3:トレス

下描きをした紙の上にカラー原稿用の紙を重ねて、トレス台を使って下絵を写します。
以前は耐水性のインク(グレーやアンバー)をペンにつけてペン描きしたり、色鉛筆やコンテペンシルと、色々試してみましたが、今は普通の鉛筆がお気に入り。 2Bの黒鉛筆を使ってます。
同業の友人に教わったやり方なんだけど、インクぼて等の失敗も少なく、描き損じは消せるし、強弱も付け易く、時間も短縮できる。仕上がりも優しい感じで、女性誌にはピッタリ(と、思うんだけど…)。
持つべきものは友達です!?

コマの線と、フキダシは、明るい緑(コピーに写らない色)のシャーペンで仮入れ。
下のコマの男女の目線の間には、集中線を入れるためのポイントを、後で消せるように鉛筆で入れてあります(見えるかな?)。
男の右腕は一本になりました(当たり前だ)。

タイトル文字等が入る事を考えて、人物を少し右下に寄せました。
下絵トレスをすると、こういう構図の手直しも楽。
バックの雲や、天使の輪は、後で色付けで入れる事にしたので、鉛筆描きはしません。

 

back top next