CBR750トップに戻る メンテページに戻る ホームへ戻る

再びメンテナンス月間に突入B

@ 7月03日 またまたクラッチ分解
A 7月9日〜10日 足回りメンテナンス
B 7月10日〜30日 キャブレターメンテ

また開けてしまった. 7月10日 (日)
チェーンを交換して上野から戻ってくる途中の信号待ちでアイドリングの調整をする.
サイドカバーの長穴から指を突っ込んで調整できるつまみがあるのだ.
夏で暑くてエンジンのフリクションが低いはずなのにアイドリング回転が低くて信号待ちで止まってしまうので, アイドルをちょっと上げたのだが,回転が下がらなくなってしまった.シフトアップ時に回転が下がらず シフトチェンジしにくい,エンジンブレーキの効きが悪い,などの症状.
家に着いたら思い切ってアッパーカウル周りのカバーを外してタンクを上げる.
前日の雨中走行でスロットルのケーブルに水が入って動きが渋くなっていることも想定して注油.
今回はスプレーグリースを針金ノズルで注入.
スロットルドラム ちょっと前までエンジンオイルを注入したのだが,スロットルドラムまで流れて埃を集めてどろどろ. この部分をパーツクリーナーを吹き付けてえいやっと清掃.
ドラムとケーブルの間にどろどろが入り込んで渋っているのではと考えたので.
整備後ちょっと回りを走ったけど全然変らない.

この整備時のオドメータ
7月16日 (日)
一週間,シフトアップしにくい中,通勤に使用.1速から2速に上げるのがやりにくくて, チェンジの時間がかかる.よって遅い.4月にプラグ不調になったときのように最低限の加速で4輪を微妙にけん制する走り方.
土曜日にいそいそとメンテナンス.カウルなどは外れているのでタンクもすぐに外せる.
燃料コックも外してエアクリーナケースを後にずらし,エンジン側に付いているキャブをぐりぐりするとボコッと 外れる. アルミやめっき部品が黒ずんで,出土品のようだ.
反対側 前後の棒状の部品を分解,スロットルリンケージも外して4連キャブをばらばらにする.
要所々々を掃除して再び組み立てるのだがチョークのレバーあたりの組み方に悩んでしまった. 整備マニュアルを持ってこなかったからだ.
同調は,スロットルバルブの下側に空いている穴とバルブの位置関係を#2キャブを基準に合わせる. #3をあわせた後に#4を調整.今回は意図して回転が下がるように#2以外を閉め気味に調整. 同調が崩れるのを承知の設定.といっても0.3mm程度だが.
あわせてスロットルケーブルの引き側も新品に交換した.
エンジンの回転落ちが悪い理由として,写真のスロットルドラムの戻りが悪いことを原因と考える. 戻り用のねじりスプリングがあるのだが,これの巻数?を多くして全閉側に戻る力を強めようという狙い.
左サイドカバーの内側にあるつまみがケーブルでアジャストスクリューにつながっている. スロットルドラムの戻って止まる位置をこれで決めている.
出来る限りの調整をして,再びキャブを装着,タンクも載せて燃料配管を復旧. エンジン始動してみるが,アイドル回転の落ち着きもスロットルを戻したときのレスポンスも 今までと変らない.で,どっと疲れてきた.暑いし・・・.
あとは,2000rpmまでのガリガリ異音の原因か,と排気系の脱着もする.
中間のジョイントを切る気が無いので全部を外してみる.一人作業ではしんどい.足まで動員して どうにか降ろすが,メインスタンドの間を通っているので取り出すことは出来ない.
エキパイをずらしながら場所を確保してエキゾーストのポート出口を掃除. 新品ガスケットを取り付ける.横長のポートなのでガスケットをちょっとだけ長円につぶして 落ちないようにはめ込んでおく.
写真のエンジン前面の濡れ具合は,CRCを吹いたせい.
再び足まで駆使してエンジン側を位置あわせしてサイレンサーの取り付けボルト穴に ドライバを差し込む,などしてエキゾーストをバイクにぶら下げる.
この時点でサイレンサーのステイ?タンデムステップのベースをサブフレームに固定するボルトも緩めた.
エキゾーストパイプを車のジャッキで軽く持ち上げて位置合わせして全体の位置を仮決め.エンジン側を慎重に均等に 締めて行く.
エンジン下のボルトも仮締めしてサイレンサーの位置を合わせて(持ち上げ気味)で 固定.エンジン下を締め付け,ステップ下のカバーを取り付けて完成.
音は,変らなかった.

結局,キャブのメンテも排気系の脱着も何も効果が無かった,という 虚脱感と夏バテのみのメンテナンス.

今日のオドメータ.
新品 7月30日 (土)
調子悪いキャブで通勤などすること1週間ちょっと.
会社の出張,イベントなど重なりあまり乗れなかったが.
とあるときに,キャブのリンク類の動きを バイクに搭載した状態で眺めるとちゃんと動いているっぽい.と言うことは,もう一度 キャブ分解整備,リンクの調整をしても良くならないのでは.という気がしてきた. ならば,新品に一括交換してみるか.ということでボーナスなどの資金を投入して 注文.幸いに部品があったので新品の4連キャブ一式を購入できた.
新品,奇麗だわぁ.
今日の 外したキャブとの動きの違いなどをいろいろ確かめる. 今までのものはスロットルドラムに対して各キャブのバルブの動きのガタが大きい.

しばらく眺めた後に取り付ける.この作業も手慣れてきた. 燃料チューブは今までのチューブ (1年ほど使用したもの,昨年のエンジン降ろしで合わせて交換した)を継続使用.
不調のフューエルメーターのユニットも交換.
メーターでなくてユニットだと言うのは構造から確信していたのだ.

初公開,タンクの裏側.今回改めて見てみると,裏側の形状はフューエルユニット,スロットルケーブルの逃げなどで 左右対称ではなかった.細かい埃が付いている.フューエルユニット交換時にタンクに入れないように注意.
外した方のユニットのセンサー部のカバーを外してみる.
抵抗体の表面をブラシで接触するタイプだと思っていたら,巻線の抵抗だ.
角度がある上に円弧を描くブラシの部品と直線状の抵抗体の組み合わせなので, 油量が中間程度の位置で接触圧力が下がる. その上に接点が磨耗しているので,中間の油量で接触不良となりメーターが表示しなくなる, すなわちガス欠の表示となるのだ.これまで満タン〜中間とガス欠寸前しか表示が出ない. 半分残っているのか,ガス欠寸前かがわからなくなるので距離で管理していた.
今日の タンクを取り付けて,スクリーン上からキャブのチャンバーカバーを見る.

配管類も接続してコックを開ける.ちょっとまってセルモーターを回す.ちょっと長めに回していると, 火が入り始め,エンジンがスムーズに回りだす.回転が高めなので調整する.
本当に軽くスナップするとレスポンス良く回転が上下する.多分大丈夫だ. 交換したことが大成功だ.新品なので当たり前か.
クリック まだサイドカウルなどを取り付けていない状況.これで一週間デバッグの予定.





新キャブ装着時のオドメータ

06 Aug. 2005

CBR750トップに戻る メンテページに戻る ホームへ戻る