%割引となる。
初度登録年月
新規の自動車を陸運支局に初めて登録申請をし、その登録を受理された年月。車検証の初度登録年月欄に記載されている。
人身傷害補償保険
自動車事故により、本人や同乗している人が死亡したり後遺障害または傷害を被った時に、過失割合にかかわらず本人過失分も含めて補償される保険。
保険金額が限度。

[ た ]

対人賠償責任保険
被保険自動車の事故で、第三者を死傷させた場合に発生する法律上の賠償責任に対応する保険。
自賠責保険(強制)の任意上乗せ保険。
対物賠償責任保険
被保険自動車による事故で、第三者の車両や家や塀、あるいはガードレール等を壊した場合に発生する法律上の賠償責任に対応する保険。
対物賠償責任免責金額
対物賠償責任保険金支払時の自己負担額。
保険金は免責金額が差し引いて支払われる。
担保種目
・対人賠償責任保険
・対物賠償責任保険
・自損事故保険
・無保険車傷害保険
・搭乗者傷害保険
・車両保険
・人身傷害補償保険
などの、事故を起した際に受けられる補償の種類。
搭傷医療特約
搭乗者傷害保険医療保険金特約の略。
搭乗者傷害保険で、保険金額が500万円を超える契約で 「入院」の日額を 7,500円、「通院」の日額を 5,000円を限度とすることで保険料負担を減らすことができる特約。
搭乗者傷害保険
被保険自動車に搭乗中の人が、自動車事故により死亡したり 後遺障害または傷害を被った場合に保険金を支払う保険。
盗難防止装置
車両本体・部品や車内の物を盗難から守る為の装置。
ハンドルに装着するだけの簡易的なものから、サイレンやヘッドライトを点滅することにより警報を発したりするもの、盗難後に衛星を利用して自動車の位置を知らせたりするものまで、様々な装置がある。
登録番号
自動車のナンバープレートの番号のこと。
特約
普通保険約款の内容を変更、補充、排除または追加する為に用いられる特別約款のこと。
普通保険約款に対して優先して適用。

[ な ]

ノンフリート契約・ノンフリート等級
保険をかける自動車(所有・使用車)の合計台数が9台以下の契約者が付保する契約をノンフリート契約という。
ノンフリート等級とは、保険料の割増・割引率を等級で表したもの。等級は1から16に分かれており、通常新規加入は6等級からスタートする。1年間無事故の場合、1等級アップして、逆に事故を起した場合、1回の事故毎に等級がダウンする。
保険会社によっては、等級を更に細分化して、 20等級に分けている会社もある。等級が大きくなるほど保険料は割安となる。

◆ノンフリート等級による保険料の割増・割引率の比較表

▽ 契約の継続(更新)の場合(1〜20等級の例) ▽
等級 保険料の係数 割増・割引
20 40% 60%割引
19(16-3) 40% 60%割引
18(16-2) 40% 60%割引
17(16-1) 40% 60%割引
16 40% 60%割引
15 45% 55%割引
14 45% 55%割引
13 50% 50%割引
12 50% 50%割引
11 55% 45%割引
10 60% 40%割引
9 65% 35%割引
8 70% 30%割引
7(F) 80% 20%割引
6(F) 100% 無し
5 110% 10%割増
4 120% 20%割増
3 130% 30%割増
2 140% 40%割増
1 150% 50%割増

▽ 新規ご契約の場合 ▽
等級 運転者年齢条件 保険料の係数 割増・割引
6(A) 全年齢担保 130% 30%割増
6(B) 21歳以上 110% 10%割増
6(C) 26歳以上 100% なし
6(E) 30歳以上 100% なし
6(D) 対象外
(キャンピング車など)
100% なし

▽ 2台目以降の自動車を購入される場合 ▽
(ただし現在の等級が11等級以上の場合)
等級 運転者年齢条件 保険料の係数 割増・割引
7(A) 全年齢担保 110% 10%割増
7(B) 21歳以上 90% 10%割引
7(C) 26歳以上 70% 30%割引
7(E) 30歳以上 70% 30%割引
7(D) 対象外
(キャンピング車など)
70% 30%割引

[ は ]

ファミリーバイク特約
記名被保険者とその家族(配偶者・同居の親族・別居の未婚の子)が125cc以下のバイクで事故を起した場合、
・対人賠償責任、
・対物賠償責任、
・人身傷害補償、
・自損事故、
・無保険車傷害保険(自動車総合保険のみ)
の補償が受けられる特約。
保険証券
保険契約の成立及びその内容を証明する為に、保険会社が作成して保険契約者に交付する書面。

[ ま ]

無保険車傷害保険
対人賠償責任保険に加入していない等で十分な損害賠償資力のない他の自動車との事故で、死亡したり後遺障害を被った場合に、被保険自動車に搭乗中の者に対して保険金を支払う保険。
保険金額は、対人賠償保険と同一額が限度額となる。ただし、対人賠償責任保険が「無制限」の場合は、2億円を限度とする
免ゼロ特約
車対車 の衝突・接触事故で、相手自動車とその運転手または所有者が確認できたとき、第1回目の事故に限り免責金額がゼロになる特約。
一部の会社では、車対車 以外の事故でも免責金額(※)がゼロになるタイプ(オールリスク免ゼロ)もある。

※車両事故時の自己負担額

[ や ]

横滑り防止装置
障害物の回避時、急なハンドル操作時、滑りやすい路面への進入時に、4輪独立のブレーキ制御とエンジン制御によって自動車を安定させる装置。
一部の保険会社では、
・対人賠償責任、
・対物賠償責任、
・搭乗者傷害、
・人身傷害補償保険
の保険料が約5%割引となる。
4輪駆動(4WD)
エンジンの動力を4個の車輪すべてに伝えて走る装置。前輪駆動(FWD)車や後輪駆動(RWD)車と比べ、走行時の自動車の安定性が向上する。
一部の保険会社では4WD車に約5%の保険料の割引を実施している。


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