2-5 乗鞍高原でのんびりすごす

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 家族とまともに山歩きしたのは丹沢の大山と乗鞍岳だけしかない。大山はぐずる息子を背負って下ったから、子どもが本当に歩いたのは乗鞍岳だけである。この山に登るために乗鞍高原民宿に2泊した。雨でくさるわたしたちに「晴れた乗鞍岳が見えるのはめったにない」と従業員に慰められたのも懐かしい。

 乗鞍スカイラインや県道乗鞍エコーラインがマイカー全面禁止(2003年から開始)になって久しい。おかげで長野県側の乗鞍高原は客が遠のいて寂れている。環境保護は大切だけど住民の生活基盤を脅かすのも考えものだろう。同じ北アルプスでも孤立峰の乗鞍岳は車で出向けるから登山者が出向いたことを忘れてほしくない。

 たしかに乗鞍高原にはスキー場のほかに温泉も多い。また、上高地乗鞍スーパー林道の起点でもある。往時の人気は欠けても、滝めぐりやキャンプ場もあって高原でのんびりすごすには退屈しない施設も多い。といっても住民の慰めにはならないだろう。

 ともあれ、我が家は常宿にしているオーベルジュを訪れると乗鞍高原に出向く。人気ゲームだった「たまごっち」のまがいものを買って喜び、泣き言を並べながらも畳平から乗鞍岳に登った子どもたちの記念すべき場所である。「乗鞍高原温泉 湯けむり館」でのんびり湯につかり、白骨温泉への山岳ドライブを楽しも、マイカー規制が解除されることを期待してわたしは出向いている。
何という名前かしらない
【追記】

 乗鞍スカイラインがマイカー規制を始める前年の2002年9月22日に妻と娘を連れて出向きました。松本市まで快調に走ったインスパイヤーがホテルに泊まった朝から急に異音を発したのも不思議でした。地元のディーラーで応急修理をして平湯へ出向くとスカイラインは全線渋滞ですごすご戻ってきました。車が走らない道路も寂しいし、走りたくても車が動かないのも変なものでした。不安を抱えて横浜まで戻りましたが何のトラブルもなく、これも乗鞍岳のタタリかとうなずいたものです。

 上高地の記録と写真集は別にあります。ヒマのある方はぜひ眺めてください。温泉の話なのに残っている写真は食べ物や山の写真ばかりで恐縮します。岩魚の塩焼きにつられて片道1時間歩くのを苦にしな妻もいます。これに帝国ホテルのケーキを加えた記録もありますが腹を立てる方もおられるのでこの程度にとどめます。また、上高地関係は写真を組み合わせたスライドショーが何本もありますのであわせてご覧いただければ幸いです。

 なお、槍・穂高、上高地、さわんど温泉、梓川渓谷、白骨温泉、乗鞍高原につきましては「松本市安曇地区公式ホームページ」が大変参考になりますのでリンクさせていただきます。乗鞍高原にある「湯けむり館」や「いがやレクレーションランド」の詳しいかいせつも含まれます。