≪きまぐれ月記:2005年5月≫
ゴールデンウィークに、実家に帰ってきました。今回の帰省はヒマな日が多く、2人の姪の遊び相手をするのが当初の予定でした。
姪は8歳と5歳・・・かな? このくらいの子供には、いっぱい遊んでほしいと思うのです。普段は外で、それが無理なときは友人や家族と一緒に、できるだけワイワイとね。もちろん、1人でコンピュータゲームなんて論外です。・・・いや、もちろん時と場合によりますけれど。
コンピュータゲームの是非は「マジメな大人」があれこれ言っていますが、私の経験から言うと、ゲームそのものに問題があるとは思えないんですよね。だってほとんどの子供は、コンピュータゲームよりも他の遊びの方が好きなんですから。見れば分かりますもの。普段はゲームばかりしている子供だって、友人と集まって遊んでいるときには目が輝きますから。問題なのは、ゲーム以外の遊びが困難な環境だと思うんですよね。
「可能な限り子供たちを遊ばせよう。一緒に遊ぼう。」
ということで、帰省初日の夜はボードゲームをしました。
・・・ごめん、2回とも勝っちゃった。だって運次第のゲームだから、手加減ができないんだもん。
その翌日は姉の方が学校だったので、妹の方と縄跳びをすることにしました。もちろん「私が得意だからいいところを見せてやろう」なんていう下心はありません。
縄跳びの後は散歩。私の実家はほどよい田舎なので、周りを山に囲まれています。一番近いところは歩いて1分。ただしその間には急な坂と細い水路があるので、5歳の子供には危ないのですが。でも私と一緒なら大丈夫。さあ、お兄ちゃんと手をつないで坂を降りようね。水路をわたる時はだっこしてあげるからね。坂を降りるときにころんだのはナイショだよ。
散歩の途中で、水たまりに群がるアメンボを発見しました。その子は虫が大好き(姪は2人とも虫好き)なので、さっそくアメンボ捕りを始めます。やがて1匹つかまえて、私に見せにきました。その時「すごいねー。可愛いねー。」なんて言うだけでなく、ちょっとした質問もしてみました。
「この水たまりは雨が降るまではなかったよね? このアメンボはどこから来たのかな?」
子供にはいろんなことに興味を持ってほしい。知らないこと、分からないことに疑問を持ち、それを知る喜びを知ってほしい。それが人としての成長に欠かせないことだから。遊ぶということは、そういった大切なことを身に付けるための最良の手段でもあると思うのです。
「ほら、ここに羽根があるよね。これで空を飛んで来たんだよ。見ててね、飛ぶところを見せてあげるから。」
私はそのアメンボを空に向けて軽く投げました。
・・・墜落しました。
うーむ、教えるって難しい。本当は他にも、「アメンボっていう名前はね、アメのような匂いがするから付けられたんだよ。」なんて言おうとしたのですが、アメの匂いなんて知りませんし、実際に匂いをかいでも何も臭わなかったので中止。もちろん、「アメンボってね、カメムシの仲間なんだよ。」なんて余計なことは言いません。
それはともかくとして、ここでしばらく遊べそうなので、いったん家に戻って姪に長靴を履かせることにしました。帰宅途中でまたこけたことや、今度は姪も巻き込んだことはヒミツです。
水たまりに戻って少しすると、近所の女の子(小学1年生)が長靴を履いてやってきて、アメンボ捕りを始めました。知らない子ですが、1匹捕まえると私に見せに来ました。なぜか私は子供に好かれるんです。気が付くと知らない男の子が隣でニコニコしながら私を見ていた、なんていうのは何度もありますし(註:ピエロに似ているわけではありません)、地区の運動会で走ったらファンができたなんて経験もあります。ちなみにおっちゃんやおばちゃんにも好かれます。ある種の男性にも好かれます(ひー!)。でも同年代の女性からは見向きもされません。
神さまー、何か忘れてますよー!
話を戻しますが、その水たまりは特別大きいというわけではありませんでした。そこに子供2人が乱入。アメンボにとってはいい迷惑ですし、中には踏みつけられたのもいたかもしれません。でも人間にとっては人間が一番可愛いわけで、これくらいなら全く気にする必要はないでしょう。いずれはこんなことにも気が付いてほしいとは思いますけどね。
やがて逃げ場を失ったアメンボが、空を飛んで逃げ出しました。
やった! これで私が嘘つきじゃないと証明できた!
2人とも、ちゃんと見ておくんだよ!
そんな風にいっぱい遊んでから帰宅。もう1人の姪も学校から帰ってきていたので、もうしばらく遊んであげないといけないなーと思っていたのもつかの間。親と泊りがけで出かける予定があったということで、すぐにいなくなってしまいました。
残された私は、その夜1人でゲームをして過ごしました。
どなたか、恵まれない私に愛の手を。
【今回の日記に関係する、前回掲載した日記の一部】
寝癖の簡単な直し方を発見しました。やり方は簡単。寝癖が付いているところを手でつかんで、ハサミでチョッキン。あっという間に直ります。
今日もチョッキン、明日もチョッキン、毎日毎日チョッキン、チョッキン。
そのうち寝癖がつかなくなるおまけ付き。
注:これはフィクションです!
えーっと、ここからが今回の日記です。
インターネットを使っての調べ物というのは、手軽な反面、他の手段に比べて信憑性で劣るものだと思います。検索で見つけたのが専門家のサイトであれば、内容の信憑性は高いのですが、サイトの大半は素人が運営しているものであり、デタラメな内容がいかにも事実、あるいは真実っぽく書かれていることも珍しくないわけですから。(はいはい、そこのあなた。私をそんな目で見ないように!)
でもそれが「検索した事柄」に深く関わる内容でさえあれば、少なくとも「こんな考え方もある」とか、「こんな誤解をしている人がいる」といった、「検索した事柄」に関するある種の情報は入手することができます。つまり場合によっては、そして人によっては、それはそれで役に立つこともあるわけです。
でも・・・もちろん「検索した事柄」にまったく関係のない、役に立たないサイトが見つかることもあります。ネットで調べ物をする人の多くは、ネット検索とはそんなものだということを分かっていると思うのですが、それでも自分のサイトに誤解して来られた人がいると、「申し訳ない!」と思ってしまうのです。
特にこの2週間くらいでしょうか。明らかに間違って来られる人が目立ちます。多分10人くらいいたと思います。
そのうち半分以上を占めるのが、「日常生活とコンピュータ」という検索ワードによるもの。おそらく検索した人は、コンピュータが日常生活にどんな影響を与えるのかというような、論文やコラム風のマジメなテキストを求めていたのでしょうが・・・ほんと、申し訳ない。
で、残りが「寝癖の直し方」・・・って、まさか前回の日記のせい!?
ひいぃ、申し訳ありません!
編集後記:こんな日記を書くと、この文章がまた検索で引っかかってしまうんですよね。あはは・・・。ちなみに寝癖は、お湯で髪を洗うと簡単に直ります。もっともこれは自己流なので、本当にいい方法かどうかは分かりませんが。特に髪が長い人は、乾かすのに時間がかかると思いますし。
今回の日記は、実家に帰っていた時のことから始まります。
・・・念のために書いておきますが、ゴールデンウィークの帰省のことですよ。違う意味でとらないようにお願いします。
もらい物らしいのですが、レトルトのスパゲッティソースが有り余っていました。カルボナーラばかり30食分。新商品のサンプルを関係者からもらったのかもしれませんが、普通の贈り物だとしたら、贈り主を疑いたくなる分量です。しかも私の両親は乳製品が苦手でして、こんなものをもらっても処分に困るだけなんですよね。
そこで私が実家を出るとき、ごっそりもらってきました。普段スパゲッティは余り食べないのですが、なにせタダですからね! 麺だけなら安いものですし、少し前に激安のスーパーを見つけて小躍りしていたところですし。
ちなみにその店がどれくらい安いかというと、以前にそんな夢を見たことを思い出して、監視カメラの前でホッペをつねってみようかと思ったくらいなんですよ!
・・・で、調理。
しかし、お湯が沸いて麺を入れようとしたときに、あることを思い出しました。
・・・パスタって、ゆがくときに塩を入れるんじゃなかったっけ?
袋を確認すると、やっぱり塩を入れるように書いてあります。しかしきちんとした自炊をする気がない私は、塩なんて購入していません。はて、どうしたものやら。私が持っているもので、塩の代わりになるようなものといえば・・・。
探せばあるものですね。食塩を大量に含む代用品候補が2つ見つかりました。さて、どっちを入れてみましょうか。
突然ですが問題です。仕事に大きく関係する次の3つの要素を、優先順位の高いものから並べてください。
【品質】【生産数(納期)】【安全】
答えは【1:安全,2:品質,3:生産数】です。
(白色で書いていますので、ドラッグ(クリックしたままマウスの移動)して反転させてお読みください)
もちろんどれも重要なので、通常は全てを同時に満たせるやり方が求められるのですが、それが無理な場合(仕事に慣れていない時など)、一般にはこの順番で考えるのが最も大きな利益を生む(あるいは損失を抑えられる)といわれています。つまり仕事に関しては、「理想論っぽい考え方」が「実際に理想」だと考えられているのです。
製造業に勤めていると、生産数第一で行動する人が目立ちます。しかし不良品が発生してしまうと、良くても社内で見直し、出荷してしまうとリコールやブランドイメージの低下となり、納期遅れなど比較にならないような損害に繋がることもあります。だからこそ先ほどのような優先順位で働かなくてはなりません。
もっともこんな理屈を考えなくても、少し視野を広げて想像力を働かせれば、これが当たり前ということに気付くはずです。なにせ工場で作った商品を買うのは一般市民、つまり私やあなたなのですからね。不良品をつかまされるのが嫌ならば、作る側になったときには良いものを作りましょうということです。
このようにとても大切なことでありながら、作り手には軽視されがちな品質ですが、製造員の中には逆に神経質になりすぎる人も少なくないようです。確かにお客さんのことを思うと、品質は「完璧であるべき」「少しでも良くすべき」と考えてしまいがちです。でも品質を極めようとすればどうなるでしょうか。例えばパソコンや携帯電話の見た目を良くするために、カバーの内側を磨きあげる。食品のパック詰めでは0.1gの誤差もでないように、ピンセットと高性能のはかりを使って1つ1つ作業する。雑巾をクリーンルーム内で縫い、出荷前にはルーペを使ってゴミが付いていないか検査する・・・
どう考えてもやりすぎですよね。膨大な時間とお金が必要になるにも関わらず、そこまでの超高品質を求める人はまずいないわけですし、「そこまでしなくていいから安くしてくれ」と思うのが普通でしょうから。
このような無駄な品質を、過剰品質といいます。もちろん今の例は無理やり考えたものなので過剰すぎますが。
でも「品質にも許容範囲はある」ということを知らずに完璧を目指して、余計な苦労をしている人は珍しくありません。またこのことを作業者に教えない(教えられない)作業指導者も少なくないようです。余計な作業は無駄な残業と疲労を増やし、結果として会社と社員双方に不利益をもたらすというのにです。
高品質と過剰品質の違い。それは品質の向上に意味があるのかどうかであり、言い換えれば会社等の利益に繋がるかどうかでもあります。
実際のところ、この境目を見極めるのは困難で、一般作業者が勝手に判断すべきではないのですが、それでも「品質にも許容範囲はある」ということだけは、覚えておくといいのではないかと思います。もちろん作業指導を行っている人は、もう少し細かく理解しておかなければなりませんけどね。
ただ、小説やゲーム、漫画やイラストのような著作物の場合、どこまでこだわるべきかは難しい問題だと思います。なにしろ通常の商品以上に、品質と利益の関わりが希薄ですから。個人的には、こだわりが利益に反映されなくても、違いが分かる人のことまで考慮すべきだとは思っているのですが。なにしろこの手の商品というのは、品質で人を喜ばせるために存在するものですからね。
非営利の娯楽サイトに書く真面目テキストだって、同じようなものかもしれません。1人も読んでくれないかもしれない文章を真面目に書く意味があるのかどうか、私には分かりません。もしかしたらデタラメな内容であっても、誰も気付かないかもしれません。パッと見て文字がびっしり埋まっていれば、「なんだか凄そう」と勘違いしてくれる人もいるかもしれません。ページの上の方だけまともに書いて、下の方はデタラメにキーボードを叩いていても、豊富なテキスト量を誇るサイトだと勝手に誤解してくれるかもしれません。
・・・まあ、本当にごまかせるわけはないですけどね。もしそんな方法があったとしても、やっぱりごまかすのは嫌ですし。それに真面目テキストの「普通」と「高品質」、そして「過剰品質」の境目は、遥か高みにあるのでしょうから。少なくとも自分が納得できるものを掲載するという、品質へのこだわりは持ち続けたいと思います。ええ、例え更新が遅れても! ああ、でも早く書き上げないと今日中に更新できないよー! 急げー!
らかう思といたい会り巡で国天かつい、はと鳥小のあ。もにめたいなら切裏を瞳の鳥小のあ、の中の憶記。るけ続み歩を道るじ信てめ求を想理は私、らかだ界世くゆてき生が私、らかだ生人の私。いなしはりたし望絶てし決。いなけ背を目。いなさ出げ逃らか実現は私らかだ。
だずはるあで界世の想理てっとに間人、がそこ中の世るれらけ続ち持くな理無を心なんそ。だずはるあで徳美はれそ、てっとに間人もで。さ粋純いならなかしにせか足はてっとに物動生野。
を瞳な垢無いなら知を実現いし厳てしそ。瞳だん澄きなれ汚。瞳の鳥小たいてめつ見にぐすっまを私。いなきでがとこるれ忘もでまい、にのなずはの事来出いなら足にる取。い会出のと鳥小たしらたもが然偶。
かうろだのるいてっ回び飛を空もで今。かうろだのたせ残を孫子に事無。うろだのたっなうどは鳥小のあ。つたも年何らかれあ。
らかだのいなけいはてき生は物動生野、ばれけなら知をさしろ恐の間人てしそ、はていてっ頼に間人。だきべくおを離距は物動生野と人、来本。たっ払い追を鳥若、は私らかだ。うろだのたいて見を子様、で配心が供子のりかばたっ立巣てしそ。うろだのな子親は羽2のことっき。にとこるいてっま止が鳥た似くよ、にく近ぐす。だのたい付気。うほの私はのたっ破を寂静のそ。たい続くらばしは間時な的常日非、うあめつ見が鳥の生野と人。らかたいてっ思とくいてげ逃にぐす。たっ惑戸は私。
たいてめつ見を私くなも子様るれ恐、りま止に腕の私は鳥小にとこたい驚。たべ伸し差を手、け開を窓に重慎にうよいなま挟を足の鳥小は私。
だのたいてっなくなけいもにろ後もに横、めたるいていつっくに窓が面正の体。いなべ飛かしに前は鳥の通普。だのたいていがもてっま止に分部居敷の窓、羽一が鳥小。たい驚てけ開をンテーカてしそ。だうよるいがか何に外の窓。たしま覚を目で音物な妙奇は私、く早もりよる鳴がしま覚目。
事来出の時たいに家実が私はれそ。るあがとこす出い思とる見を鳥。
注:苦情お断り。
逆さ文章の元ネタ(2004年5月に掲載した「ハトの観察日記、外伝」)
・・・久しぶりにやっちゃいました。大ポカテキストを掲載して、何日もたってから大幅修正ってやつを。
というのは前回掲載した日記のことなんですが、真面目テキストとして掲載した文章(過剰品質)の導入部分を、3日後にごっそり書き直しました。
書き直したのは導入部分だけなので、内容そのものは変わっていないのですが、読んだときの印象はずいぶん違うはずです。なにせ変更前は、「真面目に働くなんてバカらしい」という意味に取られかねないものでしたから。これは私の考えとは正反対であるうえ、ここが「真面目な人養成&応援サイト(笑)」である以上、非常にまずいわけです。
でも品質を題材にしたテキストでヘマをやらなくてもねぇ。しかもそのテキストには、「自分が納得できるもの(テキスト)を掲載するという、品質へのこだわりは持ち続けたいと思います。」なんて書いているんですからね。あはは・・・
裏話をすると、前回はパパッと日記に書けるようなネタがなかったので、そんな時のために大切に保管していた書きかけの真面目テキストから、あれを選んで書くことにしたんです。それで10以上もある書きかけテキスト(汗)からなぜ「品質」の話を選んだかというと、このところ執筆意欲の低下が気になっていたからです。ようは自分に活を入れるためでもあったんです。最後の逆さ文章の元ネタにあのテキスト(2004年5月に掲載した「ハトの観察日記、外伝」)を選んだのも、そんな意味があったわけです。
もっとも、「自分に活を入れるために書く」ということ自体は問題なかったと思うんですよ。問題があったのは、書きかけの状態で放置していたテキストを利用したってこと。だって普通なら、書こうとした時に書き上げてすぐに掲載しますよね? なのになぜ過剰品質の話が放置されていたかというと、それは書いている途中で挫折したからであって、つまり・・・
・・・ね?
コンピュータゲームのソフトの中に、「THE ○○」というタイトルが付けられたものがあります。この○○の中には
“将棋” とか “麻雀” というような様々な単語が入るのですが、このシリーズ専用コーナーを設けている店もあるくらい、様々なソフトが様々なタイトルで売られています。
先日ゲームショップに入った時のことです。このシリーズで凄いタイトルを見つけました。その名も、
「THE 転職」
何をどう読み間違えたのか、いまだにさっぱり分かりません。もちろん、つい買いそうになったなんて事実はありません。ないんだってば! お願い、信じて!
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