おとずかい
第5章 和音のあらまし

上高地田代池からの穂高連峰

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音図解もくじ

第5章 和音                        ● 第5章の本文へ行く

 ギターを弾くために音楽解説書を読んできたわたしには和音は最も親しいジャンルです。
 この章では和音の基礎知識にとどめます。具体的なコードの進行や解説は「誰にもわかるコード進行」をごらんください。

●和音の説明は複雑
 和音は演奏をするときには簡単に映りますが、音の積み重ねゆえに説明が複雑になります。そこがメロディー(旋律)との違いです。
 和音については多くの方々が細々とした説明をしています。協和音程と非協和音程をどのように把握し、それをどのように利用するかは音楽のひとつのテーマのようです。そんなわけでこの章は中途半端です。

●他のサイトでもふれました
 わたしが和音に感じた疑問は「音楽ガイド」や「ギターに挑戦」で個々の曲を例にして取り上げています。
 また、「音楽ガイド」では、減音程の不安定さの構造分析にもふれ、フォークを例にして和音の進行パターンにもふれています。
 この章で参考になるのは、「近親調の結びつき」や「変化記号の並び」ぐらいのものです。

●和音の進行に関心がある方は
 和音の進行パターンは音楽知識が欠けるため細かい音の変化までふれようがありません。
 興味がある方は成瀬正樹「コード進行スタイル・ブック」(リットー・ミュージック)がすじの通った説明でわかりやすいでしょう。
 その他の多くの解説書はパターン紹介で、読んでも消化不良にさせられます。

 クラッシック系の和音解説は属七にしろとっつきにくい用語が並べられるわりに、ポピュラー系の解説にはうとい面があります。
 そして、ポピュラー系は著者独自の用語やカタカナ用語もあって近寄りにくい面があります。
 実用的な解説には理屈ががはっきりしない説明が伴いますが和音の説明はそんなジャンルかもしれません。

◎「誰にもわかるコード進行」を作成しました。
 こどもの歌やフォークとグループサウンズ約400曲のはじめと終りを分類し、コード進行パターンや展開と修飾のあらましをまとめました。主な内容は次のとおりです。
  1 音のつながりにはパターンがある
  2 和音の大海で難破しないために
  3 スリーコードで和音をつける
  4 終止形の使われ方
  5 こどもの歌でコードを確かめる
  6 中継ぎのコード
  7 代理コードと展開
  8 スリーコードと4コード
  9 循環コード
  10 セカンダリー・ドミナント
  11 ルート進行
  12 コード進行の修飾

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