楓観察記
〜 妊婦生活編 〜
 
         
    妊婦でハイキング 2010年8月  
   
そろそろお腹も大きくなり、歩くのもゆっくりに。買い物や街歩きだけですぐに疲れてしまい、ちょっとした階段をのぼってはゼーハー。そんな中、スイス南部のクランモンタナへ小旅行にでかけた。

町の周りは絶好のハイキングスポットで、高山植物もちょうど見ごろ。天気も申し分なく、山歩きしないで帰るのはもったいなさすぎる・・・ということで、高度2000m以下の比較的平坦なコースに挑戦。疲れたらすぐ引き返そうと思いつつ、ゆっくりゆっくり登ったところ、案外あっさりと目的地(1900m)に到着した。妊婦は歩くのも大変と思っていたけど、気の持ちようですね。


平坦そのもの

妊婦の移動といえば、意見が分かれるのが車の運転。私は妊娠初期と臨月の運転は控えたものの、安定期から後期にかけては普通に運転していた。常にシラフでいる分、運転する機会はむしろ妊娠前より増えたかも。夫からは妊婦タクシー、略して「妊タク」と呼ばれて重宝されていた。

そんな夫は妊娠後よく家事を手伝ってくれるように。その様は友人たちが「別人のようだ」と口を揃えるほど。スイスへ来て以来、家の中のことはすべてヨメの担当だったのが、妊娠後まず力仕事(ゴミ捨てや重いものの買出し)は夫に移行。8月からは最低限の料理と後片付け、洗濯等のマニュアルを作成し、実践トレーニングに入った。大げさに思われるかもしれないが我が家にとってはエポックメイキングな出来事です。やってみると意外とトンカツを揚げるのが上手かったり、実はシャツにアイロンもかけられるということがわかり、それはそれで衝撃。しまった、今まで甘やかしすぎてたか・・・。