楓観察記
〜 妊婦生活編 〜
 
         
    両親学級 2010年9月  
   
病院主催の両親学級(週末ワークショップ)に参加した。6月の助産師外来で、「英語のクラスはすぐに埋まってしまうから早めに予約したほうがよい」と言われてすぐに申し込んだもの。後からきいたら開催は3ヶ月に1回だそうで、これを逃したら出産に間に合わないところだった。

そんな状況のせいか、集まった7組のうち6組が9月出産予定。つまり私以外の妊婦は全員臨月で、その丸々としたお腹を見ていると、まるで自分のお腹が出ていないかのような錯覚に陥る。2日目の朝、開始時間になっても現れないカップルがいて「今頃もう産まれてるんじゃない?」と言って皆で笑いあっていたが、ぜんぜんシャレになってません。

コースの内容は、陣痛が来たときどうするか、出産時の骨盤の動き、出産方法のバリエーション、出産後の生活についてのアドバイスなど。両親教室と聞いてイメージしていたオムツ替えや沐浴の練習などはなく、代わりに重点を置かれていたのが、陣痛を和らげるための呼吸法やマッサージ、そして骨盤を開くエクササイズの練習。臨月の妊婦がずらり並んで、スイス民謡を聞きながら腰をぐるぐる回し続ける光景はなかなか圧巻だった。費用は2人×2日間でCHF320、一部保険でカバーされる。

この他に、病院の説明会も3ヶ月に1度開かれていて、こちらは参加無料で予約も不要。パワポのプレゼンを見ながら、病院の設備や出産方法についてのお話を聞く約1時間のセッションで、一応参加したものの、両親学級で聞いたことや事前にもらった資料に書いてあったことばかりで、特に目新しい情報はなかった。


近所の町のお城にて、妊婦でギロチン。