八ヶ岳の巻 2006.8.2@

 未明・・・4時15分目がさめる。 まだ部屋は暗い・・・が、山屋の朝はもう始まっている。
 辺りではすでにゴソゴソと音がする。出発の準備だろう。朝食は6時だけど、昨日の晩に朝食分の弁当を頼んである
人たちだろう。そうすれば早立ちができる。

・・・オイラもそうすればよかったかなぁ・・・

 昨晩は結局寝付けなかった。消灯になってから目をじっとつぶっていたけど、なかなか寝付けなかった・・・と思う。
 じっとして周りの寝息やイビキなどを聞きながら、眠りにつく時を待つ・・・が、まんじりともせずふと時計を見る。30
分・・・また30分・・・なかなか眠りにつかないまま時が過ぎてゆく・・・

 結局、3時近くまで繰り返し時計を見ていた・・・
 やっぱり、前日の山行は楽だったのかなぁ・・・これまでの強行軍と比べて。

 よく眠れなかったけれど目は覚めた。あんまり寝た気はしてなかったけど、疲れはそれほど感じない。気づかないうち
に断続的に寝ていたのかな?
 じゃ、このまま寝ていてもつまらない、とりあえず起きてしまおう。

 さっそく出立する人が何人かいる。ボクも朝食まで時間があるし・・・そうだ、昨日赤岳は結局ホトンドガスの中だった
から、ちょっとピストンしてくるか。

 外に出たらだんだん空が明るくなってきた。夜明けが近
い・・・

 もうしばらく、待ってみようか。もう少しで朝日が昇る。
 夜明け前・・・1日で一番気温が下がる時間。8月なのに3,
000m級の高所ではさすがに冷え込む。気温10度少し・・・と
いったところか?
 確かに寒い・・・けど、ご来光を待っているのはボクだけでは
ない。ざっと20人くらいの人が今か今かと待ちわびてい
る。・・・昨日夕日を見ていた人とホトンドおんなじじゃないか?

 4:40・・・だんだん空の色が変わってきた。
 4:50、ゆっくりと、しかし着実に太陽が顔を
覗かせる。
 あぁ・・・今日もいい天気だ。
       
 陽光に当たり、赤岳もこんなに輝いている
 それは横岳も同様。
 その後ろには、硫黄岳まで
見える。今日の予定が楽しみ
だなぁ♪

 ひととおりご来光を拝んでから、朝食まで身支度を整える。もちろん、食べたらすぐ行動できるように、だ。

時間 ポイント 概要 歩行時間
(トータル)
 6:33 赤岳天望荘 発  小屋を出発・・・といっても、赤岳山頂までのピストンだけど。
 ざっと荷物をまとめて準備OK!・・・ま、ピストンだから空身で行きます
が。カメラだけもって行きま〜す。

←写真は山頂や小
屋の周りにいたイ
ワヒバリ・・・と誰か
が言ってました。
 6:54
 7:18
赤岳山頂 着
       発
「あっ」という間に到着。

 ちょっと霞がかった感じだけど、ま
あまあの天気。
 権現岳の向こうにかろうじて北
岳、甲斐駒、仙丈が見える。何と富
士山もアタマうっすらと!・・・写真
には撮れなかったけど・・・

 左写真のアップ↓

 写真後ろの霞んだ山の頂、左か
ら北岳、仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳。

 阿弥陀岳の向こうには諏訪の
町並みも窺える。あぁ、なんて気
持ちのいい青空なんだろう!

 振り返り北に向く。


 ぐぅっと下って横岳、後ろに硫黄岳・・・これから今日、ボクの進む道が見
える。
 この広い青空の下、天空にかかるこの道を歩いてゆくのである。・・・気
持ちよさそうだなぁ(^〜^)
   21
 7:45 赤岳天望荘 着  小屋に到着。さぁ、こっから横岳、硫黄岳に向かうぞ!

 ・・・あれ?
 なぜか登りより下りのほうが時間がかかってんですけど・・・?(汗)
   27
(   48)


・・・つづく
八ヶ岳の巻 2006.8.2A

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