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ある日のコーヒーショップにて

ある日、おっさんが家の近くのコーヒーショップで勉強していた時のことです。
(おっさんは家の外で勉強する習性があります♪)


すると、おっさんの隣に20代ぐらいの女性と、30代ぐらいの男性が座りました。

まあ、ここまではごく普通の光景なのですが、話が耳に入ってきたのです。


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その内容が、抵当物件がどうのこうの・・・と、言っていたので、

不動産投資にもちろん興味があるおっさんは、非常に不謹慎だと思いますが、盗み聞きしてしまいました。

どうやら、女性のほうが『不動産投資』をしようと考えているみたいで、男性の方は『不動産会社の営業マン』だということがわかりました。

話を聞いていると(盗み聞きしていると)、抵当物件を安い値段で購入して、賃貸物件として収益をあげようという計画のようです。
自己破産、差し押さえがどうのこうのと、言っていました。

抵当物件と聞くと、落札しても占有屋が居座っていることが多く、トラブルが起きやすいので専門家にしか扱えない物件ですよね。
(まあ最近はこれが問題になって法整備がされているそうですが・・・)

これを聞いておっさんはこの女性はやるな!!と、感心しました。

しかし、彼女はあまり不動産に詳しくなさそうで、抵当物件などの仕組みや、減価償却の意味なども知らないみたいでした。


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さらに頑張って聞き耳を立てていると、

3000万の物件(おそらくワンルーム)を900万で安く購入したら、年率15%で運用できるとのことです。
うーむ、怪しい。

もし年率15%で運用できたら、これはとてもすごいことだと思います。(7年でペイできます!)

こんなに甘い話が世の中にあるのでしょうか?

もしおっさんが彼女の立場であったら、まず営業マンに借金して自分がまずやってみろ!と、言ってやりたいところです。

さすがに投資家の女性の方も少し不安みたいで、「本当に大丈夫でしょうか?」みたいなことを聞いていました。

すると、営業マンの方は、
「うちには司法書士がついているから大丈夫」、
「大勢の方が同じことをやっているから大丈夫」、
「よく内容が理解できなくても、手続きは簡単だから大丈夫」、
「もし何かあっても私がついているので大丈夫」みたいなことで安心させようとしていました。

うーむ、さらに怪しい!!

ついには、今は低金利だから有利!とか、不動産は国に優遇されているから有利!などと、おきまりの不動産投資に対するメリットでまくしたて、とにかくすばらしい投資なのだということを話していました。

するとなんと!なんでこんな説明で納得してしまったのかわかりませんが、

彼女はその場でハンコを押してしまったのです!

ハンコを押した後は、営業マンは彼女の決断を褒めちぎっていました。

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その後、彼女はトイレに席を立ったのですが、
彼女が居なくなった後の営業マンのしてやったり!!とした顔を忘れられません。

結局、彼女は騙されたのでしょうか?

おっさんには、彼女の投資が成功したかどうかはわかりませんが、

リスクを嫌うこの世の中において、
彼女の「投資」したという行動については非常に尊敬に値すると思いますし、
不動産投資を考えながら実行していないおっさんには、彼女にとやかく言う発言権すらないと思います。

しかし、彼女の投資するまでの過程は尊敬に値するものではないと思います。

彼女は不動産投資をする前に、2,3冊の本を読む時間と数千円を投資しなかったのでしょうか?

おそらく、減価償却を知らない時点からして、あまり勉強していなかったと思います。

ロバート・キヨサキは、不動産投資をするなら、本を読んで勉強し、
100件、1000件の物件を視察し、セミナーなどに積極的に参加すべきであると言っています。

少なくても彼女は、本当の意味での投資家とは言えません。

まあ、投資は自己責任でやるものですので、おっさんにこんなことを言われる筋合いは全くないと思いますが・・・

おっさんは、投資の世界は甘くないと基本的に考えています。

少なくても、情報収集の努力なしに簡単に転がり込んできた投資話はほとんど持ちかけてきた方が儲かる話だと思っています。
投資の世界は欲望の世界です。

騙し合いなどは普通にあるのではないでしょうか?

この世界で自分を守ってくれるのは、知識だと思います。

無知は一番危険なのです。

しかし、どうして彼女のような人がほとんど何も準備しないで投資してしまうのでしょうか?

おっさんの見た所、彼女はいわゆるキャリアウーマンで、とても仕事ができそうな優秀な方なのでしょう。

おそらく、低金利のチャンス、不動産市場の底入れ感、
年金問題による自己資産形成の必要性などから、不動産投資をしてみようと考えたのでしょう。

せっかく投資をしようと考えたのに、勉強をしないで投資されたことがとても残念でありません。

普段仕事にかけている労力を少しでも投資に向けていればよかったのに・・・

また、投資関係の営業マンの専門用語攻撃に弱い方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

ちなみにおっさんは、すべて話半分で聞いています♪(すべてを否定しているわけではありません)

もし、その営業マンの話が本当に儲かるのであれば、
その営業マンは自分で借金してでも投資して、既に金持ちになっているはずで、
皆さんの前で投資商品を紹介しているはずないのです。

皆さんも彼らの勢いに飲まれないでくださいね♪

正しい情報だけを吟味して吸収しましょう♪

このような話はわざわざ公開するようなものではないのですが、

無知であるがために取らなくてもいいリスクを取るのを阻止しよう!
と、言いたかったのでのせてみました。

彼女のその後はもちろんわかりませんが、彼女の投資がうまくいったこと、

あの不動産会社が良心的な会社であったことを祈ります。

不動産投資に興味がある方は、『おっさんの不動産投資研究室』もご参考に下さい♪


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