思うこと 第129話           2006年8月25日 記

夏の読書ーその4ー『友人の薦めた本』

 今年初めの私の『新春読書』に対して、友人から『もっとこんな本を読んだら』とのメールをもらったのが2月初めであったから、あれから半年以上経ってしまったことになる。結局、友人が奨めた5人の著者の本に関し、この半年の間に読んだ本は左写真の11冊である。こんなに長い期間がかかったのは、出張の時などにしか読む時間が取れなかったことに加えて、内容が難しくすらすらと読める本ではなかったからである。難しすぎて読み飛ばした箇所も少なくない。
 読み終わった結論は、『苦労して(正直、疲れた!)読んだ甲斐があった』である。 これほど難しい哲学的な本で日頃頭を鍛えている友人はすごい男だと畏敬の念を持った。 (もっとも、この友人からは酷評された私の『新春読書』も、『プロからのコメント』にもあったように、私自身にとっては、あれはあれで『やってよかった』と今でも思っているのではあるが。)
 恥ずかしい話、実は、私にとってこれら5人の著者の名前を聞いたのも、本のタイトルも全てはじめてのことであった。 確かに、この本を読んでから、日本の動き、世界の動きを今までとは異なる視点で捉えることが出来るようになったように感じる。 このようなきっかけがなければ、これらの本は絶対読むことはなかったであろう。 友に感謝である。