休憩 赤岳天望荘のこと

 チェックイン。1泊2食付(大部屋)で8,500円、昼弁当でプラス800円。合計9,300円。

 宿泊についての説明を受ける。



 宿泊者はお湯・お茶・コーヒー無料、セルフで利用できる。・・・が、水は販売・・・えぇ〜〜?!
 この小屋では天水を利用しているのだけど、今年は黄砂の影響で冷水が利用できないと・・・_| ̄|○
 とゆーわけで、水の利用はペットボトルを買うか、無料のお湯を冷まして使うしかなかったのである・・・しまった、行者
小屋で水汲んでから来ればよかった・・・
 夕食は18:00。・・・えっ、2回戦目なんですか?じゃ、今日は人が多いということですかぁ・・・
 「五右衛門風呂のご利用は7時までです」
 な、なんですとぉぉぉ?!
 こ、こんな山奥・・・っつうか、山頂でお風呂があるとはビックリだ。・・・まぁ、使ってるのは雨水だろうけど・・・

わぁ〜〜〜い♪

 食事まで時間があるので軽く汗を流そうっと!

 さっそくお風呂に行くと、先客がいらっしゃるようで・・・そりゃそうだ、こぉゆぅとこじゃ、なかなか経験できない入浴だし

 浴室の広さは8畳くらい。の中心奥に2.5mくらいの五右衛門風呂が床に据え付けられている。お湯は・・・さすがに
天水だから濁ってるなぁ・・・。でも、登山の汗が流せるというのはとっても嬉しい(^o^)

 予想外のところでサッパリして、1日の山行記録を振り返ったり、翌日の予定を確認してやっと食事の時間。


・・・待ち侘びてました・・・
もぉ、腹ペコで・・・

 食堂に行くと、壁際のテーブルにご飯やお味噌汁、おかずがズラリと。
 バイキング方式でございます(^_^)

 食器に自分の食べたいものを、食べたいだけよそる。いいシステムじゃないですか。
 「バイキングですので残さないようにお願いします」

 そんなことは考えも及びません
 全ておなかのなかに納めさせていただきます。



 おなかいっぱいになって落ち着いたところで・・・これからやっと3回戦目の人が食事にありついた。さらにそのあと、別
に団体さんが食事をしたようで・・・一体何人泊まってんだ?!


 夕食終えてまだ6時半。消灯は夜8時・・・サスガに時間があるなぁ・・・外に出てみる。

 
 あたりはだんだん暗くなってきた。
 下界は雲が下がってよく見えなくなったけど、空を見上げると
晴れ渡っている。空の色も濃紺の度合いがじわりじわりと進んで
いく。

 寒さもボクの身体をじわりじわりと冷やしてきた。

 うん、この様子じゃ明日も天気よさそうだ。あとは暖かい小屋で
ゆっくりと過ごそうか。


 小屋のテレビを見ていたら、誰かが外を見て言った。
 「あ、夕日・・・」

 この一言で、周りにいた人たちが一斉に西側の窓を向く。
 「わぁ〜〜・・・」
 西の空が真っ赤に焼けている。しばらくみんな、小屋の中から見ていたが、やがて我も我もと冷えてきた戸外に出始
める。
 

 外へ出たら、みんな夕日に注目。

 どんな人でも、みんな夕日の美しさには心
を奪われるものなんだなぁ。

 夕日をじっと見る人、語り合う人、カメラの
シャッターを切り続ける人・・・この瞬間の立
ち会い方は、人それぞれでした。

 え、オイラ?オイラはもちろん・・・

シャッターを切り続ける人でし
た。

 やがて、夕日が完全に落ちて辺りは闇に包まれる。そろそろ小屋に入ろうか・・・。




 寝床は地下の大部屋。ここは押入れのように床が2段になっている。ボクの場所は上の段。

 ・・・なんだかドラえもんになったような感じ・・・

 枕元にヘッドランプなどを置き、寝る準備をしていると、近くの人が挨拶してきた。

 「イヤァ、すいませんね。私イビキがひどいから迷惑かけるかもしれないんで・・・」

 ・・・どっちが早く寝るか勝負だ!


 やがて消灯時間になり、部屋の電気が消える。さ、早く眠りに就かねば・・・
 羊が一匹、羊が二匹・・・

・・・グ・・・グゴガガガガァァァァ・・・

・・・ま、負けた・・・

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八ヶ岳の巻 2006.8.2@