おやこの俳句教室(2014.4月〜)の解答と作品例です。答は合っていましたか?
是非、あなたも作句に挑戦してみてくださいね!

第87回 (2014.4月)
空よりも水田にあふれ春の星 今瀬剛一
A天文(春の星)

4月の俳句  作品「ふるさとへ続く道あり山桜」
 作者(山下雅司)
 作品「劇場にテノール響く青嵐」
 作者(古崎真帆)
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第88回 (2014.5月)
親しさの別れ黒穂で打ち合ひぬ 宮田蕪春
D植物(黒穂は病原菌で麦などの穂が黒くなったものです。)

5月の俳句
 作品「歌誌百年つなぐ歴史や麦の秋」
 作者(山下雅司)
 作品「天上のあをてふ罌粟の影淡し」
 作者(古崎真帆)
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第89回 (2014.6月)
目には青葉山ほととぎす初鰹 山口素堂
E動物(季語は初鰹)

6月の俳句
 作品「帰還して地球のひとり走り梅雨」
 作者(山下雅司)
 作品「黒梅雨やライトアップのビルの群れ」
 作者(古崎真帆)
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第90回 (2014.7月)
夏山と熔岩の色とはわかれけり 藤後左右
(なつやまとらばのいろとはわかれけり とうごさう)
C地理(夏山)

7月の俳句  作品「中元のハウスみかんの甘さかな」
 作者(山下雅司)
 作品「くははるもとぎるるもゐて蝉時雨」
 作者(古崎真帆)
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第91回 (2014.8月)
8月の俳句
 作品「嫁ぎても娘はむすめ草田男忌」
 作者(山下雅司)
 作品「帰省子となりてくつろぐ畳部屋」
 作者(古崎真帆)
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第92回 (2014.9月)
台風がわすれていった青い空
 (第15回南九州市かわなべ青の俳句大会小学3年生作品)
A天文(台風)

9月の俳句
 作品「筆塚の境内めぐる秋意かな」
 作者(山下雅司)
 作品「もごころは柘榴の種を噛むうちに」
 作者(古崎真帆)
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第93回 (2014.10月)
鵙高音水張つて締む桶の箍 大岳水一路
(もずたかねみずはつてしむおけのたが おおたけすいいちろ)
E動物(鵙高声)

10月の俳句
 作品「仰ぐ師の翼はるけき鷹の秋」
 作者(山下雅司)
 作品「山も海もよなぐもりして秋寒し」
 作者(古崎真帆)
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第94回 (2014.11月)
稲架立ちて雲の高さを糸魚川 久留主梵翠
(はざたちてくものたかさをいといがわ くるすぼんすい)
B生活(稲架は、刈り取った稲を干すため竹や木を組んだもの。稲掛け。)

11月の俳句
 作品「どの顔も六十歳の秋収め」
 作者(山下雅司)
 作品「木枯しの枝に発光ダイオード」
 作者(古崎真帆)
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第95回 (2014.12月)
雪催ふ琴になる木となれぬ木と 神尾久美子
(ゆきもよふことになるきとなれぬきと かみおくみこ)
A天文(雪催ふは、今にも雪が降りそうな空のようすです)

12月の俳句
 作品「大根をひよいと引き抜く漁師かな」
 作者(山下雅司)
 作品「鷹柱螺旋の先に空の国」
 作者(古崎真帆)
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第96回 (2015.1月)
青天のどこか破れて鶴鳴けり 福永耕二
(せいてんのどこかやぶれてつるなけり ふくながこうじ)

E動物(ツルは越冬のために鹿児島県の出水平野で過ごします。例年の北帰行は2月から始まるのですが、今年はどうしたことか早々の1月20日にマナヅルが飛び立ちました。)

1月の俳句
 作品「欠航の続くふるさと初電話」
 作者(山下雅司)
 作品「芯白く伸び初めし松納めけり」
 作者(古崎真帆)
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第97回 (2015.2月)
勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男
(ゆうきこそちのしおなれやうめましろ なかむらくさたお)

D植物(梅)

2月の俳句
 作品「振り向けば誌友の笑顔梅ふふむ」
 作者(山下雅司)
 作品「梅の坂弱音吐きつつ登り来し」
 作者(古崎真帆)
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第98回 (2015.3月)
伊吹嶺に残る雪あり着任す 淵脇護
(いぶきねにのこるゆきありちゃくにんす ふちわきまもる)

C地理(残る雪)

3月の俳句
 作品「海猫渡る甑の海の青さかな」
 作者(山下雅司)
 作品「耕しといふ全力の後ずさり」
 作者(古崎真帆)
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