槍ヶ岳の巻B 2007.4.29

 槍沢ロッジにて、3時起床・・・・・・の予定が、20分遅れでtokkeyさんに起こされる。
 すんません、朝弱いもので・・・

 小屋はまだ、寝静まっている。いや、我々と同じように、活動を始めた人もチラホラと見 受けられる。やはり山の朝だなぁ。
 tokkeyさんの用意したカップラーメンなどで朝食の準備、その他パッキングも。今回はこ こから槍ヶ岳まではピストンをするので、サブザックに水、軽アイゼンなど必要最低限の装 備を詰める。
 ここまで背負ったザックはロッジに置いていくわけだが、小屋の入口にピストンする人た ちに向けた名札が置いてある。ザックが誰のか分かるようにだろう。ありがたい。
 名札には、行き先も書くように指示がある。・・・・戻ってこなかったら、遭難届け出される んだろうなぁ・・・
 外気温−5℃。外に出ると満天の星!おぉ・・・昨晩の天気と違わない。いや、星座はも う、春を終えて夏の星座が上がっているころだろう。谷間で星空が狭いのが悔やまれる。

イヤ、空が広くても
夏の星座はホトンド知らないんです が・・・・

 オリオン座だったら分かるんだけどなぁ・・・・

時間 ポイント 概要 コースタイム
(トータル)
 4:48 槍沢ロッジ 発  −4℃、さっきよりも気温が下がっているのは夜明けが近いせい。槍
沢の下流、東の空が白々と明けてきた。こりゃ絶好のコンディションか
な?
 僕らが準備をする間にも、いくつかのグループが先行して出発。みん
な足元はスキー板やらスノーシューと、本格的な装備。対して、我々の
装備といえば6本爪の軽アイゼン・・・うぅッ、ちょっと心配。
 写真を撮って出発!
 昨晩の写真は、実はこれを撮 ったんです。

 先行者たちの足跡をたどりな がら進む。幾人も通ってるからし っかり踏み固められているかと 思ったが、さすがに新雪ではそう もいかない。
 本来の計画じゃ、こんな新雪な かったんだけどなぁ・・・

 右の針葉樹林を抜けて目の前 が開けるとなんと・・・・!
槍だ〜〜〜〜〜!!!
(↓写真中央の奥にちょこんと・・・)
 tokkeyさん曰く、「こんなに早く槍が見えることはなかった」とのこと。
 どこかで森林が倒れて拓けたのではないか、ということであるが・・・ う〜ん、これはラッキーなのか??
 5:19 馬場平(テン場)
 馬場平。ここはテントを張 れる場所なんですが・・・3張 もあったのはビックリ!

 この雪の中を過ごすと は・・・・・・気合が違う。
   31
 5:43
   53
休憩
 出発から1時間近く経 ったのでひとまず休憩。 ホントは予想外の新雪 に足をとられて疲れて いたのもありますが・・・
 多分、槍沢の大曲の 手前あたりかと思われ る。
 スキー隊も頑張ってま す!→
 出発してしばらくするとようやく朝日が昇ってきた。こりゃあ暑くなりそう
だなぁ。
   24
(   55)
 6:39
小休止
 新雪は息が切れる・・・

 まぁ、休み休みいきましょう。

 え〜と、この上あたりだったか なぁ?一部雪面がアイスバーン 状に凍った場面に出くわす。 が、アイゼンを出すほどの広さ ではないので、ピッケル立てつ つ、つま先で氷を蹴り込みなが ら慎重に進む。

 太陽がジリジリと僕らを照らし だした。
   46
( 1:41)
 7:15
小休止

暑〜〜〜〜〜い!!
 からといって、雪山で半袖一枚になるバカ一名・・・

 いやでもマジで暑いんだ、これが。さすがにもう初夏の日差しだ。
 大曲りからはダラダラと登りが続くのでなかなか手強い。ボクは学生
時代、槍から上高地までの下りばかりだったので登ったのは初めてだ
けど、確かに横尾までずーっとダラダラと下った記憶はよっく憶えてる。
まさかここを登る日が来ようとは・・・
   36
( 2:17)
 8:10
 8:20
休憩
 3時間かけてここまで来ましたよ。槍もあんなに(?)近づいてきた
(??)。槍の下には殺生の小屋も見えてきた(この写真では確認でき
ませんが・・・)
 くるりと廻って後ろを見ると・・・

 おおっ!なんて素晴らしい眺め・・・
 写真に収めることは出来ませんでしたが、この日はボンヤリとながら
富士山も確認できた。まさかこれほどまでの晴天に恵まれるとは!!

今日はなんて楽しい山行なんだろう!!
   55
( 3:12)

いよぉぉぉぉぉし、
待ってろよ、槍ヶ岳!!!



つづく!
(2007.7.8)
槍ヶ岳の巻C 2007.4.29

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