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日本は大丈夫か? 〜国家財政から考える〜

ところで皆さんは、日本について悲観的でしょうか?
正直、おっさんは日本経済について勉強すればするほど、「大丈夫なの??」と、いった感じです。(泣)


日本についての悲観論は挙げていくと、国家財政、少子高齢化問題、国内産業の空洞化、年金問題、医療保険・介護保険の破綻、教育問題、一向に進まない政治改革などなど・・・
正直、きりがないのですが、今回は『国家財政』の切り口で考えてみましょう♪


現在、日本は国債の年間発行額が30兆円を超えており、すでに国家財政は債務超過に陥り、国と地方を合わせた借金残高は700兆円とも言われております。

そして、対GDP比では130%を超えている状態です。

また、歳出のうちの国債費は15兆円を超えており、まさに毎年借りたお金の約半分を借金返済に回している状態ですね。
そして、毎年の税収は約50兆円である上に歳出は80兆円と、とてもつらい状況です。


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これを一般家庭に換算すると、

年収が500万円しかないのに、800万円の支出をし、差額の300万円を毎年借りている状態で、総額で7000万円の借金を抱えていることになります

さらに、毎年の新規借入れのうちの半分は、借金の返済分を借金で埋め合わせしている状況です。

しかし、お金を返せない状態の人にお金を貸す人がいるでしょうか?

いませんよね。。

政府が上記の状態を実行できるのは、

『日本円』を自由に発行することができる立場だから可能なのであって、

これが個人であればとっくに自己破産することになります。。

よってこのページは、「このような状態で大丈夫か?日本!」という趣旨です。

日本に住んでいる我々にとっては決して他人事ではないのですから、頭の片隅に入れておきましょう♪

では、『経済大国日本』が本当に破綻するのでしょうか?

近年における国家経済の破綻として、アルゼンチンやロシアなどが挙げられます。

そこで、90年代のロシアの事例を参考にして考えてみましょう♪

ロシア経済が崩壊したのは、1998年8月17日。

国内大手銀行の多くが営業停止になり、人々の預金は封鎖、物価は高騰し、国家財政は破綻しました。

万策つきたロシア政府とモスクワ中央銀行がルーブルの買い支え中止と対米ドルの切り下げに踏み切り、
金融危機が一気に勃発したのです。

国内の大手銀行は、顧客から預かった預金をほとんど国債に投資していたことから倒産・閉鎖、
人々は預金を引き出すことができず、ルーブルの価値は三分の一になり、物価は三倍となりました。

ほとんどのロシア国民の資産が三分の一になった瞬間でした・・・・・・

しかし、ロシアの破綻は一部の人々には予期されていたものでした。


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1995年以降、ロシア政府はインフレ抑制や財政赤字縮小などの目的で、短期国債を積極的に発行しておりました。

高利の短期国債は外国人投資家やロシア国内銀行の人気を買い、資金調達が進みました。

しかし、ロシア国債の金利が高い理由は、国債発行で作った借金を国債を発行して返済するという自転車操業状態だったからなのです。

リスクが高い金融商品は当然、金利が高いのです。

(高金利で人気だったアルゼンチンの国債がデフォルトしたことは記憶に新しいですよね。)

どの国でも、政府が借金の支払い、年金の支払いに苦慮したとき、その解決として取る方法の一つが『ハイパーインフレ』です。
お金の価値を急激に減らすことで、実質的な国の借金返済額、年金負担額を激減させることができるのです。

近い将来、日本で同様のことが起きるかどうか?

「絶対に起こる!」と、断言することはできませんが、我々投資家は、
いつそれが起こってもいいように備える必要があるのです。

万が一の火事の時のために非常階段があるように。。

ちなみに、日本の銀行や生保はがっちりと日本国債に投資しておりますし、
最近、政府は国民に日本国債を買わせようと必死です。(汗)

また、日本国債の最大の保有者は日本郵政公社です。

日本郵政公社は、国民の資産を集めまくり、国債発行残高の約23%の126兆円を保有しているのです。

驚くべきことに、郵貯の分だけで我々はすでに国民一人当たり約100万円分の日本国債を保有しているのですね。


これに銀行や生保などの分を含めると一体いくらになるのでしょうね??

果たして、頼りない日本政府にこれ以上のお金を持たせていいものか??
日本国債デフォルトは発生するのでしょうか??

ロシアの事例においても、リスクヘッジをしていた一握りの人々だけが助かり、

ほとんどの国民は中央銀行が起こしたマネーゲームの損失のツケを支払うことになった
のです。

日本で万が一、同様のことが発生した場合、どちらの立場に立っていたいか?

話を簡略化すると、車に自動車保険を付けるか?付けないか?と同じことです。

現代において、

「国の運命がどうなろうと、自分の運命は自分の力で切り開くこと」がテーマだと思います。

自分の人生は自分のものなのですから。


ところで資産のリスクヘッジの基本は、ひとつの国にかけないことです。

この発想がないと、これからますます変化していくであろう21世紀をうまく生き抜くことは厳しいでしょう。
歴史を振り返っても、一つの国が長期間の間、繁栄し続けることは難しいのですから。。

すべての資産を円建てなどの単一通貨で保有するのは、国際的な常識に照らすと、やはり危険です。

「資産を世界の基軸通貨に三分割しておく」、というと、何を大げさな!

と思われるかもしれませんが、必要でしょう。。

具体的に言えば、現金などの預貯金を複数の国々に分散保有しておくとか、

不動産をいくつかの国々に分けて保有することが必要だと思います。

「言葉が違うから不安だ!」、
「海の向こうだから危ない!」、と考える方もいらっしゃると思いますが、

日本を含め世界中何処でもリスクはあります。

「海の向こうが危険!!」と思い込んで、

自分が暮らす島にとどまり続けていると、島が水没した時に手遅れになるのです。

(この前テレビで、”モルディブが100年後には水没している”とやっておりましたが、、)

『知恵と知識』さえあれば、可能な限りリスクを回避することが可能です!

おっさんも、中国株の元建て資産を筆頭に、

長期的には複数通貨建ての資産を構築していこうと考えておりますので、皆さん頑張って勉強していきましょう♪


海外資産への投資は、『外国資産を持つということ』のページを参考にしてください♪




※ おっさんのような『外国株式』による外国通貨建て資産への投資ではなく、あくまで『為替』で勝負したい方は『外貨預金』よりも『外貨証拠金取引』がおすすめです♪

『外貨証拠金取引』とは、手持ち資金の何倍もの外貨取引をすることができる上、
外貨預金に比べ、十倍以上安い手数料で取引が可能です♪

外貨証拠金取引のメリットを簡単にまとめると、
  • レバレッジを賭けられる(約3倍)
  • 外貨預金よりも手数料が十倍以上安い(1ドルにつき10銭)
  • スワップ金利を受けられる(円売り-ドル買いで金利差を受けられる)
などが挙げられます♪

また、やり方によっては金利5%の金融商品を作り出すことが可能です♪

おっさんも近い将来、参入予定です!
具体的には、即刻、『円売り』から入る予定で、ただいま勉強中です♪


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