紅葉にひかれて那須高原
2008年10月12日


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 昨日は、結婚式へ出向く打ち合せにクルマで加須へ出向いた。横浜とちがう朝夕の冷え込みに身震いし、いつになく早起きする始末である。このまま帰るのも惜しいので那須へ紅葉見物に出くと言い出せば義父や義兄は呆れる。加須インターチェンジに入ると館林まで17Kmの渋滞である。集団で走るオ一トバイにおびえたドライバーがスピードダウンするのも渋滞に輪をかける。佐野藤岡あたりで15km、栃木都賀ジャンクションで13Kmと渋滞があったものの2時間で那須高原サービスエリアに到着した。

 3連休の中日と甘く考えたが、西那須インターも那須インターも5Km先から出口渋滞である。しかたないので那須高原サービスエリアの「スマートlC出口」を使って一般道に出た。ETC利用のクルマだけの扱いといえ、農道を広げた程度の狭い道を走るのは不安が増す。いつものとおり女房は地図を広げるそぶりも見せない。

 先のクルマは動物公園へ向うが、りんどう湖しか知らないわたしは左折する。少し走ると牧場が見え、その先に那須連山が見えた。「チーズケーキ工房って書いてあるわ。おなかもすいたし、寄って行かない」といつものとおり女房が通り過ぎてからつぶやく。しかたないからクルマをスリップさせてUターンする。牧場の写真を撮って店の中へ入ればすでに注文済である。「ケーキ三昧セツトにしたわ」とにこにこしている。

             

 昨日サービスエリアで手に入れた那須高原の略図を眺めていると店主が近寄って来て現在地を説明してくれるがさっぱりわからない。どこに行くかと訊ねるから、りんどう湖、南ケ丘牧場、那須ロープウェイと並べれば「今日はどこへ出向いても渋滞で日が暮れますよ」と笑う。それでも、近所にラ・フォンテという日帰り温泉があり、9月から那須甲子有料道路が無料になったのでマウントジーンズスキー場のロープウェイで紅葉を眺めたらどうかと教えてくれた。

 クア・リゾートの「ラ・フォンテ」に立ち寄ると女房はさっそく入浴気分になったものの、そんなことをしていたら紅葉のチャンスを失うのでパンフレットだけをもらった。7つのクア施設があり、大沢温泉「長寿の場」というナトリウム質の源泉ガけ流し場があるそうだ。なごりおしげに女房がグチを並べたが無視した。

 県道344号を直進して那須ロープウェイへ向えば渋滞でまったく先に進めない。甲子(かし)の先にある大内宿へ2回出向けているので無料化した那須甲子道路から動物公園へ向うとスキー場が出てきた。マウントジーンズ・スキー場展望ロ一プウェイは標高1417mにあり、茶臼岳(1915m)や朝日岳(1896m)を望む好ポイントだそうだ。山頂には40分の散策コースのほかに三本槍岳(1917m)へ片道2時間30分で行ける登山道があるが今回はいずれもやめた。山頂駅は紅葉まっさかりである。せっかく亭主が写真撮影をしているというのに、「まだ完全に紅葉してないわ」と女房が言い出したが無視した。あるがままに受け入れ、堪能すれば十分だろう。

             

 下りに使った動物公園は満車でパス。反対車線は午後も1時すぎて5kmぐらいの渋滞である。「チーズケーキ工房で教えてもらったとおりだわ」と女房が幸せそうにつぶやく。「こんな渋滞に入ったらアンタはいらいらしてきっとキレているわ」と言うのも腹立たしい。教えを請うたのが亭主だったことを忘れやがって・・・。

 地図も標識も見る気のない女房を無視して、山勘でスマートIC入口(東京方面のみ)のある那須高原サービスエリアに向かうが標識を見失う始末である。抜け道には便利だが標識が小さくて低いのがスマートICの案内だ。懸念した東北道の帰りの渋滞はなくてまずはひと安心した。装備も地図もなしに日帰りできただけで十分だろう。

 主な時刻
 8:40加須発・給油→10:40那須高原SA→11:00-11:30チーズ工房→12:00-13:00マウントジーンズロープウエイ→13:40-14:30那須高原SA(昼食)→16:00ー16:15羽生PA→18:00横浜駅(夕食) 440km

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