思うこと 第74話           2006年2月7日 記       

日野原重明先生の市民公開講座が決まる 

 日野原重明先生は私の人生の恩師であることは、「思うこと 第23話」「思うこと 第45話」、ならびに「エッセイ」聖路加国際病院レジデント時代の思い出のなかで話した。昨年の暮れ、12月27日に東京の帝国ホテルで日野原先生の文化勲章授章祝賀会に出席した際、日野原先生から、「納君、日本画はその後も描き続けていますか? ぜひ、君の絵を直接みたいね。」とおっしゃってくださった。結局、その後、先生のご都合をお聞きした結果、あと一年2ヶ月後の3月末(2007年3月31日、土曜日、たまたまこの日は私の定年退職の日にあたる)に鹿児島で市民公開講座を開催し、日野原先生にご講演していただけることになった。しかも、私の生涯最大の恩師の井形昭弘先生も駆けつけてくださって、座長の労をおとりいただけることになり、2重の喜びとなった。また、その時期に合わせて、私の2回目の「納 光弘展」を前回の「納 光弘展」(2005年1月15日〜23日)と同様に三宅美術館で開催(2007年3月24日から4月8日までの17日間開催)することを、三宅美術館理事長の三宅智氏が決定してくださったので、日野原先生にもご講演の前後に美術館にご案内できることになった。しかも、「第2回 納 光弘展」の開会のテープカット(2007年3月24日午前10時の予定)には、私の日本画の究極の恩師の村居正之先生にご参加いただけることも決まった。私にとっての最大の恩師3人にきていただけるとは、私にとっては最高かつ空前絶後の出来事となろう。
来春、日野原先生のお話をお聴きできることになったことを、鹿児島の市民ともども喜びたい。